小笠原の旅~5日目

今日はダイビングの最終日です。一応体調は回復した感じ。昨日思いきり船酔いしてしまったので、今日の3本目は弱気です。もともと3本目は疲労感が大きいですし。いつも通り朝食をいただいた後、佐藤商店へ昼食を買い出しに行って、部屋で準備を済ませて、出発です。

この日の1本目のポイントは、西島大岩。マスクをつけるのを忘れたまま飛び込んだり、途中でフィンが外れたり、何か準備に集中力を欠いた感じで反省。一応亀ペースながらも15年くらい潜っているおかげで、リカバリは落ち着いて出来ます。海中の様子は、とにかくアカヒメジの群れがすごいです。どこからやって来るんだ、というくらいに、アカヒメジの群れが途切れません。ちょっと離れて撮影していたら、近くを通ってくれて、内臓フラッシュの光が届いたので、きれいに撮れて良かったです。

他にもネムリブカやホウセキキントキ、アジアコショウダイを見られました。流れに逆らって進むスタイルだったので、エアの消費が思ったより多くて、残圧30でした。

2本目のポイントは、ひょうたん島南。ウメイロモドキやキボシスズメダイの群れが、サンゴ礁の周りを舞うように泳いでいます。賑やかで楽しい光景です。一方で深いところから、中層域を泳ぐ魚の群れや、ダイバーの吐いた泡が登っていく光景を見ていると、海の広さを感じますね。

他には、小笠原特有の黒いクマノミを見られました。一般的に見られるクマノミは赤っぽい色をしていますが、小笠原のクマノミは黒いのです。一応同じ種となっていますが、将来的には別種となる可能性が高いそうです。まさに進化の途中を見ているのですね。他にもノコギリダイの群れや、ハナミノカサゴに出合いました。ハナミノカサゴは、その優美さからつい写真に撮ってしまいますね。ちなみに1本目の残圧30を意識して、2本目は動きを抑えた結果、残圧80でした。ちょっと慎重すぎたかも。

今回は酔い止め薬が効いていそうで、3本目もいけそうでしたが、昨日の悪いイメージが拭いきれないので、万全を期して船上待機にしました。ジニービーチを眺めながらのんびりと海上を楽しみます。

さて、小笠原でのダイビングは、これでお終いです。港に戻った後は、一旦民宿に戻って休憩。体力は全然余っている感じで、これなら3本目いっても良かったのでは、と少し後悔しました。

16時ごろ、ショップへ行き、ログ付けと精算を行いました。まだ日も高いので、大村集落をぶらぶらとお散歩。大村海岸に行ったら、再びミズナギドリの放鳥の現場に立ち会うことが出来ました。

民宿に戻ったら、夕食をいただきます。今日は胃も元気なので、手羽先に春巻き、お刺身など、がっつり食べました。部屋に戻って何気なくテレビを点けたら東京MXでミルキィホームズが放送していて、小笠原が東京都であることを改めて実感しました。

その後は軽くスターウォッチングして、明日の予定を考えながら、就寝です。あまり疲れていないせいか、ちょっと寝つきが悪かったです。

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