高野山と奈良の旅~初日

初日、この日は大雪。降りしきる雪を踏みしめて品川駅まで行き、そこから新幹線に乗ります。定刻通りに出発したものの、雪がひどくて徐行運転。そして、小田原駅で雪下ろし作業のため、停車。しかし、西の方から天候が回復してきて、およそ1時間超の遅延で新大阪駅に着きました。

まずは宿に遅刻の連絡を入れておきます。それから大阪駅で一旦降りて、周辺を散策。阪急三番街へ向かい、先日オープンしたプリキュアプリティストアをちらっと見てきました。歴代プリキュアの集合パネルが豪華でしたね。そして御鷹茶屋で昼食。牛肉ごぼうせいろ大盛をいただきました。

14時すぎ、大阪駅を出発し、新今宮で南海高野線に乗り換えます。そこから1時間くらい電車に揺られて、橋本駅に到着。ここでさらに乗り換えて、いよいよ山の中へ入っていきます。ゆるやかに登りながら、幾つかの駅に停車。人の乗降はほとんどありません。秘境っぽい雰囲気がいいですね。国内ですが、とても遠い場所に来た気にさせてくれます。

17時手前、極楽橋駅に着いたら、ケーブルカーに乗り換えて高野山に向かいます。途中の橋から広がるのは、一面の雪景色でした。全国的に大雪だったとはいえ、近辺の平地ではさほど積もっていなかったので、別世界に映りますね。

高野山に着いたあとは、りんかんバスに乗って、街中を目指します。行き先は大門行きと奥の院前行きがありますが、自分は後者のほうに乗ります。高野山駅から街中までは結構距離がありますね。夕暮れのなか、降り積もった雪が街を青白く染めており、人通りも少なくて、とても神秘的な雰囲気を感じさせてくれます。決して信心深い身ではありませんが、このような場所にいたら、神や仏の存在を身近に感じられるような気がしました。

バスを降りた後は、さっそくお世話になる宿坊、熊谷寺に向かいます。バス停から歩いてとても分かりやすい場所にあったのですが、建屋を見過ごしてしまい、少々迷ってしまいました。

18時手前に到着し、宿泊の記帳。部屋に案内されたら、さっそく夕食の精進料理をいただきます。高校生くらいの修行僧が、料理の用意と説明をしてくれます。精進料理というと、質素なイメージがありますが、肉や魚を使わないという制約のもと、最大限に食を楽しめるように、創意工夫がなされています。普段は目にすることのない特殊食材など、色々興味深いですね。肉もどきなど、本当に肉らしく感じられるから、不思議です。他にも、高野豆腐や麩、白い胡麻豆腐など面白かったですね。干し柿の天ぷらもはじめて食べました。本膳と二の膳ともに、美味しく楽しみました。なお、お酒も頼めます。せっかくなので、日本酒を熱燗で注文しました。

食事のあとは、まったりとテレビを見て過ごします。ちょうどソチオリンピックの開催期間だったので、眺めていました。部屋は襖仕切りの構成なので、外の寒さがダイレクトに伝わってきます。部屋のストーブ前にいないと、かなり寒いです。

21時すぎ、重い腰を上げて、お風呂に向かいます。洗い場が寒くて、祖父母の家を思い出しました。そして22時すぎに就寝です。翌朝は、朝のお勤めで早いので。

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