善光寺・上田・別所温泉日帰りの旅

2012年09月23日、友人と長野を旅してきました。当初は一泊二日の予定でしたが、友人の仕事の都合で、日帰り旅行となりました。しかし、なかなか密度の濃い旅でした。

写真はこちら!

7時30分ごろ家を出発して、8時30分ごろ東京駅に着きました。友人と合流するまで、ワンセグでプリキュアタイム。9時手前に友人と合流し、新幹線ホームへ。朝食は軽く済ましていたので、弁当ではなくカツサンドを買いました。

そして長野新幹線で一路長野へ向かいます。11時手前に到着しました。天気はあいにくの雨。駅前からバスが出ていたので、善光寺まで乗っていきます。善光寺大門停留所で下車すると、そこは伝統色漂う良い雰囲気の通り。雨に濡れた石造りの道路が、街路樹の松の木と合います。

石畳の参道を歩いていくと、見えてきたのは仁王門。立派な仁王像が居並んでいます。木造の曲面が美しく、同時に力強さも感じさせます。仁王像の周りの柵には、たくさんの草履が吊り下げられていました。これは何かの風習なのでしょうかね。

そこから、土産物通りを抜けていくと、山門が見えてきました。手前の境内には、六地蔵やぬれ仏が鎮座しています。雨除けのために、たくさんの鳩が山門の屋根の下に留まっていました。

山門を抜けると、いよいよ本堂の登場です。さすがの迫力に圧巻です。本堂の中には、上がることが出来ます。体の悪いところを撫でると、そこが良くなる、という像があったのですが、特定の部位がだいぶ剥げていました。みんな撫ですぎ。

本堂からの帰り道、経蔵や大勧進、水子観音などを観て、善光寺の境内をあとにしました。

帰り道、参道沿いにあった九九や旬粋にて、そばクレープの文字が目に飛び込んできました。長野といえば蕎麦、ということで、いただくことにしました。たくさんの種類があって目移りしてしまいますが、1番のシナモンと完熟りんごのシロップ煮にしました。甘い中身に、さっぱりしたそば粉クレープが良く合いますね。

その後は、友人に付き合って、唐辛子の専門店へ。それからバスに乗って長野駅に戻りました。

次に向かうのは、上田駅。ローカル線だと40分掛かりますが、新幹線なら10分で着きます。というわけで、贅沢にも新幹線を利用しました。

上田駅に着きました。駅前には、大きな水車があります。オブジェなのか、実用なのか、気になります。と考えつつ、まずは昼食へ。駅前のビルのなかにあった、りんせん穀に入店しました。頼んだのは信州そば三昧セット。とろろ、山菜天ぷら、なめこと、3種類のそばが楽しめます。なかなかコシがあっておいしいですね。川魚の甘露煮やお新香の小皿もつき、サラダやスープバーもあります。というわけで、満足。

腹ごしらえも済んだところで、向かうは上田城跡公園。途中道に不安を覚えながらも、無事に着きました。二の丸橋を渡って東虎口櫓門に行くと、コスプレをしたスタッフの方が、水捌け作業をしていました。

まずは南櫓へ。2階建ての櫓のなかに、上田城に関するパネル展示や模型展示などがあります。その後は建屋を抜けて北櫓へ。こちらは展示はあまりなく、メインは南櫓の展示ですね。

続いて、真田神社に向かいます。参道に並ぶ六文銭の軍旗が、真田感を高めてくれます。社のそばには、真田赤備え兜のモニュメントもありました。

その後は、本丸広場へ。たくさんの石碑が点在しているけど、それぞれ何の石碑なのか、よくわかりません(苦笑。それからぐるりと回って、唯一当時のまま現存する西櫓を歩きながら眺めます。残念ながら、こちらは近くで見学することはできません。

次に向かったのは、山本懸記念館。木版画家で、その後農民美術の普及に尽力した人です。そのため、本人の絵画作品というより、活動の歴史や、他の作家のギャラリーが中心の造りになっています。

次は、上田市立博物館へ。古代から近世まで、上田市に関わる様々な展示を見ることができます。銭升や版画の展示が目に止まりました。普段目にすることのない古い道具は、新鮮に映って良いです。

こうして、上田城跡公園をあとにしました。公園を出てすぐのところに、上田市観光会館があります。ふらりと寄ってみました。中には、真田氏ゆかりの土産物が売られています。ストラップとか小物系を買おうかな、と思いつつ、ぐっと我慢。

てくてくと上田の街並みを歩き、次に向かった先は、池波正太郎真田太平記館。友人の希望で立ち寄りました。自分は歴史小説は読まないのですが、こういうふうに史実を探って物語を作っているのか、と思うと、興味が湧いてきますね。全部で5つのゾーンに分かれているのですが、4つ目のビデオ展示がとても面白かったです。全部で4種類あったのらしいですが、時間の都合で2本だけ見ました。

見学を終えて外へ出ると、太陽が顔を出していました。う~ん、このタイミングで晴れてくるかあ、もう少し早ければ嬉しかったのに。そんなことを思いながら、上田駅へ向かいます。

駅前の竹風堂にて、栗あんソフトクリームをいただきました。

次に向かった先は、別所温泉。上田駅から別所線に乗って30分ほどで着きます。別所線の車内は、木目調の車体に、えんじ色のシートとなっており、レトロで落ち着く感じが素敵です。その一方、駅には、存続支援キャラクターである北条まどかさんの萌えパネルが置かれており、こちらも素敵です。

別所温泉駅に着いたら、数分歩いて、あいそめの湯へ。内湯1つに露天1つ、広さはそこそこあります。硫黄の匂いが強くて、いかにも温泉といった感じです。味はなく、温度はぬるめ。飲用できるので、一口飲んでみました。ちょうど、夕暮れのタイミングだったので、露天風呂で夕闇に包まれていく外の様子を眺めるのが、とても気持ちよかったです。いかにも旅の終わりといった、良い雰囲気を味わうことができました。

風呂あがりは、お約束のコーヒー牛乳。それからマッサージチェア。これは外せないです!

ぽかぽか湯上り良い気分で、別所温泉駅へ。別所温泉駅の展示ケースが、キティさん人形や、サマーウォーズ関連だったり、地味に面白かったです。電車がやって来たので、乗車して、上田駅に戻ります。往きに比べて、帰りはあっという間に感じますねえ。

夕食は、駅ビルにあるゆう杉へ。昼間に入ったお店の系列店のようです。刺身や焼き鳥、サラダなど、いろいろなメニューをつついて、旅の締めくくりをします。一人と違って、いろいろな種類のものを楽しめるのが、嬉しいです。お酒は、地酒の瀧澤と、そば焼酎の佐久の花。それから豚もつ鍋を頼んだのですが、これが量を見誤って、かなり満腹になりました。それでも最後は蕎麦で締めたいので、くるみ蕎麦をいただきました。

店を出たら、あとは新幹線に乗って戻るだけ。うつらうつらとしながら、あっという間の上野です。というわけで、今回の旅も、無事お開きとなりました。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする