「 2013年05月 」一覧

屋久島の旅~まとめ

2013年03月17日~20日にかけて、屋久島を旅してきました。ちょうど一年くらい前から行きたいな、と思っていましたが、なかなか都合がつかずに、ようやく行けた格好です。日本の世界遺産は数多く訪れましたが、自然遺産はほとんど訪れたことがないのですよね。冬の知床で海に潜った程度ですので、本格的に日本の世界自然遺産を旅するのは、初めてだと思います。

お目当ては、もののけ姫の森の舞台となったもののけの森と、縄文杉登山です。それぞれ丸一日欲しいので、移動日を加えた三泊四日のツアーを選びました。使ったのはオリオンツアーさん。4万円強でした。個別に手配すると、一気に料金が跳ね上がりますね……

縄文杉登山では達成感を、白谷雲水峡では美しい景色を、そしておいしい食事、のどかな集落など、いろいろ満喫できた旅でした。

屋久島の旅~1日目

  • 移動と、集落散策。
  • 羽田~鹿児島~高速船で屋久島へ~宮之浦集落を散策~海の幸

屋久島の旅~2日目

  • 縄文杉登山。
  • 荒川登山口~トロッコ軌道~大株歩道~ウィルソン株~大王杉・夫婦杉~縄文杉~鹿肉の幸

屋久島の旅~3日目

  • 白谷雲水峡トレッキング。
  • 白谷雲水峡入口~さつき吊り橋~奉行杉・三本槍杉などの屋久杉~白谷小屋~もののけの森~楠川歩道~ハンバーグ

屋久島の旅~4日目

  • 資料館見学と、移動。
  • 屋久島環境文化村センター~喫茶~お土産~フェリー~鹿児島~黒豚カツ定食~羽田

日記に載せきれなかった写真は、こちらからご覧下さい。


屋久島の旅~4日目

最終日、朝起きたらなんと雨。この日は永田いなか浜に行こうと思っていましたが、天気が悪いと微妙ですねえ。雨がっぱは持ってきたけど傘は忘れたので、あまり雨のなかを動きたくありません。そこそこの移動時間も掛かるし、どこか近場の屋内で過ごせるところはないかと民宿のおばちゃんに訊きました。すると、来島したときに見かけた屋久島環境文化村センターがお薦めとのことです。

というわけで、雨がっぱを着て、屋久島環境文化村センターへ。いろいろと屋久島に関する情報が展示されています。展示室中央には島の大きな模型があり、各スポットの位置関係がよく分かります。いやあ、屋久島って大きいですねえ。他にも、島の成り立ちに関する展示や、動植物に関する展示があり、楽しむことが出来ました。自分は観光を終えてから来ましたけど、本来は屋久島に到着したら、初めに訪れるべき場所です。

10時20分、シアターで上映が始まります。映像のテーマは、屋久島の自然。大きなスクリーンで、森や滝などの四季折々の映像が流れます。普段はコンサートなどで使っていると思われる大きなホールでしたので、迫力がありました。

その後は、同じ建屋にあった喫茶ジェーンにて、ブランチ。ピラフセットとアイスコーヒー、屋久島茶のシフォンケーキを頼みました。ピラフはワンプレートに小鉢が乗っかって、いろいろな味を楽しむことが出来ました。屋久島茶のシフォンケーキも、程よい甘さが心地良かったです。

外へ出ると、先ほどの雨が嘘のように、すっかり腫れ上がっていました。出港までしばらく時間があるので、濡れた雨がっぱをベンチで乾かします。それから、屋久島観光センターにて、お土産を購入。たんかん餅を2.5箱買いました。続いてフェリーターミナルに行き、引換券を乗船券に換えます。少しターミナル内で待ってから、フェリー屋久島2に乗船です。

13時、汽笛とともに出港です。デッキで風を浴びながら、出港の様子を楽しみます。港で手を振る人たち、同級生が島を離れるらしくて海に飛び込む学生たち、そして遠くなっていく屋久島。復路のフェリーは旅情を誘いますね。

しばらくデッキにいたのですが、だんだん風が強くなってきたので、室内に退避。最初に通ってきた場所が通行禁止になってしまったので、だいぶ大回りしました。静止しているとあまり感じませんが、歩くと船の揺れを強く感じます。よろよろしながら二等船室に到着しました。畳の上の空いていたスペースを見つけて、ゴロリ。

