phpでxslを処理するには

2004.05.08

XSLT拡張関連モジュール(Expat,Sablotron)が必要になります。 インストールされていない場合は、先にインストールして下さい。

phpのインストール

phpのサイトからソースコードをダウンロードします(ファイル名:php-4.3.6.tar.gz)。 インストールするOSはVineLinux2.6r1で、既にphp4.2.3がインストールされています。

まずはダウンロードしたファイルを展開して、展開したディレクトリ内に移動します。

$ tar zxvf php4.3.6.tar.gz
$ cd php-4.3.6

続いてconfigureのオプションを設定します。 ここではコンパイル前に様々な内容を指定します。

./configure \
--prefix=/usr/local \
--enable-debugger \
--disable-debug \
--enable-inline-optimization \
--with-apxs=/usr/sbin/apxs \
--with-exec-dir=/usr/bin \
--enable-magic-quotes \
--enable-ftp \
--with-xml \
--enable-iconv \
--enable-mbregex \
--enable-mbstring \
--enable-zend-multibyte \
--with-pgsql \
--with-mysql=/usr/local/mysql \
--with-config-file-path=/etc \
--enable-xslt \
--with-xslt-sablot \

オプションの意味を幾つか説明します。

--prefix インストールする場所
--with-config-file-path php.iniを置く場所
--enable-xslt xslt拡張関数を使う際に指定が必要
--with-xslt-sablot xslt拡張関数を使う際に指定が必要
※SablotronとExpatのインストールが必要

expatのインストール

ExpatはXMLパーサです。

Expatのソースコードをダウンロードします(こちら)。 Expatのインストールは簡単です。まずダウンロードしたファイルを展開します。

$ tar zxvf expat-1.95.7.tar.gz
$ cd expat-1.95.7

configureオプションを指定します。

$ ./configure --prefix=/usr/local

後はコンパイルしてインストールです。

$ make
# make install

Sablotronのインストール

SablotronはXSLT解析エンジンです。 Sablotronの動作にはExpatが必要になりますので、事前にインストールして下さい(前節参照)。

Sbrotlonのソースコードをダウンロードします(こちら)。 ダウンロードしたファイルを展開します。

$ tar zxvf Sablot-1.0.1.tar.gz
$ cd Sablot-1.0.1

configureオプションを指定します。 Expatの場所を指定してあげましょう。

$ ./configure --prefix=/usr/local\ 
--with-expat-prefix=/usr/local

後はコンパイルしてインストールです。

$ make
# make install

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