* WebDavにWinXPからアクセス [#ed24ff5a] いろいろと問題があるようで、なかなかうまくいきません。WebDavの専用クライアント([[Dav Explorer:http://www.ics.uci.edu/~webdav/download.html]])を使うと、問題なく見れました。ということで、WinXP のエクスプローラー上で見ることに、問題があるようです。 いろいろ試行の過程を書いていますが、''最適解は、NetDrive という専用ソフトを導入する''ことに結しました。 #contents ** WinXP 2つのWebDavクライアント [#y1fbf374] |Microsoft Data Access Internet Publishing Provider DAV 1.1|XP以前からあるクライアント。Webフォルダとして追加されるため、Samba などのように、エクスプローラー上で直接の編集はできない| |Microsoft-WebDAV-MiniRedir/5.1.2600|XPで追加されたクライアント。ネットワークドライブとして追加されるので、Sambaのようにエクスプローラー上から直接編集ができる。| 「Microsoft Data Access Internet Publishing Provider DAV 1.1」を利用した場合も、アプリがWebDavに対応していれば、直接編集できます。OfficeXPなどがインストールされていれば、Wordなどのドキュメントファイルを選択時に、「開く」がメニューに表示されます。ただし、WebDav対応しているテキストエディタってあるのでしょうか。Macではシンプルテキストがその機能を持っているようですが、Windows では聞きません。 ** Webフォルダとして使う [#ree6262e] ネットワークプレースの追加を行なうさいに、Microsoft Data Access Internet Publishing Provider DAV 1.1 を明示的に利用する方法について、列挙します。 *** ポート番号を明示する [#n9b4d0e1] [[クライアントの協調動作:http://subversion.bluegate.org/doc/apbs04.html]] Windows ドメイン認証を使って HTTP 基本認証要求に応答しようとします。この場合、ユーザー名が「ホスト名\\ユーザー名」の形式に変換されるため、認証に失敗します。そこで、この Windows ドメイン認証を使わないようにするために、URL指定時にポート番号を明記する方法が紹介されています。 omoshiro-joho.com:80/share しかし、この方法ではうまくいきませんでした。Windows ドメイン認証はなくなり、BASIC認証のダイアログが出たのですが、結局ユーザー名が「ホスト名\\ユーザー名」の形式になっていました。 Windows ドメイン認証はなくなり、BASIC認証のダイアログが出ます。この場合、クライアントは Microsoft Data Access Internet Publishing Provider DAV 1.1 が利用されます。ポート番号を付けないと、Microsoft-WebDAV-MiniRedir/5.1.2600 が使われます。 また、この場合、クライアントは Microsoft Data Access Internet Publishing Provider DAV 1.1 が利用されます。ポート番号を付けないと、Microsoft-WebDAV-MiniRedir/5.1.2600 が使われます。 *** 最後に?を付ける [#jf91af27] - [[ApacheのWebdavでXPから共有:http://www.hijiki.net/archives/000101.html]] - [[WebDAVサーバの構築 #2 (WindowsXPからアクセスする):http://kamoland.com/comp/webdav2.html]] ServicePack2 が適用されている場合、URL の末尾に「?」を付けることで、正常に対応するようです。しかし、ServicePack2 は、デフォルトでSSL認証しか利用できないようになっているそうです。レジストリをいじることで、BASIC認証も使えるようになるそうです。 あと、体験のみで内容の裏がとれていない内容ですが、SP2 だと認証かけてないのに、Windowsドメイン認証をしようとしました。SP1 だと認証がない場合は素通りできたように思います。 *** サービスを停止する [#v03c2f3e] WebClient というサービスを停止すると、「Microsoft-WebDAV-MiniRedir/5.1.2600」が使われなくなるそうです。※試していません ** ネットワークドライブとして使う [#u305996f] Microsoft-WebDAV-MiniRedir/5.1.2600 で、認証が通るようにする工夫を列挙します。 *** Apache の設定を変える [#o45e3664] mod_encoding の機能により、「ホスト名\\ユーザー名」形式を「ユーザー名」に変換できます。ただし、mod_encoding 自体にも運用上の問題はあるので、注意が必要です。 <IfModule mod_encoding.c> NormalizeUsername on *** 新規にユーザーを追加する [#z8b56611] これがとりあえずの策としては、一番手軽かと思います。「ホスト名\\ユーザー名」形式でユーザーを追加します。すると、Microsoft-WebDAV-MiniRedir/5.1.2600 を使って、WebDav にアクセスできます。 これがとりあえずの策としては、一番手軽かと思います。「ホスト名\\ユーザー名」形式で、サーバ側(htpasswd)にユーザーを追加します。すると、Microsoft-WebDAV-MiniRedir/5.1.2600 を使って、WebDav にアクセスできます。 ** 専用のソフトウェアを利用する(これが最善の策) [#qcb4a82e] 結局のところ、MS が用意したツールは、出来はかなり悪いです。各動作が異様に遅く、快適に使えるレベルではないので、専用のソフトウェアを利用します。 NetDrive というソフトウェアにより、WebDav 領域をネットワークドライブとして追加できます。ソフトウェア独自のGUI上ではなく、ネットワークドライブとして、Win のエクスプローラー上から利用できます。 *** ダウンロードとインストール [#e4c5cb5a] NetDrive は、Google で "NetDrive" と検索することで、見つかるはずです。日本語ページのみだと見つからないかもしれないので、海外ページも含めて検索してください。以下に、執筆時点(2006/04/19)でダウンロードできるサイトを記します。 - [[Installing NetDrive:http://www.loyola.edu/5555/netdrive/installingnetdrive/]] - [[The easiest way to transfer files between NICC and home is to use NetDrive.:http://web.nicc.edu/howto/Computer/RemoteAccess/NetDrive.html]] exe ファイルを実行すれば、勝手にインストールしてくれます。 *** 使いかた [#v8b3c736] まず、スタートメニューから NetDrive を起動して、NetDrive の設定画面を表示します。そしてウィンドウの左下にある "New Site" を押して、利用したい WebDav の情報を記入します。あとは画面にしたがって、認証情報などもいれてください。 #ref(netdrive01.jpg); 必要な情報を入力して、Connect ボタンを押すと、ネットワークドライブとして、エクスプローラー上に追加されます。 #ref(netdrive02.jpg); ** おまけ情報 [#g85954c0] *** 組織のなかから自宅サーバへアクセス [#f2fd04b0] 最近はいろいろ規制も厳しく、FTPで外部のサーバへのアクセスを制限しているところも多いと思います。そこで、WebDav の登場です。WebDav であれば、HTTP を利用しているので、そうした規制に掛からない場合が多いです(ただし、WebDav を規制するようなフィルタ製品も出ているので、あくまで現時点(2006/04.19)での話です)。 ちなみに、ネットワークドライブとして動作させる場合は、さすがに引っかかってしまうようです。その場合は、Webフォルダとして設定を行ない、FTPのような使いかたをすると良いでしょう。 *** その他情報 [#q85a559e] [[Windows2000でWebDAVが使えない問題:http://nhh.mo-blog.jp/ttt/2005/06/windows2000webd_de7d.html]] あまり一般的なケースではないかと思いますが、上記リンク先のような現象もあるようです。 ---- ** 履歴 [#o66e289f] - 2006/04/19 ぼくぴ 新規作成