売店でコーヒーと柿ピーを買ってきて、だらだらと過ごします。iPodで音楽を聴いたり、デジカメの写真を見返したり。4時間の航海でしたが、それほど長くもなく、ぼけ~っとしていたら着いた感じです。

鹿児島港に着いた頃には、日は落ちており、夕闇に包まれていました。薄暗い中を照らす照明たちが、旅の終わりという気分を、盛り立ててくれます。そこから18時25分発のバスに乗って、鹿児島中央駅前に行き、バスターミナルに向かいます。券売機で空港行きバスのチケットを購入し、出発までうろうろ。

そして、空港行きバスに揺られて40分ほどで、鹿児島空港に着きました。チェックインを済ませたあとは、夕食。最初に向かったところは、時間が遅くて入れませんでした。次に向かったふく福にて、黒豚カツの定食をいただきました。やはり鹿児島といえば黒豚!おいしくて満足です。

満腹になったら、20時40分発の飛行機に乗って、いざ東京へ。こうして今回の旅は、終了です。自然にたっぷりと触れる旅になりました。


屋久島の旅~3日目

3日目の朝、さすがに昨日の疲れが残っています。ただ、動けないほどではないので、良かったです。本日目指す場所は、白谷雲水峡。まずはレンタルしていたレインウェアと登山靴を、屋久島観光センターに返却します。それから、宮浦港入口の停留所からバスに乗ります。少し遅めの10時20分発で、出発。

集落のなかを抜けていくと、段々と山道になっていきます。途中視界が開ける区間があり、雄大な眺めが広がります。今日は天気がいいから気持ちいいですね。後半の道はわりと狭くて、ちょうど道路拡張工事をしていました。

およそ30分ほどで、白谷雲水峡の入口に到着です。案内板を見たら、ほとんどのルートが山道になるんですね。下調べが十分でなかったので、大半が木道整備されていると思っていました。というわけで、かなりカジュアルな装備です。疲れもあるし大丈夫かなあ……とよぎる不安。無理そうだったら、途中で引き返すことにしました。

道を進んで行くと、岩場に出ました。ぱっと見たところ道標らしきものがないので、行き止まりかと思い、きょろきょろしました。すると向かい側から人が下りてきたので、この岩場を登っていけば良いと分かりました。

その後は白谷川沿いを歩いて行きます。途中に弥生杉ルートへの分岐がありました。今回は体力がないので、こちらのルートは回りません。この辺は遊歩道が整備されていて、歩きやすいです。道端にはマムシ草も生えていました。

進んで行くと、さつき吊り橋が見えてきました。ここで楠川歩道と原生林歩道で、ルートが分岐します。せっかくなので色々な屋久杉を見るべく、原生林歩道を選ぶことにしました。

ここからは山道になります。わりとすぐのところで、苔むした岩木が広がる場所があり、木漏れ日が素敵な景色を作ります。道自体は、高低差があまりないので、わりと歩きやすいです。しかし、歩ける場所が多いので、若干迷いやすいかもしれません。木の枝などに道標用のテープが結ばれているので、それを頼りにルートを探します。

途中、ヤクシカに合いました。2匹ペアで行動しているようです。そこそこ近くで見られたのですが、そこから寄ってきてはくれません。少し粘って写真を何枚か撮りました。

その後は、二代大杉、三本足杉、三本槍杉、奉行杉、二代くぐり杉といった、名前のついた屋久杉たちを観賞しつつ、原生林歩道を進みます。昨日の雨の影響か、ところどころぬかるんでいましたが、概ねコンディションは良好でした。いくつか小川を越えるのですが、そこも見事に苔むしており、きれいな景色でした。

しかし、二代くぐり杉のあたりから、道が少し険しくなります。かなり急な下り坂。自分のルートは下りだったから良かったけど、反対のルートから来たらこれを登るのか……と想像しただけで、疲れてしまいました。

楠川歩道との合流地点に到着しました。そこからさらに奥へ進みます。くぐり杉を見て、少し進むと、白谷小屋前の広場に出ました。何人か休んでいるので、自分もベンチに腰をかけてほっと一息。少し見上げると、高く伸びた杉の木と、その隙間から覗く青空が広がります。山の中にいるんだ、と実感しますね。数年前まで、毎年友人と登山やトレッキングをしていたので、そのときの感覚を懐かしく思い出しました。

