宮城の旅

2009年10月31日~11月01日にかけて、宮城を旅してきました。

9時32分発のやまびこ47号で、東京駅から古川駅まで移動します。切符の購入が遅くなり、グリーン車しか取れなかったので、ちょっと贅沢な席になっています。古川駅に到着したら、陸羽東線に乗り換えて、鳴子温泉駅へ向かいます。

鳴子温泉駅に着いたら、バスの紅葉号に乗って鳴子峡入口へ。さっそく遊歩道を歩いていき、渓谷を散策します。天気はあいにくですが、木々は見事に色づいています。鮮やかに染まった木々の様子と、剥き出しになった岩肌の組合せを楽しみます。そして、大谷観音のあたりまで行くと、通行止め。ここから先が渓谷らしさが増すというのに、残念です。仕方ないので、階段を上り渓谷を抜けます。

道なりに歩いて、鳴子トンネルを抜けると、日本こけし館へ到着です。でも、その前に腹ごしらえ。さつき亭にてチキンカツセットをいただきました。

それから日本こけし館へ。様々なこけしの展示や、こけし製作の実演などを楽しみました。このように、多くのこけしが居並ぶと、それぞれの表情の違いが見えてきて面白いですね。お土産に、こけしの楊枝入れを購入しました。日本こけし館を出ると、隣にある皇太明神神社にて、天気の回復を祈願しました。

それから、鳴子公園を抜けて、鳴子温泉街を目指します。着いた頃にはだいぶ日が落ちていました。てくてくと散策して、早稲田桟敷湯へ。お湯のほうは、硫黄の強い匂いがして、湯の花もたくさん舞っています。味は、何かわかりませんが、微かに味がしました。こうして散策疲れを癒したあとは、鳴子温泉駅へ向かいます。ちなみに、滝の湯にも寄りたかったですが、電車の都合で諦めました。

鳴子温泉駅から陸羽東線にて、古川駅に到着です。ここで新幹線に乗り換えるのですが、乗り継ぎが良くなくて、1時間ほど待ちます。せっかくなので、駅の外に出てみたものの、日没後なのであまり散策するところもなく、神戸屋で一服しながら新幹線の到着を待ちました。

そして、到着した新幹線に乗り、仙台駅に到着。夕食は、駅ビル内にある、すてーきはうす伊勢屋。味味膳(青葉)を頼み、仙台牛を満喫します。柔らかくて、とても美味しいです。もう、一切れでご飯一杯いけるぐらいですね。久しぶりに、美味しさで感動しました。お酒は、一ノ蔵をいただきました。

その後は夜の仙台を散策です。ヨドバシカメラで気になるデジカメをチェックしたり、丸善で本を探したり、まるで東京にいるかのような。程なくしてホテルにチェックインし、就寝。

朝食を済ませたら、仙台駅へ向かいます。東北本線に乗って目指す先は松島駅。当初は午後に来る予定でしたが、天気が崩れそうなので、先に松島へ向かいました。

てくてくと海岸沿いに歩きます。最初に見えてきたのが福浦島。出会い橋を渡って島に上陸します。そこそこの広さがあります。ぐるっと外側を回り、途中弁財天などを見ました。続いて向かった先は五大堂。足元に気をつけつつ、透かし橋を渡ります。とにかく人が多いですね。

それから、中央広場で日本三景碑を見つけました。思えば、春の天橋立に始まり、夏の宮島、そして秋の松島、この一年で日本三景を全て訪れることができました。

続いては、瑞巌寺へ向かいます。杉並木の参道を抜けると、そこに瑞巌寺はありました。さっそく拝観します。庫裡内を見学することも出来ました。一番奥にある広間には、様々な美術品が展示されていました。何だか圧倒されますね。

瑞巌寺を後にして、観瀾亭を横目に見つつ、向かった先は雄島です。渡月橋の手前から見た姿は美しいですね。島内に入り、座禅堂や頼賢碑を見学しました。その後は、少し遠いですが、双観山を目指します。10分歩いて到着しました。さっそく展望台からの眺めを楽しみます。もうちょっと太陽の光が当たれば、一層きれいなのでしょうが、今回の天気ではいま一歩でした。

ひとしきり見たいところは見終えたので、松島海岸駅へ向かいます。が、ここに来て、少し晴れ間が見えてきました。う~ん、もう少し早く晴れてくれていたら…

松島海岸駅から仙石線で、本塩釜駅まで移動します。本塩釜駅に着いたら、まずは腹ごしらえ。一ノ森寿司にて、特上をいただきました。最後には秋刀魚のつみれ汁も付いて、まいう~です。

それから塩釜神社へ行き、参拝を済ませます。ちょうど結婚式が行われていたり、七五三の子供たちがいたり、賑わっていました。

塩釜神社の参拝を終えると、仙石線に乗って仙台駅まで行きます。そこからバスで青葉城址を目指すのですが、ちょっとタイミングが合わずに30分ほど待ちます。で、着いた頃には既に真っ暗でした。とりあえず政宗公像は見られたので良いかなあ、と思います。仙台の夜景も見下ろすことができました。

帰りは再びバスで、仙台駅へ戻ります。本当は、はらこ飯のために亘理町にも行きたかったのですが、時間的に厳しいので断念です。代わりに、駅弁で楽しむことにしました。ただ、亘理町も時間も見込んでいたため、事前に買っておいた新幹線の切符は、1時間後の発車。お土産に胡麻擦り団子を買った後は、駅構内でまったりしつつ、到着した新幹線に乗りました。

こうして今回の旅は終了です。これまで仙台は、東北の玄関口として何回か訪れていましたが、周辺を含めてきちんと旅をしたのは、今回が初めてです。いろいろ見どころがありましたね。またいつか訪れたいと思います。

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