台北旅行

2011年04月15日~17日にかけて、台北を旅してきました。海外一人旅は初めてです。HISのフリープランのツアーを利用しました。

初日、15時55分発の飛行機に乗るため、14時すぎに成田空港第二ターミナル駅に到着しました。成田空港は4年ぶりなので、羽田空港と違いちょっとドキドキ。ターミナルに入る前にセキュリティのためのパスポートチェックを済ませ、それから案内に従いロビーに出ます。特にシーズンでもないので、がらんとしてますね。そんな中、チェックインカウンターを探して、チェックインを完了しました。ここから基本英語になるのですね。

その後は、天亭にて昼食をとり、それから書店で「地球の歩き方台北版」を購入。ネット上の情報だけでなく、体系的にまとまったガイドブックもあったほうが便利です。とりあえず用事はひと通り済んだので、とっとと搭乗手続きを済ませました。荷物検査を普通に終えて、それから出国審査。特に何事もなく、見送られて、搭乗口へ。搭乗口前のロビーで座って待機です。周りはほとんど中国語で、徐々に異国感。

時間になり、搭乗して出発。時間的に軽食かなあ、と思ったら、普通に機内食が出ました。ビーフかチキンか選べたので、チキンを選んでみました。その後はウトウトしながら、到着を待ちます。さすがに最後の1時間くらいは、ちょっと体が疲れてきたので、軽くストレッチ。そうしたら、まもなく着陸のアナウンス。眼下に台湾の街並みが見えてきて、テンションが高まります。着陸したら、割とすぐに携帯の利用ができます。国内線だと、機外へ出るまで駄目なので、これは新鮮でした。

到着後は入国審査。ちょっと緊張感が漂います。飛行機内で渡された入国カードは、きちんと書いていたので、特にお咎めなしで、通過できました。それから、両替を20,000円分行ない、到着ロビーで現地の係員の方と合流です。ツアー客が集まったら、ワンボックスカーで各自のホテルへ移動します。車内では、日程などについて説明がありました。うちはフリープランなので、最終日の集合時刻だけ気にすれば良いです。

今回宿泊するホテルは、山水閣大飯店。先ほどもらった日程表とパスポートを提示して、チェックイン完了です。片言の英語とジェスチャー+日本語で、何とかなりました。部屋に着いたら少し休憩。まずは、携帯電話を海外パケホーダイ対応の事業者接続に切り替えました。現地に着くと、自動で時差補正をしてくれたり、携帯電話ってかなりできる子です。ひと通りの設定を終えて、テレビのチャンネルを回すと、「カードキャプターさくら」とか放送していたので、ついつい見てしまいました。そして、夕食をとりに夜の台北散策へ。

話に聞いていた排気ガスは思ったほど気になりません。街の匂いとしては、食べ物の匂いと香水のような匂いと排気ガスの匂い、といった感じでしょうか。気温は暖かく、ちょっとむわっとした感じです。一応長袖でもギリギリ大丈夫な感じ。

街を歩いていて一番日本との違いを感じるのは、交通ですね。原付が日本でいう自転車のような感覚です。普通に歩道を走行してくるので、最初は驚きました。あとは、横断歩道で、日本なら右左折車が歩行者を待つような状況でも、車がギリギリ走りきれるような距離だったら、待たずに進んできます。なので、逆に日本人が気を利かせて、小走りで早く渡ろうとすると危ないな、と感じました。

ちなみに、夕食は青葉というお店でいただくつもりでしたが、ホテルでのんびりしていたことと、少々道に迷っていたことで、ラストオーダーの時間を過ぎてしまいました。さて、次の一手を用意してなかったので、困ってしまいます。とりあえず携帯でいろいろ調べつつ、夜の台北を散策。結局人間茶館という、ファーストフード風のところで、烏龍茶といんげん豆を食べました。台湾らしく、砂糖入りの烏龍茶です。そんな感じで、初日は出鼻をくじかれてしまいましたが、台北のリズムは多少わかった気がします。

ホテルに戻ってきたのは、0時くらい。「あずきちゃん」を見つつ、まったりして、2時くらいに就寝。

二日目、7時くらいに起きて、朝の支度と朝食を済ませました。そして、9時すぎにホテルを出発。

MRTの民権西路駅に行き、中正紀念堂駅へ。中正紀念堂は、駅を出て少し歩いた先にありました。公園になっており、国家戯劇院や国家音楽院があります。なんかコンサートでもあるのか、大量の椅子を並べる準備をしていました。そうした光景を横目に、てくてくと進んでいくと、奥に中正紀念堂が見えてきました。階段を登って行くと、そこには人だかり。ちょうど10時だったので、衛兵交代式が行われていました。衛兵交代の様子は、人々の頭越しにちょっとだけ見ることができました。もともとタイミングを狙っていたわけではないので、ラッキーでした。

その後はベンチで少し休憩をして、総統府に向かいます。すると道の先に茶色い建物が見えてきました。さすが総統府なので、近くの道には警官が配備されていて、ちょっと物々しいですね。