英気を養ったところで、再び先へ進みます。目指すはもののけの森。七本杉を見遣りつつ、闊歩して行きます。程なくして、少し雰囲気の違う場所が見えてきました。そう、ついにもののけの森に到着です。全体が苔に覆われて、その場の空気を緑色に染めています。水の音は聴こえますが、その流れは見えません。岩の下を流れているのでしょうね。

ここに来る間にも、苔に覆われた場所はいくつかありましたが、それらとは何か雰囲気が違います。川を挟んだ場所なので空間が大きく開いていること、一方で森の奥なので木々によって閉ざされていること、これらの要素によって、この神秘的な空間は存在するのかもしれません。今回は快晴の昼間でしたが、雨上がりの朝とかに来れたら、もっと素敵な景色を見られるんだろうなあ、と思いました。

この先のルートは、岩場が増えて登りの勾配も急になります。先に進んで太鼓岩を見たい気持ちもありましたが、体力のことを考えてここで引き返すことにしました。もともと目的は、もののけの森でしたしね。

帰りは楠川歩道を通ります。こちらのルートのほうが、かなり歩きやすいですね。人もほとんど通らなくて良かったです。山を独り占め出来ました。そして、ヤクシカにも合いました。餌を探している最中のようで、全然人のことを気にしません。こちらのほうに向かってきたので、かなり近くで見ることができました。むしろこちらがぶつからないように、気を遣うレベルです(笑

最後は少し急な階段を下りて、さつき吊り橋に戻ってきました。その後はしばらく川辺に座って、渓流の流れを楽しみます。マイナスイオンをたっぷり浴びている感じがして、気持ちいいです。

入口に戻ってきたら、帰りのバスが来るまでベンチに座って待ちます。さすがに疲れていたようで、転寝を何度かしちゃいました。

無事、15時40分発のバスに乗車して、宮之浦へ戻ります。途中、車窓からヤクザルたちの姿を見ることが出来ました。あとで知ったのですが、ヤクザルが生息しているエリアは、わりと限られているのですね。自分が今回訪れた場所では、この白谷雲水峡近辺が唯一ヤクザルに遭遇できるポイントだったようです。

民宿に戻ったら、しばらくまったりと過ごします。そしていつも通り、お風呂は一番乗り。湯船に浸かって疲れを癒します。

夕食は、寺田屋に行きました。郷土料理系のさっぱりとした食事が続いたので、そろそろこってりしたものが食べたくなったのです。注文したのは、タルタルチーズハンバーグと、たんかんジュース。たんかんジュースは搾りたてとのことで、とても甘くて濃厚で、美味しかったです。タルタルチーズハンバーグは、かなり濃い味付けですね。こってりを求めていた自分には、ぴったりです。ただ、どちらかと言うとジャンクフード的な味付けですので、ハンバーグレストランの味を想像していると、期待が外れるかもしれません。

宿に戻ったあとは、しばらくまったり過ごして、就寝です。明日はいよいよ最終日。


屋久島の旅~2日目

今日は縄文杉登山なので、朝の3時すぎくらいに起床。さすがに眠いです。準備を済ませて、真っ暗な中、民宿を出発。宮之浦バス停の前にあるお弁当屋さんの八十八にて、予約していた弁当を引き取ります。それから程なくして、バスが到着しました。

荒川登山口への登山バスが出ている屋久杉自然館までは、およそ40分です。途中でちょくちょく乗車してくるものの、あまり人数は増えません。しばらく走っていると何やら雨の音が聞こえてきました。そう言えば今日は天気が良くないんだったなあ。まだ真っ暗なので、天気のことはすっかり忘れていました。ところが、しだいに雨音が尋常ではない大きさに。屋久杉自然館に着いた頃には、大雨になっていました。

登山バス乗り場を見ると、大量の人たちが並んでいました。おおう、皆さん安房のほうに宿泊しているのですね。平日とはいえ、春休みシーズンのためか、混んでいます。とりあえず、レインウェアを装着。バスは15分おきくらいに発車しますが、直近のバスには乗れないので、待っている間に朝弁当を食べました。どうせ大雨だし、屋根があるところで食べておいたほうがいいですし。でも、多少明るくなってから、登山道入り口とかで食べたかったなあ。

満席となったバスに揺られて、荒川登山口に向かいます。暗くてよく分かりませんが、結構登ります。だいたい30分くらいで着きました。小屋があるので、そこで、ザックカバーやヘッドライトの準備をしました。ところがトイレに行ったりしていたら、外はほのかに明るくなっており、ヘッドライト不要になりました。

