ソウルの旅~2日目(その3)

7時すぎに起床。ホテルの朝食はないので、のんびりと朝支度を済ませます。そして9時すぎに出発。

ホテルを出て北の方へ進みます。この界隈は、機械部品を扱うお店が軒を連ねています。なんか秋葉のパーツ街を歩いている気分になります。

そして、宗廟に行くつもりでしたが、行き過ぎて着いた先は、昌徳宮でした。実は、帰国して調べるまで、ずっと宗廟だと思っていました^-^;。

窓口でチケットを購入して、いざ入場。色鮮やかな紅葉が迎えてくれます。錦川橋を渡り、進善門を抜けて、仁政殿へ。ここは、昌徳宮の中心的な場所で、さまざまな公式行事が執り行われた場所です。正○位と書かれた石碑や、周囲を囲む柱の回廊などが、特徴的です。色合いは、中国のように派手ではないけれど、日本ほど質素ではない、その中間的な雰囲気を感じました。同じ地域に暮らしているからこそ、そうしたちょっとした違いに、目が行くのかな、と思いました。

それから、青瓦の宣政殿や大造殿、王と王妃が暮らした報春亭や喜雨楼などを回りました。とにかく紅葉が真っ盛りで、とても美しかったです。良い時季に行ったと思います。

続いて、昌慶宮へ向かいます。昌徳宮から直接門が繋がっているので、チケットを買って入ります。こちらもさっそく紅葉が見事です。最初に入ったところが高台になるので、通名殿などを見下ろしつつ、下へ降りて行きます。養和堂、明政殿を眺めつつ、春塘池の方へ。

途中、喉が渇いたので、ファンタオレンジで一服。パッケージデザインは日本のものとほとんど同じで、文字だけハングル。それから、春塘池に浮かぶ小島や八角七層石塔を眺めつつ、大温室へ。南国の木々やかわいらしい小花を観賞します。

弘化門から昌慶宮を後にして、次に向かった先は、仁寺洞。途中、コンビニに寄って、キムパプを買いました。これが今日のお昼ごはんです。どこかお店に入りたかったのですが、観光時間を優先しました。

仁寺洞は、ところどころに伝統色が見える、ツーリスティックなエリアです。日本語による呼び込みも、よく聞こえます。人はたくさんいるけど、景観は良いので、落ち着きますね。ぶらりと端から端まで歩いて散策しました。民俗てきなパフォーマンスをやっていたので、ちょっと見学。他にも、ハングル文字のスタバなどを見て、楽しみました。

続いては、北村へ。教会があったり、伝統的な韓屋があったり、そことなく鎌倉っぽい雰囲気。さらっと歩いただけで、そのまま次の目的地である景福宮へ向かいました。

景福宮は、建春門から入りました。斉寿閤を眺めつつ、まず向かったのが、国立民俗博物館。こちらは、韓国の民俗に関する様々な展示を見ることができます。衣服に食事、陶磁器など、展示は多彩です。リアルな人形から、デフォルメされたコミカルな人形まであり、なかなか凝っていると思います。かなり楽しめますね。

博物館のなかを歩いて少々疲れたので、ラウンジにあったカフェで、アイスカプチーノを注文して一服しました。

それから、景福宮を回ります。さっそく目に飛び込んできたのは、十二支神像。十二支は日本と同じ動物ですね。それから池の真ん中に浮かぶ香遠亭を観賞し、正化堂、長安堂、緑琴堂、清燕楼などを巡ります。池の上に浮かぶように建つ慶会楼は、画になりますね。

そして、メジャースポットなので、さすが人の数も多いです。遠足で来ている小学生の団体もいました。元気良すぎて、吹き飛ばされました(苦笑

それから、景福宮のメインスポットである勤政殿に着きました。大きな広場のなかで、堂々とした佇まいが、印象的です。今回の自撮りは、ここで行ないました。それから、光化門を見て、駆け足で古宮博物館へ。

古宮博物館は、景福宮や昌徳宮、昌慶宮などの、古宮に関する博物館です。宮廷料理や楽器、絵画、系譜図など、王家に関わる展示が多くなされています。ちなみに、1階あたりに自動車の展示がありましたが、あれは何だったのか、気になります。ゆっくりと見学したかったのですが、次の予定があるのと、結構歩き疲れたこともあり、短時間で切り上げてしまいました。。

地下鉄に乗り、向かった先は明洞。牛里ガーデンでちょっと早めの夕食をいただきます。一人焼肉になるので、一応早めの時間帯に。注文したのは、お一人様セットみたいなものです。牛のあばら肉、牛タン、サムギョップル、骨付きカルビに、野菜数点、おかずたくさんです。程よい感じに、満腹になれます。味も良くて、満足でした。ちなみに、お酒はグラスマッコリを2杯いただきました。

この後は、NANTA公演を観劇予定ですが、若干時間があるので、明洞をブラブラします。たくさんの人とお店で、とても賑やかです。露店もたくさん出ています。この露店の有無が、日本と違うなあ、と思いました。夜になると外はわりと冷えるので、地下道へ退避。

そして、いよいよNANTAの観劇へ。ビルの3階にあるチケット窓口に並んで、プリントアウトした予約票とチケットを交換しました。数百人くらいが観劇できる小劇場です。今回取ったのは2階席ですが、十分にステージが見える距離です。お客さんは、日本人、中国人、欧米系など、外国人がほとんどっぽい感じでした。

開演前にビデオが流れて、客席が参加しやすい雰囲気を作ってくれます。韓国語、中国語、日本語、英語、タイ語?の5つのメッセージが一斉に出てくる様子は、圧巻でした(笑

肝心の内容ですが、キッチンを舞台にしたコメディ&パフォーマンス。ノンバーバルパフォーマンスなので、言葉は必要ありません。ダイナミックなパフォーマンスと、定番を押さえたとてもわかりやすいコメディで、すごく楽しめました。コメディ部分とパフォーマンス部分のバランスが良いですよね。常にビートを刻んでいるのも良いです。ほんと、感嘆と笑いが交互に来て、飽きさせません。小さい子供がとても楽しそうに笑っていたのが、印象的でした。あと、日本語や英語などを擬音的に挿入しているシーンがあり、そういうのはちょっとニヤッとしちゃいます。あっという間の、2時間でした。

NANTAの余韻を味わいつつ、本日最後の目的地である東大門へ。帰宅ラッシュなのか、電車が結構混んでいます。とはいえ、東京に比べればマシですが。諸外国に行って思うのは、うわっ混んでると思っても、わりと人同士の隙間は空いてるので、密度は高くないってことです。

東大門に着きました。わりと賑やかなのかな、と思ったら、かなり閑散としています。ちょっと郊外の駅で降りたような気分に。ライトアップされた東大門を見つけて、写真をパシャリ。東大門は、24時間営業のファッションビルがたくさんあると見たのですが、どれがそれだか良くわからず。もともと服には興味がないので、そそくさとホテルへ帰りました。

ささっと寝支度と出支度を済ませて、0時すぎに就寝。明日の朝は早いので。3日目に続く。

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