続いて龍山寺に行くつもりでしたが、西門町にも行ってみたくなり、結局進路を変えました。裏道のようなところを進んでいくと、少し街が華やかな感じになってきました。西門町に到着です。一気に若者比率が高まり、活気に溢れています。アニメイトなどアニメ漫画関連のショップが2軒あったので、入店してみました。プリキュア関連を期待していたのですが、残念ながらまったくありませんでした。代わりに、「らき☆すた」8巻の現地版(幸運☆星)を買いました。8巻は日本版をまだ持っていないかもしれません。

西門町を満喫したあとは、西門町駅からMRTに乗り、市政府駅に行きました。ここでまさかの雨が降り始めました。折畳み傘は持参したのですが、部屋の大きな鞄に置いてきてしまいました。そこそこ降っていますが、土砂降りではないので、傘なしで行動します。

まず、台北牛乳大王に行き、パパイヤミルクとクロワッサンサンドをいただきました。パパイヤミルクは濃厚でおいしいですね~!クロワッサンサンドもお腹が空いていたので、がぶつきました。その後は台北101へ向かいます。実際に眼前にすると、圧倒される高さですね。雲がかかっていることもあり、天空への塔に見えます。広角側28mmのコンデジでは、1枚に収めきれませんでした。

展望台に行くため、入り口を探します。正面入口っぽいほうへ移動すると、すごいたくさんの人たち!雨のせいでみんな雨宿りをしているようです。あまりの人の多さに嫌な予感を抱きつつ、展望台入り口のある5階へ。すると、案の定そこには大行列がありました。目視300人くらい。さすがにひとりで待つのはつらそうなので、諦めることにしました。

その後は、鼎泰豊で小龍包を食べるため、忠孝東路を進みます。途中に国父記念館があったので、ちょっと寄り道したり。しかし、結構歩きますね。だんだん街が賑やかになってきました。繁華街って感じです。そんな賑やか感を楽しみながら、てくてくと進んで行ったら、鼎泰豊の本店を見過ごしてしまったようです。なので、太平洋SOGO内にある支店へ向かうことにしました。

こちらも、たくさんの人達が並んでいます。まず入り口付近にいる店員さんに話すと、番号入り注文票をもらえるので、それに注文を書いて渡します。言葉は英語が通じたので、良かったです。人はたくさんいましたが、思ったより早く入ることができました。

注文したのは、小龍包と牛肉麺と台湾ビール。台湾にきてから、一番台湾らしい食事です。とても美味しくて満足です~!昼からビールですが、無問題!

それから、次の行き先を決めるため、広場で携帯をいじっていたら、黒人の旅行客から道を尋ねられました。当然うちには分からないので、日本人であることを伝えて、わっはっはっは、そーりー、となって終わり。

故宮博物院が夕方の18時30分以降無料開放になるので、それまで待とうか悩みましたが、他に行く予定もないので、向かうことにしました。タクシーをつかまえて、筆談で行き先を説明。ドアは自動ドアじゃないので、ちゃんと閉めたつもりが半ドアになってしまい、ちょっと失敗。

20分くらいして、故宮博物院に到着しました。入場チケットを買って、いざ鑑賞。展示スペースはとにかく広いです。うちが今まで見てきた博物館のなかでは最大ですね。様々な展示があり、興味深く鑑賞しました。特に、陶器など日本では見られない色合いや組合せも多く、面白かったですね。またとてもたくさんの展示物があるために、風合いや光沢によって、ずいぶんと作品の見え方が変わってくることに気づけます。

最上階フロアには、有名な豚の角煮や白菜の像がありました。実に美味しそう…。想像していたより、ずっと小さいんですね。拳大の大きさがあるかないか程度でした。あと、ねこ専門の展示コーナーなどもあって、熱かったです。

結局2時間近く館内を歩き回りました。さすがに足が棒になっています。実際、途中に館内のベンチで休憩したりしました。

続いて向かう先は、士林夜市。バスに乗っても良かったですが、歩けない距離でもないので、歩くことにしました。ところが、向かいたい方向に進むためには、道路の向かい側に行かなくてはならないのですが、横断歩道が近くに見当たりません。ようやく見つけた信号は、点滅表示で、注意して渡れ、の意。6車線道路なんですけどね…なんとか渡りきりました。

士林駅前に着いたら、夜市の場所を検索。それっぽい場所を目指して進むと、急に人が増えて、屋台が見えてきました。ときどき現れる臭豆腐の匂いに鼻をつまみながら、通りを何回か往復します。結局揚げ物類と、カットフルーツ(マンゴとパパイヤ)を買いました。揚げ物のほうはちょっと口に合わなかったかな。お薦めされたチキンは、たぶん別物だと思います。カットフルーツは、ホテルに戻ってから食べましたが、とてもおいしかったです!こんな山盛のマンゴーを食べたのは、これが初めてです。