いざ、出発。トロッコ軌道の上を、ひたすら進んでいきます。夜が明けたばかりの森の姿を楽しみます。しばらく進むとトンネルが出てきます。雨が凌げて、助かります。その後は、橋を何度か渡りつつ、川沿いを進んで行きます。道は平たいのですが、枕木を気にしながら歩く必要があるので、結構疲れます。

小杉小・中学校跡という看板が見えました。ここは、かつて屋久杉の切り出す林業をしていた集落のあとです。雨じゃなかったら、散策してみたかったですが、地面も水浸しになっているので、眺めるに留めました。

さらに進んでいくと、だんだん森の中っぽくなってきます。三代杉とか、屋久杉もちらほら姿を見せます。途中謎のテントがあったので何かと思ったら、携帯トイレ小屋でした^-^;。

ところで、ここに来るまでの間、ガイドツアーを何組か見ましたが、良し悪しですね。女性二人を先導していたガイドは、かなりペースが早くて、説明も押しつけ的な感じで、傍から見ていて嫌でした。このへんは相性と運ですかね。

まだまだ続くトロッコ軌道。雨による湿気のためか、カメラのレンズが曇ってきました。平たい道を進んでいるので、気温はそれほど変わっていないはずなんですけどね。途中、ヤクシカに出合いました。あまりに突然だったので、このときは写真に撮れず、残念です。とにかく単調な道が長いこと続くので、栄養補給の意味に加えて、楽しみの面でも、こんぺいとうは持っていて良かったです。だいぶ気が紛れますね。

歩き始めてから2時間、ついにトロッコ軌道の終点です。橋のたもとに、水の出ているホースがあったので、湧水だと判断し、ペットボトルに汲んでおきました。それから、奥に見える小屋のなかにトイレがあるので、用を足しておきます。すっきりしたところで、ここから後半戦となる大株歩道です。一瞬入口がどこか迷ってしまうくらい、急に山道モードになります。

勾配も急だし足場も悪い、トロッコ軌道に甘えてきた身には、短い距離でも堪えます。ウィルソン株がわりとすぐに見えるはずだったのですが、ずいぶんと長く感じました。

20分ほど歩いて、ウィルソン株に到着です。さっそく中へ入り、ハート型の穴を眺めます。定番の頭上に空くハート型に加えて、脇に空いた小さなハートも見つけました。頭上に広がるハートは、結構大きいので、きれいに撮るためにはだいぶ低い姿勢を取らないといけません。水浸しだし、人も数も多いので、これがなかなか大変でした。

引き続き、縄文杉を目指して奥へ進みます。ちょうど新緑の季節なので、ところどころに見える若葉が気持ちいいですね。最初は上り続きだったのですが、途中から上ったり下ったりになるので、多少は楽になります。それでも連続上り区間はあるので、疲れます。

この辺になると、人の列もだいぶ散開して、ある程度自分のペースで進めるので良いです。後ろから早いペースの人たちが来たら、追い越してもらえばいいし。序盤は悪ふざけっぽい感じのグループの後ろに付いたので、軽くストレスが溜まりました。

大王杉や夫婦杉が見えてきて、縄文杉ももうすぐです。名前がついている屋久杉は、もちろん立派なのですけど、それ以外の屋久杉も立派なものがたくさんあります。裏を返せば、名前がついている屋久杉が、際立ってすごいというわけでもありません。

出発から4時間弱、ついに縄文杉にたどり着きました。ウッドデッキが用意されていますが、上り用のルートは階段がなく、脇の斜面を登っていきます。雨でかなりぬかるんでいるし、足を踏み外せば下まで滑り落ちるので、結構危ないですね……

縄文杉は、デッキから結構距離があるので、その大きさに直接圧倒される感じはしないのですが、それでも荘厳さは伝わってきますね。幹は見るからに太く、木の肌に見えるしわが、年月の重みを感じさせます。他の屋久杉とは、雰囲気が一味違いますね。

で、のんびり観賞したいのですが、雨降りだし、人は結構やって来るので、観賞もそこそこに、写真を頼んでお返し撮影して、デッキを去りました。

少し先に小屋があると聞いたので、そこで昼食をとろうと向かいましたが、案の定満員。小屋の下のスペースが空いていたので、そこで昼弁当を食べました。雨さえ降っていなければ、青空の下気持ちよく食べたかったです。

雨は止みそうにないので、食後のひと休みも早々に、復路につくことにしました。基本的に下りのほうが多くなるので、往路より楽です。距離がわかっているという精神的な余裕もあります。

