キャラクターなどをテキストでお喋りさせるプログラムを作ってみました。使っている環境は以下の通りです。
基本はマルコフ連鎖モデルです。与えられた入力文を形態素解析で分解し、要素Aの次にくる要素について、その繋がりを学習データとしてカウントします。文章を作成する際は、繋がりのカウントに応じた確率で、次に繋げるデータを選択していきます。
多少細かい調整も入っていますが、基本的な設計思想は上記の通りです。
結局のところ、データエントリ作業のほうが、大変です。20個くらい文章を与えると、それなりに新たなそれっぽい文章を作ってくれて楽しいのですが、如何せん少ないので、すぐに網羅してしまいます。予測不可能な面白さを生み出すには、1000個レベルとか必要ですね。
あと、キャラクターなどを模す場合は、そのキャラクターだとすぐに分かるフレーズを学習データとして与えないと、キャラクターのイメージからブレやすくなります。
学習アルゴリズムも重要ですが、学習データを効率的に収集できる仕組みも同じくらい重要だなあ、と思いました。Twitterのbotであるしゅうまいくんは、学習データの収集はほぼ自動で出来ていますものね。