フィンランドの旅~三日目

三日目の朝、昨晩早く寝たので、4時30分に目覚めてしまいました。部屋にあったコーヒーなどをすすりながら、ぼんやりとした時間を過ごします。そして、8時30分ごろ朝食をすませて、10時すぎにお出かけしました。

外は予想以上の悪天候。軽く吹雪いています。この状況なので、フェイスマスクをつけて散策。12時手前にホテルへ一旦戻ります。

13時すぎ、スキーをするために、再び外へ出ます。午前中に比べて、幾分暖かくなっています。麓にあるレンタルショップのZEROPOINTにて、スキー板などのレンタル。事前に調べた情報ではウェアもレンタル出来そうだったのですが、実際には出来ませんでした。というわけで、ダウンジャケットとダウンパンツで滑ります。傷めないように気をつけないと……

レンタルするためには、機械で自分の情報を登録して、レシートを発行します。それを受付に提示して、あとはブーツ、スキー板のコーナーを順番に周っていきます。手順が分かれば便利なんですけど、初めてだとちょっと戸惑いました。まあ、客が多いので、対人で全て相手してられないでしょうけど。レンタル時間は3時間にしました。

久しぶりのせいか、なかなか調子が出ません。スキー板をまともに装着できない体たらく。ブーツの裏に雪が詰まっていたり、板の留め具が上がりっぱなしだったり、基本的なミス。1回ショップに聞きに行っちゃいました。ゲレンデの下にある緩やかな斜面で練習しますが、緩すぎてかえって滑りにくくて微妙です。1時間くらい練習して、さすがに飽きてきたので、駄目元で上へ登ってみることにしました。

ゴンドラでゲレンデの中腹に到着しました。そこから勇気を出して、いざ滑走。斜面自体は急ですが、横に滑走すれば大丈夫なのでした。少し気を張らないと危ない部分もありましたが、初級者コースで滑りやすいです。だいぶ踏み慣らされて硬くなっている箇所もありましたが、少し脇に逸れれば、ふかふかの雪が残っています。

だいぶ満喫しました。何やかんやで疲れや寒さが来るので、3時間でちょうど良かったです。ちなみに、ゴンドラで行ける場所より高いところも興味ありましたが、Tバーリフトしかなく、断念しました。チェアリフトが欲しいです。

17時すぎ、部屋に戻って寛ぎます。そして18時すぎにサウナへ向かいました。フィンランドと言えばサウナ。サウナはホテルの最上階にあります。最初部屋の構造が良く分からず、1回戻ってしまいました。水着スペースみたいなところがあり、そことは別にサウナへ通じる道がありました。男女別の通路を抜けて、更衣室に到着。6人位が入れる六角形の部屋です。だいたい10分くらい入って汗をかきました。それほど熱くなく、蒸気で汗をかく感じですね。石への水の投入は、慣れてそうな人にお任せです。一汗かいたあとは、シャワーを浴びて部屋へ戻りました。途中、窓から見えた夕日がきれいでした。

18時30分すぎ、ホテル内にあるレストランOctoにて、夕食をいただきます。部屋に置いてあったメニューにはトナカイステーキがあったのですが、ないようです。う~ん、と思いつつ、まずはワインを注文。オススメは?と尋ねましたが、料理がなければ分からないと言われてしまいました。そりゃそうです。とりあわず赤ワインを頼んだのですが、結局サーモングリルを注文したので、白にしておけば良かったです。サーモングリルには、レモンリゾットやグリーンハーブも付いてきて、美味しくいただきました。リゾットのコーティング具合が、お気に入りでした。

食事を終えたら、腹ごなしに軽く外を散策します。麓の方を見渡すと、ちょうど夕闇が広がり始めて、街の灯が優しく感じられます。絵のような景色で、素敵でしたね。そして19時30分ごろ、部屋に戻ったら、そのまま転寝。22時30分くらいに目が覚めて、空を見上げると星が出ていました。というわけで、2回めのオーロラ鑑賞へ。

初日に比べて、なかなかオーロラが現れません。これは無理かなあ、と思いつつ粘っていると、うっすらと雲みたいなものが目に入ってきました。これはもしやと思いカメラを向けると、オーロラでした。うねうねカーテンのように動いて、初日に見たものよりダイナミックです。何回か現れては消えたりしました。

体が冷え始めたところで、部屋に戻ることにしました。するとホテルの玄関近くで、おじさんに話しかけられました。めちゃくちゃ酒臭くてご機嫌です。話の内容はあまり分かりませんでしたが、適当に通じ合って、おじさんはタクシーでどこかへ帰って行きました。

部屋に戻った後は、1時間ほどゴロゴロして、1時すぎに就寝しました。

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