しかし、雨はどんどん強くなっていきます。往路と比べて明らかに水浸しになっています。大粒の雨が、水たまりに無数の波紋を広げる中、足早に入り口を目指します。途中、ウィルソン株に寄り道しました。周りに人はいなかったので、今回は独り占め。中には小さなお社があり、少し厳かな気持ちになります。雨が音を立てて強く降る中、周りに誰もいないという隔絶した感じが、一層雰囲気を作り上げているのかもしれません。

大株歩道の入り口まで戻ってきました。川が驚くほどの轟音を立てて、ものすごい水量になっています。これ落ちたら絶対助からないだろうなあ、と思いながら、しばらく川を見つめていました。それから、往路で水を汲んだホースから、再び水を汲んだのですが、大雨のせいか少し泥が混じっていました。最初気づかずに、ちょっと飲んじゃいましたけど。

大雨の降るなか、トロッコ軌道を戻っていきます。レインウェアと登山靴を履いていますが、長時間の大雨により、さすがに浸水を許してしまったようです。靴のほうは往路の時点である程度湿っていましたが、レインウェアまで浸水してしまうとは。中の服がベトベト張り付いて気持ち悪いです。

加えてトロッコ軌道は、レールと枕木の間に大きな水たまりが出来て、非常に歩きにくいのです。最初は出来る限り水を避けようと、水かさの少ない枕木の上を渡り歩いていたのですが、あまりのひどさに途中で諦めました。その後は長靴を履いているかのごとく、水たまりのなかをばっしゃばしゃと進みました。後半のほうは雨が少し弱まってきました。ちなみに、途中で再びヤクシカに合いました。

ようやく入口が見えてきたときは、ほっとひと安心。所要時間はだいたい8時間くらいでした。復路でちょっと時間が掛かりましたね。ちょうどバスの出る時刻に近かったので、いそいそとレインウェアを脱いで収納し、協力金300円を払って、荒川登山口をあとにしました。

その後路線バスに乗り換えて、宿へ帰還。さすがに疲れましたねえ。レインウェアと登山靴を乾かす作業をこなしたら、少し休憩します。

日も暮れてきた頃、夕食へ出かけます。向かった先は、ギャラリーレスト。屋久島観光センターの2階にあるレストランです。頼んだメニューは、もみじ御膳。鹿肉の焼肉と刺身がついてて、んまんま。お酒は三岳を1杯。肴は屋久島揚げで。2杯くらい呑んでも良かったのですが、かなり疲労しているので用心のため、控えました。

食事を終えたら、部屋に戻ってテレビをだらだらと見ます。しかし、すぐにうとうとし始めたので、寝落ちする前に就寝しました。21時前だった気がします。かなり疲れているので、明日に残らないといいなあ。


屋久島の旅~1日目

初日、パッケージの時間未指定で取った航空券なので、早朝の出発です。6時前には羽田空港に到着。今の家は羽田空港にかなり近いので、こういうとき便利です。8時すぎには、鹿児島空港に着きました。

ドトールで朝食用のサンドを買い、自販機で缶コーヒーを買いました。空港前のベンチに座って、ワンセグでニチアサタイム、と思ったのですが、案の定電波が悪くて、全然見られませんでした。残念。

そこから空港バスに乗って鹿児島港へ。この辺りは3年くらい前に友人と来たことがあります。懐かしいですねえ。まずはターミナルに行き、引換券を乗船券に引き換えようと思ったのですが、受付開始は11時なので、だいぶ時間があります。そこで、周辺をぶらぶらと散策。桜島を見上げると、濛々と噴煙を上げています。足元を見ると火山灰がたくさん。散策といっても、芝生広場とドルフィンポートという商業施設があるだけなので、基本はぽけ~っと景色を眺めて、のんびりと待ちます。そして、11時になったら、乗船券を入手しました。

お腹の空き具合はいまいちでしたが、船に乗る前に昼食をとりたかったので、山小屋にて、昭和(むかし)ラーメンをいただきました。それほど臭みもなく、程よい細麺。量は少なめでしたが、このときの自分にはそれがちょうど良かったです。

12時、高速船トッピーに乗って、いざ屋久島へ!席は2階の窓際です。早く来た分、良い席を取れました。桜島や本州最南端を望みつつ、いざ外海へ。途中、種子島が見えないかなあ、と思って探しましたが、結局見つかりませんでした。

