システムアーキテクト~論文対策(その5)

午後1の問題演習を一通り終えたので、午後2の論文対策に移行します。事前にお試しで書いたときは、何を書けばいいのかわからず、ボロボロだったので、論文対策専用の参考書を購入することにしました。

今回購入したのは、アイテックの「システムアーキテクト 合格論文の書き方・事例集」です。最初、合格論文の事例集がメインに載っているものだと思っていましたが、半分近くが書き方に関する説明が書かれており、とても参考になります。特に、論文設計ワークシートは、何を書けば良いのかを考える骨子となり、助かります。

さっそく論文を1本書いてみました。解答用紙は、示現塾のサイトから入手しました。まずは論文設計を行ないます。初めてなのであまり量にはこだわらず、最低限のものを書き出しました。そして、いざ執筆してみましたが、以下のような感想を得ました。

  • 予想以上に手が疲れる
  • 気をつけないと書いている内容がぶれる

最初の手の疲れですが、想像以上に手が疲れます。マス目のなかに、見やすくはっきりと書くことが、単純に流し書きをするのに比べ、疲れる原因かもしれません。手が疲れるのは仕方ないことですが、それによって字が大きく乱れないように意識することが大切だと思いました。

二点目の内容のぶれですが、設計で挙げた項目が少ないと、執筆しながら思い浮かんだことを補足していくことになります。ところが、自分の経験からこれは良いと思って取り出したものが、論文の題意から逸れていたことが何回かありました。全体を見渡さず、そのとき書いている文章のみに意識が集中してしまうと、こういう誤りが起きるようです。ただ、全体の設計を意識して書いていると、そうしたずれた文章は、比較的早い段階で気がつくことができます。理想的には、設計の段階で書くべき項目を全て挙げきり、執筆中に項目の付け足しをしないことですが、まだそこまで引き出しが整理できていないようです。どうしても、執筆しながら足りない項目を補う形になってしまいます。

ところで、このほかに一点毛色の違う悩みがあります。それは、対象とする業務の話です。一番書きやすく引き出しの多いプロジェクトは、比較的製品の範囲が狭く、特定される可能性がある点です。とはいえ、あまりぼかして書くと、具体性が乏しくなり、マイナスイメージになります。今のところ、ベースはそのままで別の製品に内容を擦りかえられないか検討しています。

以上のような形で、論文対策が始まりました。論文は試験までに5本書くことを目標にしています。運の悪いことに、これから仕事が忙しくなりそうですが、隙間時間を活用して頑張りたいと思います。初めて1本書き上げるという腰の重い作業を終えたので、あとは突っ走るだけです。

午前は、どうしましょう…。高度午前共通の本でも買っておこうかな。

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コメント

  1. CAP より:

    初論文、お疲れ様です☆
    初めて書く論文は、本当に大変ですよね。
    私も当初の初論文が大変だったのを覚えております。

    やはり途中で書いている内容が分からなくなってしまいますよねぇ。
    問題文を引用するとブレにくくなるのですが、引用しすぎると工夫点が少なくなってしまいます…
    一般論(問題文)と実務(工夫点)の記述バランスが本当に難しいです。

    でも論文はあれこれ考えるよりもとにかく書かないと仕方がないので、私も時間を作って何本か書いてみます!

  2. bokupi より:

    >CAPさん
    とにかく数をこなさないと、と思いつつ、今週は忙しくて手付かずでした。
    目標は全部で5本と掲げましたが、達成できるか微妙な状況に…(><)。

    問題文の引用と工夫点のバランスは悩ましいですね。
    ただ話がぶれるくらいなら、工夫点が少なくなっても、
    筋が通ったほうが良いのかな、と思います。
    より低いレベルの評価ポイントから、着実に押さえていけるようになりたいです。