一足先に「クライマックス」を迎えた電王に続き、プリキュア5もいよいよあと1話を残すのみです。ここに来て、一気に物語の展開が加速しました。そこで、今回は主に後半戦のナイトメア社にフューチャーして語りたいと思います。
まず、ブラッディさんは、もっと良い戦いを見せてくれそうだったのに、残念な退場でした。てか、最後の戦いでも見せていたスピードや超音波など、絶対強いと思うんだけどなあ…、毎回引くのが早すぎると思います。一方のブンビーさんは、さりげなく生き残りフラグが。あれぐらいで倒れるわけないですし、カワリーノさんもそれを分かっていたと思います。情けをかけたのか、消すまでもないということなのか。ブラッディさんへの仕打ちを見てると、後者のような気がします。
また、ハデーニャさんは、退場寸前に人格が変わったのが印象的でした。やけに人間くさくなったというか。追い詰められておかしくなったとも見えますが、脚本がハデーニャさんのキャラを理解していなかったに一票。
そして、実は黒幕ではないかと噂されたカワリーノさんですが、忠実にデスパライアさまの部下でした。何か珍しいですね、こうして真に崇拝しているのって。裏返しに、それ以外の存在に対しては、極めて冷淡。そんなカワリーノさんのモチーフは、やはりカメレオン。その姿を真似る擬態能力は、パルミエ王国の門の件や、コレット強奪の件で披露されてきましたが、さらに、相手の技を真似て跳ね返すという能力がありました。そしてカメレオンといえば、やはり武器は長い舌だと思うのですが、それはカワリーノさんの名誉のためか、封印されたようです。
ところで、物語としても面白い展開がありました。物言わず何の役にも立たないナイトメア黒子社員でしたが、実は絶望の仮面を被ったパルミエ王国の住人だったのです！…と、ここまでは予想していたのですが、住人が戻ったのならコレットの力を借りなくても良い、という展開になるとは思いませんでした。確かにそういうのもありか！
一方、コレットで願いを叶えたデスパライアさまはどうなるのでしょうか。そもそもデスパライアさまってピッコロみたいに永遠の若さを願ったのでしたっけ、それとも不老不死でしたっけ。後者なら、デスパライアさまが改心するしか解決策がないかと思います。被っていた仮面がコレット発動によって壊れたことは、何かしらの意味がありそうです。
というわけで残り一話を楽しみたいと思います。そして次回作にも期待ですね。ナイトメア社に負けぬ、愛すべき敵組織が出てくることを、期待しています。