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Embedded / IoT Technology 2019を見学

2019年11月22日、Embedded / IoT Technology 2019を見学してきました。この日は平日ですが、職場がお休みだったので、プライベートで気軽に出かけてきました。去年も行ったつもりでしたが、2年ぶりのようです。あいにくの雨模様ですが、屋内なので問題なし。

セミナー

まずは、アネックスホールでローカル5G関連の基調講演を聴講します。スピーカーは3名で、会社に所属されています。なので、自社PR要素もありましたが、ここでは一緒くたに技術的観点のみを記載します。

そもそも自分はローカル5Gという言葉自体を聞き慣れていなかったのですが、いわゆる携帯電話のようなキャリア5Gではなく、自治体などによって運用される5Gとのこと。これまでケーブル通信が当たり前だった分野がワイヤレス化していくためのインフラが、ローカル5Gとなります。電気やガスといった地域インフラと同じように、ローカル5Gは社会に欠かせないインフラになっていくという話が印象的でした。どうしても5Gというと携帯電話などのグローバルな通信ネットワークのイメージが先行しがちなので、こうした視点を得られたのは有意義でした。ワイヤレス通信の細かいところはわかりませんが、5Gは可用性やレイテンシ、スループット、同時接続数など異なる性能要求に幅広く対応できるらしく、それがインフラとしての強みになります。

その他、直接5Gに関わらない部分として、実世界と電脳世界で情報が往来し、電脳世界ではAIによってそれらのデータを処理するという話が、それぞれの要素技術が関連し合っていて、俯瞰的な視点を得られました。あとは建設の現場でもIT化が進んでいて、施工中の地面データのキャプチャやARによる表示など、興味深かったです。プラットフォームを用意してデータを共有し、様々な会社が各々の強みを活かしたソフトウェアなどを提供する仕組みは面白いなあ、と思いました。

セミナーの聴講後は、コンビニで買ったトルティーヤで小腹を満たします。

展示会

  

その後は展示会を見学。大容量静電ディスプレイはデモ機を触ってみて、相当分厚いガラスを介してもきちんと認識していてすごいなあ、と思いました。あとOpen RISC-Vとか全然知らなかったのですが、いまやCPUアーキテクチャもOpenな時代なのですね。

IoT向けのセンサなどの試作サービスとかを、組み込み機器に馴染みの薄いWeb系開発者向けに提供するサービスが気になりました。試作から大量生産を受注するのがビジネスモデルらしいので、個人向けにはやってくれないかな。あとは3Dセンシングが気になりました。世界は3次元だけど、人の目に映る景色は2次元ですし、2D画像から3Dを解析するのは、存外根強く残る要求なのかもしれません。何となく3Dカメラとかが出てくるものかと想像していましたが、そう単純には進まないようですね。

そして前回2年前に訪れたときに、キーワードとして良く見かけた”Deep Learning”ですが、”AI”という表現に変わっているのが印象的でした。技術要素よりも実際の使用用途の方にフォーカスが移っているように感じました。

あと今回目立っていると感じたのが、エッジコンピューティングです。一時期は処理をサーバにやらせて、エッジは軽くする風潮が見られましたが、結局それだと通信コストがかさむので、エッジ側を強化し、そこにAIを載せて自律的に色々処理をさせようという取り組みが多く見られました。そしてエッジ側に比重が置かれると、セキュリティ面もクローズアップされてきます。様々な分野がこのように相関し合っていることが、面白いですね。

 

自分は1個1個詳しく見るよりは、会場を回遊して、トレンドを何となく見るスタイルです。各技術要素は細かくて、1個1個つまんでいくのも疲れるので。そういう点では、こうした展示において、ひと目で興味を惹かせるための工夫というのは、大事だなあ、と思いました。

 

帰りは、恒例となったクイーンズスクエアのクリスマスツリーを楽しみ、さかえやにて親子丼をいただきました。鶏がおいしいです。外はカリッと香ばしく、中は柔らかジューシー。卵もトロトロ。そしてプライベートなので、ビールも飲めちゃいます。

こうしてたまに外の空気に触れて、世間の技術動向を感じる時間は、必要ですね。