阿蘇の星空観察

2021年4月末、阿蘇に出かけてきたので、星空を撮影してきました。ただし、山の上の方まで登らずに麓の宿の傍なので、そこまで絶好の観察場所ではありません。けれども、普段見る星空に比べたら十分すぎるほどの満天の星空を見ることができました。

E-M5MarkIII/焦点距離12mm/f3.5/ISO-1600/露光10秒

天気は微妙でしたが、滞在日数が長めでしたので、2日観察チャンスがありました。せっかくの阿蘇なので、阿蘇山と絡めた星景写真を試みますが、ちょうど目の前に24時間営業のお店があるため、低高度の写真は撮りにくいです。一応中岳や高岳のシルエットと収めてみましたが、星の数が少なくていまいちですね。

StarWalkを使って星を確認してから撮影しようと思ったのですが、上手く特定できなかったので、とりあえず明るい星を探して撮影だけしてしまいました。後で調べればいいかなあ、と思ったのですが、望遠で画角を狭めた状態だとなかなか大変でした。先に広角で全景を撮っておけば良かったです。

E-M5MarkIII/焦点距離39mm/f5.8/ISO-1600/露光120秒

今回のメイン写真はこちらですね。上の方にある明るい3個の星が北斗七星の柄杓の柄の部分で、右側に柄杓の桶の部分が見切れています。下の方にはりょうけん座があります。

最後はおまけの光害比較です。今回の撮影場所は、店舗の光が南側にあり、宿の光が西側にある状況です。特に南側の光が強いです。北や西は比較的暗いです。月はかなり低い位置でしたので、ほぼ影響ありません。

E-M5MarkIII/焦点距離48mm/f6.1/ISO-1600/露光120秒
E-M5MarkIII/焦点距離39mm/f5.8/ISO-1600/露光180秒

上記2枚は、レベル補正なしの未加工写真です。f値が多少違っていますが、それでも露光時間が長い方が圧倒的に暗くて、こんなにも光害の影響で変わるんだと感じました。これまでの経験から、白くなるのが当たり前に思っていたので、3分露光してまだこの暗さを維持していることが驚きでした。もっと長い時間露光して暗い天体を捉えたくなりますが、今度は極軸合わせが甘くて星が流れてしまう問題に阻まれてしまい、なかなか難しいです。

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