夜市を満喫したあとは、MRTで士林駅から民権西路駅に向かい、そこからホテルへ帰ります。士林駅に向かう途中、間違えて裏道のほうへ進んでしまい、野良犬とかいてちょっと怖かったり。民権西路駅では、入ったところと違う場所から出てきたので、少し迷ってしまいました。

ホテルに戻ったあとは、先ほどのカットフルーツを頬張りつつ、テレビを見ます。この日はさすがに疲れたので、0時30分くらいに就寝。

三日目、とうとう最終日。6時30分くらいに起きて、朝支度と朝ごはんを済ませます。8時30分すぎにホテルのチェックアウトを済ませて、ツアーのバスを待ちます。程なくしてバスが到着し、出発。DFSに立ち寄るので、そこでお土産を買うことにしました。係員の方から、バーコード入りの紙を渡されますので、これがあればパスポートが手元になくてもDFSで買い物ができます。お土産は、パイナップルケーキなどのお菓子と、妹に頼まれてるご当地シリーズ。

DFSでの買い物が終わったら、バスにしばらく揺られて、桃園空港に到着。あとは各自でチェクインを済ませます。チェックインを済ませたら、両替で日本円に戻します。念のため、少額分は現地通貨のまま手元に残しておきます。桃園空港第1ターミナルは工事中で、ロビーがうるさかったので、荷物検査を済ませて、搭乗口に移動しました。日本と違い、荷物はすべて自分でベルトコンベアに載せます。

搭乗口に入ったあとは、出国審査。こちらはわりとにこやかでした。人によるんでしょうか。ここまで終えれば、あとは飛行機に乗るだけなので、気楽です。サンリオショップのDFSで他にご当地グッズがないか店員さんに聞いたら、メモ帳があったので、それを買いました。それから搭乗口前のロビーへ移動します。ここでパスポートチェックが入るのですね。

イスに腰掛けたあとは、喉が乾いたので自動販売機でペットボトルを購入します。実は台湾で自動販売機を使うのは、これが初めてでした。台湾の自動販売機はお釣りが出ないので、ぴったりの額を入れないといけないのです。

こうして、飛行機の出発時刻がやってきて、台湾を発ちました。帰りの機内食は、ビーフを選択。うん、個人的にはチキンよりビーフのほうが好きですね。それと、成田に着く手前で外を眺めると、雲上に顔を出す富士山を見ることができました。

17時30分、成田空港に到着後は、入国審査を終えて、税関の申告。何も申告する必要がない場合は、その旨を申告カードに書かなくてはいけません。申告するものがある人だけ、提出するものだと勘違いしていました。税関を通ったら、あとは電車でおうちに帰るだけ。しかし、ホームを間違えたりして、乗り過ごし、結局1時間30分くらい、成田空港で待つはめになりました。

このような感じで、海外初ひとり旅は終了です。計画不足でわたわたした部分もありましたが、概ね行きたいとこに行けたり、食べたいものを食べたりできたので、良かったです。結局中国語は、シエシエ、ハオチー、ザイチェン(バイバイ)しか使っていませんね。ごめんなさい、を表すドゥイブチーは使ってないです。そういうシーンがなかったことと、ジェスチャーのほうが早いということが、原因でしょうか。とりあえず、事務的な会話は英語で済ませ、現地語は感情や気持ちを伝える言葉に絞るというやり方がいいかなあ、と感じました。

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コメント

  1. こやまる より:

    こんにちは~。
    台北レポ、じっくり読ませていただきました!
    あの夜の屋台の写真を見ただけで私も行きたくなってきました。
    (有効期間5年のパスポートもまだまだ使えますし)
    よく話に聞く食中毒が恐いですが、その当たりは平気だったのでしょうか?

    移動時間も短いはずなのに、しっかりした機内食が出るとはびっくりです。
    最近は経費節約でサービスの飲み物も出ない航空会社が多いというのに。
    空港で「地球の歩き方」を買うのにも驚きました。
    私は旅行の情報収集はネットではなくガイドブックから入るタイプですので(^^;。

    今回の海外旅行の経験により、次回はヨーロッパなどの
    もう少し遠くを目指されるのでしょーか?
    では!

  2. bokupi より:

    To: こやまるさん

    おはようございます!
    読んでいただき、ありがとうございます。
    屋台に関しては、人によってはお腹を壊すかもしれないと聞かされていたので、
    不安でしたが、せっかく台湾にきたので行っておきたいと思い、食べてきました。

    とりあえず、一晩経ってもお腹に異常はなかったので、安心しました。
    (うちは比較的お腹が弱いほうなので、ドキドキでした)

    「地球の歩き方」などのガイドブックは、もっと早くに買っておくべきだと実感しました。
    国内旅行であればネットで十分情報が収集できますが、
    海外となると、ネットだけでは心許ないですね。

    次回はヨーロッパではありませんが、アジアを飛び出すつもりです。
    しばらくは、東/東南アジアと欧米を回りたいなあと思っています。
    ムルモの旅の海外展開も期待してます!