* RPMパッケージ管理 [#wdb15795]

うちはソースからコンパイルすることがほとんどなので、RPM を使うことは滅多にありません。しかし、LPIC を受験するにあたり必要な知識なので、ここにまとめておきます。

なお、パッケージ作成や SRPM については、まだ扱っておりません。

** オプション [#h3e4f702]
*** インストール [#zad704ae]
|-i (--install)|インストールする|

以下は併用される主なオプションである。
|-U (--upgrade)|アップグレードする。パッケージがない場合はインストールする|
|-F (--freshen)|アップグレードする。パッケージがない場合は何もしない|
|-v|詳細情報を表示する|
|-h (--hash)|進行状況を # で表示する|
|--nodeps|依存関係を無視してインストールする|
|--force|既存のファイルを新しいものに置き換える|
|--test|実際にはインストールせず、テストのみ行なう|

*** アンインストール [#v6d47d4f]
|-e (--erase)|アンインストールする|

以下は併用される主なオプションである。
|--nodeps|依存関係を無視してアンインストールする(他のパッケージが動かなくなる恐れがある)|

*** 照会 [#y302f5cb]
|-q|パッケージを照会する|

以下は併用される主なオプションである。
|-a (--all)|インストール済みの全てのパッケージを表示する|
|-f|指定したファイルを含むパッケージを表示する|
|-p|パッケージファイル名を指定する(照会モードは通常インストール済みパッケージ名。これは未インストールパッケージを照会したい場合に適用される)|
|-c (--configfiles)|設定ファイルのみを表示する|
|-d (--docfiles)|ドキュメントファイルのみを表示する|
|-i|パッケージの情報を表示する|
|-l (--list)|指定したパッケージに含まれるファイルを表示する|
|-R (--requires)|指定したパッケージが依存しているパッケージを表示する|
|-changelog|変更履歴を表示する|

** 利用例 [#f123840e]
パッケージをインストールする。
 $ rpm -ivh net-snmp-5.1.3-1.i686.rpm

パッケージをアップグレードする。インストールされていない場合は、何もしない。
 $ rpm -Fvh net-snmp-5.1.3-2.i686.rpm

インストール済みのパッケージ一覧を表示する。
 $ rpm -qa apache

指定パッケージに含まれているファイル一覧を表示する。
 $ rpm -ql apache

指定パッケージに依存するパッケージ一覧を表示する。
 $ rpm -qR apache

所定の文字列を含むパッケージ一覧を表示する。通常、全一覧では表示数が多すぎるため、このように利用する。
 $ rpm -qa | grep apache

まだインストールしていない RPM パッケージについて、含んでいるファイル一覧を表示する。
 $ rpm -qlp net-snmp-5.0.9-4.rh73.i386.rpm

ファイルがどのパッケージに属しているかを調べる。
 $ rpm -qf /usr/sbin/httpd

依存関係を無視して、パッケージをアンインストールする。
 $ rpm -e --nodeps apache

----
** 履歴 [#gb41b0ff]
- 2005/11/23 ぼくぴ 新規作成

トップ   編集 差分 履歴 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS