「 2019年10月07日 」一覧

赤岳登山

2019年8月11日から12日にかけて、赤岳を登ってきました。昨年から登ってみたいと考えていて、ようやく登ることができました。自分のレベルでは日帰りは厳しいので、一泊二日の行程です。

まずは特急あずさに乗って茅野駅に向かいます。さすがお盆休みの時期、指定席券は取れなかったので、立ちっ放しでした。茅野駅に到着後は、バスで美濃戸口に向かいます。

  

11時すぎ、登山届を記入して提出したら、いざ登山開始。しばらくは平坦な道が続きます。車高の高い車なら走行可能な道です。首都圏に比べれば標高が高い分、多少涼しいですが、まだこの程度の標高では暑いです。

やがて、やまのこ村や赤岳山荘が見えてきます。軒先で飲み物とか売っていて美味しそう。ここからもう少し歩くと、美濃戸山荘に出ます。車で進めるのはここまで。この先はいよいよ山道になります。初日の行程は余裕があるので、ここで少し休憩。空気は多少涼しい時はあるものの、日差しが出ているので、まだ暑いですね。

 

12時すぎ。さて、ここから北沢と南沢に分岐します。進む先は南沢です。急登はないものの、岩が増えてきたり、上り道も増えてきます。途中、足場に組まれた橋の上を何度も渡っていきます。そこそこ疲れるのですが、それを癒してくれるのが、苔の美しい森。緑の絨毯となっている様も美しいですし、瑞々しい様子を接写して映してみるのも良いです。やがて渇いた沢のような場所に出ます。岩だらけで歩きにくいですが、視界が開けるので気持ちいいですね。この辺りは、沢と森の出入り道を見失いがちで、迷いそうでした。

14時45分、行者小屋に着きました。ほっと一息。チェックイン手続きを済ませたら、布団の上で横になります。まあ、やることがなくて暇ですしねえ。布団は3列でしたが、真ん中には人が来なかったので、快適でした。少し休憩したら、外をお散歩したり、おでんで小腹を満たしたり。自分は山小屋泊ですが、すぐそばにテントサイトがあり、そちらも盛況でした。散策後はまた布団で横になります。

そして夕食タイム。山小屋とは思えない豪華メニューのハンバーグ。きのこのスープとごはんはお代わり自由です。食後は布団でゴロゴロ。ウトウトして、気づいたら消灯時間を過ぎていました。歯磨きやトイレを済ませて、再度就寝。……しかし、酸素が薄いせいか良くわかりませんが、疲れているはずなのになかなか寝つけませんでした。

2日目、山の朝は早いです。5時くらいには起きて、5時30分には朝食。6時30分ごろ、チェックアウトしました。この時間はさすがに少し冷えるので、レインウェアをウインドブレーカー代わりに着ます。

向かう先は文三郎尾根。ところが、スタートから道が分かりにくいです。近くに別の道があり、そちらへ進んでいくとだんだん藪になっていくので間違いには気づけるのですが、正しい道がわかりません。他の人の動向を参考にさせてもらって、何とか正しい道を見つけました。有名な登山ルートでさえ、こういうことがあるので、改めて道迷いは他人事ではありませんね。

さて、昨日までとは打って変わって、急登が続きます。階段が整備されているので、疲れはしますがだいぶ歩きやすくて助かります。途中、森の中に鹿2匹を見かけました。阿弥陀岳分岐を通り、どんどん登っていくと、ついに樹林帯を抜けます。

 

ここから見下ろす景色は、急登を登ってきたご褒美ですね。木がなくなったことで、ずっと続く上り坂もあらわになりますが、景色の素晴らしさのおかげで頑張れます。道中、花々も楽しむことができます。ヤツガタケタンポポやミヤマダイコンソウなどが、可愛らしい花を咲かせていました。

文三郎尾根を登りきると、そこからは阿弥陀岳へ通じる絶景をひと足早く望めます。個人的に赤岳で一番見たかった景色です。ただ、吹きざらしになるので風が強いです。

景色を楽しんだら、山頂を目指して進みます。この辺は足場が完全に岩場になってきます。そんな中、ミヤマコゴメグサ、チシマギキョウ、タカネツメクサなどを楽しみます。

そしてキレット分岐に出ました。この先は完全に岩場です。鎖を頼りに登っていきます。ボルダリングで外岩を登っている感覚ですね。

途中絶景ポイントがあります。最初ここが山頂かと勘違いしました。足場が狭いので高度感があって少し怖いですが、それに勝る360度の絶景。雲海から顔を出す富士山も見られました。

    

ここからハシゴも使い、もう少しだけ登ると、ついに赤岳山頂に到着です!8時30分すぎ。山頂には赤岳神社の祠と太成宮の祠があります。正面に向かって右手にある古い祠が、赤岳神社です。山頂は狭いので、なかなかの混雑。看板や三角点など撮るものを撮ったら、とっとと場所を譲ります。

赤岳頂上山荘の方へ進むと、若干広いスペースがあるので、皆さんここで休憩している感じ。自分もここで絶景を眺めながら、山小屋で作っていただいたちまきで朝食。山頂付近でも、イブキジャコウソウやミヤマミミナグサなど、お花を楽しみました。

9時45分、少しのんびりしすぎましたが、下山開始です。まずは眼下に見える赤岳展望荘を目指して下っていきます。足場は転がりやすい岩だらけなので、慎重に下りていきます。当然下側にも人がいるので、下手に岩を転がすと大変です。鎖も使いつつ、滑らないように気をつけます。

何とか赤岳展望荘まで下りてきました。神経と膝が擦り減りました。広場で少し休憩します。そして10時30分、地蔵ノ頭を目指して出発。この界隈は、茶色い斜面に岩がニョキニョキ生えていて、独特な風景ですね。地蔵ノ頭には、その名前の通り、お地蔵さまがいました。

この後は階段などを使いながら、急な下り道を進んでいきます。眼下には行者小屋が見えます。結構な距離に、あそこまで歩くのかあ……と思ってしまいます。急な下りが終わると、樹林帯に入ります。途中ホシガラスを見られました。

11時30分、行者小屋に着きました。ラーメンに惹かれましたが、時間が微妙だったのでぐっと我慢します。休憩とトイレと水の調達だけ済ませて、12時すぎ、出発しました。

昨日歩いてきた道ですが、既に懐かしいですね。苔の美しさに励まされながら、進んでいきます。14時ごろ、美濃戸に到着。予定よりペースが遅いです。14時45分のバスに乗りたいので、わりとギリギリ。ここから美濃戸口は道が良いので、途中走ったり、ショートカットルートを使いながら、何とか間に合うように頑張ります。

そして14時35分、無事美濃戸口に着きました。結構ギリギリ。こうして今回の山行は終了です。最後の急ぎ足は想定外でしたが、気持ちよく楽しむことが出来ました。

今回の登山データは以下の通りです。美濃戸口での高度設定を間違えて、美濃戸で修正しています。

距離 20.92km
時間 11:29:34
高度上昇 1375m

記事に載せきれなかった写真は、こちらをご覧ください。