まず、Debian Linux をダウンロードします。いろいろなインストール方法がありますが、十分な回線速度があるのなら、ネットワークインストールが良いと思います。
ちなみに、筆者が今回利用したのは、"debian-40r0-i386-netinst.iso" です。
VPC2004には、「isoイメージのキャプチャ」というメニューがあり、ここで先ほどダウンロードしたisoイメージを読み込みます。仮想CDドライブがあれば、そちらのドライブをVPCで有効にして、isoイメージをマウントしても良いです。(頻繁なread/writeに絡んだエラーが発生する場合は、後者のほうが良いそうです)
何度か、「ソフトウェアの選択とインストール」で失敗しました。ホストOS のブラウザから、syslog を確認すると、いくつかダウンロードに失敗しているパッケージがあります。何度か繰り返すことで、無事通過しました。
X を起動すると画面が大きく横長になり、表示も滅茶苦茶になります。しばらく悩みましたが、原因は、VPC2004 は 16ビットカラーまでしか対応していないためでした。
ただし、通常のインストーラーの流れでは、色深度は自動で(恐らく 24 に)設定されます。そこで、一旦シングルユーザーモードで起動し、X の設定を変更します。
# dpkg-reconfigure xserver-xorg
いろいろ X の設定が出てきます。他のところはそのままで良いので、最後のほう出てくる色深度の設定で、16 を選んでください。設定変更を終えたら、X を起動します。
# startx
無事画面が出たら、再起動して、通常のモードで入ってください。シングルユーザーモードで startx したら、日本語環境がありませんでした。
右Altキーで、マウスポインタの制御をホストOS に戻します。