デリーの旅~準備編

興味を持ちつつも、なかなか行けなかった国、インド。理由のひとつは気候です。4月から6月は酷暑となり、日中の気温が40度近くになります。そして7月から9月にかけては雨季で、湿度が高くなります。旅行を思い立ったタイミングが、ここに重なることが多くて、二の足を踏んでいました。

もうひとつは、トラブルの多さです。ネットで個人旅行の日記を見ていると、トラブルの例が続々と出てきて、腰が引けてきます。命を取られるような凶悪な犯罪は少なそうだし、きちんと意思を持って行動していれば大丈夫そうに見えるのですが、こればかりは行ってみないとわかりません。

安全快適に旅行するには、ツアーを利用するのが確実なのでしょうが、お決まりのコースをトレースさせられるだけの旅行は、ちょっとつまらないなあ、と感じてしまいます。悩んだ結果、間をとって、HISのフリープランを利用することにしました。

日程は2泊4日。2泊と短いのは、仕事が忙しいことが主な理由ですが、仮に体調を崩しても大丈夫なように、という意味合いもあります。で、タージマハルは諦めました。いずれか1日を潰せば、タージマハルに行けますが、それより自分の足でぶらぶらする時間が欲しいです。2日間ともデリー市内観光となりますが、最初の1日は、オプショナルツアーで市内観光することにしました。ここで抑えるべきところに行っておけば、2日目が時間に追われず、気楽になるからです。

こうした具体的な計画を決める前に、やっておくべきことがあります。それは、ビザの取得です。カンボジアのときは、e-VISAという全てネット上で対応できる仕組みがありましたが、インドの場合はそうした仕組みはありません。

まず、オンラインで申請書類を記述します。これがものすごく細かくて、埋めるのが一苦労。通常の3倍といった感じです。手続きが面倒なだけに、もし不受理で再申請になったりすると、二度手間なので、神経も使います。記入を終えたら、窓口申請用の用紙が出てくるので、次のステップです。

指定された日付以降に、東京インドビザ申請センターへ申請に行きます。年休を取って、東京インドビザ申請センターに向かいます。窓口申請の用紙は、途中のコンビニで印刷しました。なお、古い情報として申請センターの付近にセブンイレブンがあるという情報がありますが、自分が行ったときにはありませんでした。写真は、申請センターの建物外の一角に、スピード写真の機械がありますので、そちらを使いました。

窓口は混んでいるという事前情報があったので構えていたのですが、およそ5分間、ほとんど待つことなく手続きが完了しました。署名欄に誤って英字で書いてしまいましたが、その場で訂正させて貰えました。あと、釣り銭の出ないよう細かいお金を持って行く必要があったみたいですが、お釣りを貰えました。

それから1週間後、申請状況が Visa processed になっていたので、午前半休を取って、引き取りに向かいました。申請のときは空いていましたが、今回は混雑しています。スーツ姿のビジネス関係っぽい人が多いですね。旅行関係の代行申請っぽい人たちもいました。相当待つかなあ、と危惧しましたが、引き取りだったので、10分程度で済みました。ビザはパスポートのページに貼られています。初めての作業だったので、ここまででちょっとした達成感を得られました。

ビザ取得当時は、夏休み時期に絡めて行くつもりでしたが、他の旅行が重なったことなどもあり、結局10月に出かけることとなりました。酷暑や雨季に行くことを覚悟していたけど、思いもよらず、わりと快適そうな時期ですね。

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