14時、屋久島の宮之浦港に到着です。ジェットフォイル船なので、あっという間ですね。ターミナルを出たあとは、民宿へ向かいます。ところが、どちらに進めばいいのか、分かりません。ターミナルを出てすぐのところは、わりと閑散としていて、特に標識もないんですよね……。とりあえず適当に歩いてみたら、港の端っこに出てしまいました。勘が外れました。気を取り直して、来た道を戻って行きます。

すると、世界遺産の石碑などが出迎えてくれました。屋久島に来たんだー、という気分になります。すぐ近くの松林のなかにベンチがあったので、そこでひと息。それから、島の周回道路に出るので、あとは道なりに進んで行きます。途中、屋久島観光センターに寄って、登山靴とレインウェアのレンタルをしました。当初は、自前で用意しようと思い、専門店に行ったのですが、予想以上に高額で、結局100円ショップで適当なレインウェアを買って持参していました。ですが、さすがにこれは無理と思って、素直にレンタルすることにしました。当日申込みでも借りられて、良かったです。それと、登山バスのチケットも合わせて、購入しました。登山バスのチケットは事前購入が原則のようなので。

ひとしきり必要なものを入手したら、再び足を進めます。しばらく歩くと、今回お世話になる民宿の看板が見えてきました。民宿たんぽぽ、こちらにお世話になります。部屋でひと息ついたら、明日の登山用弁当の予約。民宿のおばちゃんが手配してくれました。

さて、夕方まで時間があるので、さっそく街歩きをスタート。真っ青に晴れた空の下、宮之浦の集落をずんずん進んで行きます。背の低い建物が続きます。離島のこういったのんびりした街並みは、とても好きです。伊豆諸島やパラオを思い出します。宮之浦川に架かる宮之浦大橋を渡って行くと、そこから上り坂になります。進むにつれて、海を見下ろす気持ちいい景色が広がっていきます。途中、小さな休憩場があったので、そこでひと休み。日差しは強いけれど、風が気持ちいいです。

しばらくのんびりして、さらに進んでいくと、屋久島高校が見えてきました。途中、きれいな草花に誘われて、路地裏へ。ところどころに民家がある閑静な通りです。時々島の人の車が通りますが、基本的にのんびりとした雰囲気。時間がゆったりと流れますね。

再び表通りに戻ってたどり着いたのが、わいわいらんど。地元のスーパーです。地元の名産がないかなあ、と思って、店内を散策しました。屋久とろとか食べたかったけど、自炊じゃないのでぐっと我慢。飲み物とかオリジナルのものがあるかなあ、と思ったのですが、意外となくて、唯一見つけたのが縄文水。とは言え、全体的な品ぞろえは関東のスーパーで見るものとは結構違っていて、九州や四国のものが目立ちました。旅先のローカルスーパーの散策は、なかなか面白いです。結局買ったのは、縄文水と明日の登山用のこんぺいとうです。

その後は来た道を戻ります。途中、島の子どもたちが挨拶してくれました。いいですねえ。滞在中、挨拶してくれる子どもたちが多かったです。良い気持ちで、民宿へ帰りました。そしたら、民宿のおばちゃんからたんかんをいただきました。甘くておいしいです。ありがとうございました。

夕食は、近くにある潮騒へ。お造り定食と日本酒常温、飛び魚の塩焼きを注文しました。刺身は新鮮でおいしいですね~!島に来たら、やはり魚です。日本酒は銘柄が選べなかったので、不明です。呑みより食事がメインですね。定食をいただいたあとは、飛び魚の塩焼き。身が柔らかく、塩気も程よくて、日本酒が進みます。旅先で魚を摘みながらお酒をちびちび呑むのは、至高の幸せです。飛び魚の胸ビレの部分はパリッと焼きあがっていて、煎餅感覚で食べられます。付け根のほうは少し固かったので、食べませんでしたが。ちなみに店内は、結構賑わっていました。早めに入って良かったです。

満腹になったら、民宿へ帰ります。帰路の途中で空を見上げると、月やたくさんの星々。本土に比べて光の数が少ないですから、見える星の数は多めです。

部屋に戻ったら、明日の朝も早いので、早々に就寝しました。しかし、奥の部屋が大学生のサークルっぽい団体で、どうにもうるさくてなかなか寝付けず。元々大した疲れもなく、普段より相当早い時間なので、寝付きにくいこともあるのですが。まあ、民宿なので、この辺はしょうがないですね。

二日目へ続きます。