天城山登山

2021年05月30日、天城山へ登山してきました。電車で2時間、そこからバスで1時間ほど掛かるので、前泊するか迷いましたが、日帰りで出かけてきました。5時38分発の東海道線に乗り、熱海駅で伊東線に乗り換えて、7時49分に伊東駅へ着きました。そこからバスに1時間ほど乗って、天城縦走登山口に到着です。

ここに至る道中ずっと青空でしたが、天城山近辺だけ雲が掛かっている残念な状態です。天気予報自体は晴れなので、この先晴れてくれることを期待しつつ、朝食パンで腹ごしらえをして、いざ山行開始です。

しばらくは樹林帯の中を軽いアップダウンを交えながら進んでいきます。やがて分岐点である四辻が見えてきました。左に行くと万二郎岳、右に行くと万三郎岳になります。どちらを先にしても良いのですが、ピークを後ろに持ってきたいので、万二郎岳を先に登るルートを選びました。この近辺にはヤマツツジが咲いており、朱色の花がきれいです。緑ばかりの樹林帯に彩りを添えてくれます。

四辻以降はずっと上り道になっており、いよいよ登山が始まります。基本的に樹林帯ですが、時折展望が開ける場所があります。しかし生憎のガスで、眺望はありません。道は整備されていますが、一部崩落している箇所があり、道の脇に迂回路が設けられているので、そちらを利用します。

登山口から50分ほどで、万二郎岳に登頂しました。ここからの眺望が一番良いらしいのですが、残念ながら真っ白です。空から日は差しているんですけどねえ。少しのんびりしたかったのですが、眺望が生憎であったことに加えて、虫が多いこともあり、足早に先へ進みます。

しばらくは下り道が続いて、その後平坦な道になります。馬の背では展望が開けて、ゴルフ場を見渡せます。

やがて上り道が始まります。トウゴクミツバツツジの花びらがたくさん落ちていますね。上り道がひと段落すると、アセビのトンネルの看板が見えました。アセビの時季は1ヶ月前に終わっているので、残念ながら残っていませんでした。

そして本来なら満開のはずのアマギシャクナゲですが、全然見当たりません。事前の報で、週初めの大雨により、ほとんどの花が落ちてしまったと聞いていましたが、ここまでとは。それでも僅かに残ったアマギシャクナゲの花を楽しめたので、良かったです。

登山開始から2時間20分ほどで、万三郎岳に登頂しました。こちらは木々に囲まれてほぼ展望がありません。加えてやはり虫が多いので、別の場所に移動します。

すると展望の良い小さな岩場のスペースがあったので、こちらで昼食をいただきました。空を見上げるとすっかり青空が広がっていて、天城山を覆っていたガスは概ね晴れたようです。

食事を終えたら、下山します。道は整備されていますが、階段が崩れていたりして、一部歩きにくい箇所もあるので、適宜気を付けながら下りていきます。

涸れ沢分岐点まで来たら、平坦な道を軽いアップダウンを交えながら歩いていきます。途中、道を間違えて涸れ沢に入ってしまい、時間をロス。戻った後に見返してみると、何で迷い込んだのだろう、と思うほどに、分かりやすい道でした。涸れ沢はパッと見、登山道に見えてしまうので、要注意です。四辻に出たら、1周ルート完成となり、あとは登山口へ戻るだけです。

しかしバスがしばらく来ないので、時間潰し。マイカー登山できない民のつらいところです。もう1本早いバスの便があると嬉しいのですが……

伊東駅に戻った後は、せっかくなので駅周辺を散策します。海まで歩いて、オレンジビーチを見た後は、汐留の湯にて登山の疲れを癒します。所謂観光向けの温泉ではなく、町の共同浴場といった感じの佇まいで、値段も250円です。

身体がポカポカになった後は、駅前にある月あかりにて夕食をいただきます。何はともあれ、まずは生ビールで喉を潤します。登山後のビール、最初の一飲みが最高に美味いですね。食事は、うずらの煮玉子、お造り盛り合わせ、チーズポテト餅をいただきつつ、ハイボールを追加で注文。〆は昆布のお茶漬けを頼みました。

そして、伊東駅からグリーン車に乗って、帰途につきます。伊豆半島からのグリーン車による帰り道、適度な旅情があって、癖になりそうです。

今回の山行データは以下の通りです。

距離10.14km
山行時間4:56:13
移動時間3:07:51
高度上昇680m
高度下降673m

あまり意識していませんでしたが、万二郎岳から万三郎岳へ向かうルートで、ひとつピークを挟んでいたんですね。万三郎岳を下りた後半は、平坦な道を長く歩きました。一周目前にある髭部分が、涸れ沢に道迷いしたところです。

記事に載せきれなかった写真は、こちらをご覧ください。

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