夏舞台に並ぶ人々

2004年8月1日、NHKホールにて、天てれ夏舞台「ロック★スターの叫び」が開催されました。 舞台の内容に関しては、テレビ放送後に、別途記載したいと思います。 もっと早く見たい、という方は、他サイトさんのイベントレポートを、お薦めいたします。

さて、今回注目してみたのが、夏舞台に並ぶお客さんの列です。 3200人ものお客さんがどういう流れで、会場に入っていくのか、追ってみました。 ちなみに、確認したのは2回目の公演についてです。 列移動遷移図 計測の方法は、入場列の中にポイントを一点定めて、そこを通る人の数を数えました。 野鳥の会のようにカウンタを使ったわけでもなく、単なる目算なので、 その絶対値はあまり信用のおけるものではないかと思います。 ただし、それぞれの相対関連については、同じ方法で計測している分、 幾分の信頼性はあると思います。

グラフを見ていくと、列の流れは一定ではなく、 何度か移動速度が上がる箇所があることが、分かります。 列の処理のしかたによるものだと思われますが、この流れに乗れた人は、ラッキーですね。

(ここから先の計測内容については、かなり大まかに行いましたので、 あまり信頼性が高くないことをご理解のうえ、ご覧ください)

列形成遷移図 一方、お客さんが列に並び始める時間も、まとめてみました。 こちらは、かなり概数になっています。 というのも、普段会場へは開始15〜5分前などの駆け込み到着で、 列になんて並んだことないので、 列の構造が分からず、すっかり存在を見過ごしていました (全然人来ないな〜と思ったら、植え込みで陰になっているところに、 たーくさん並んでいたのですね^-^;)。 そのため、まともな計測はできていません。 何となく目視してきた内容から算出しました。 一番先頭の人は、想像を絶する時刻から並んでいたに違いないですね…。 とりあえず14:00を開始位置とし、16:00を終了位置とします。 計測内容は、その範囲である120分間のものになっています。

待機時間相関図 2つの表を比較すると、並び始めた時間帯と合計待機時間の関係を、導き出すことができます。 左の図を見ると、合計待機時間は待機開始時経過時間に対し、右肩下がりになっています。 しかし、待機開始時経過時間が90分のときを境目に、傾きがかなり小さくなっています。 つまり待機開始時経過時間が90分以上のとき(15時30分以降)に並んでも、合計待機時間はさほど短くなりません。 このことより、待機時間と列の先着順のバランスを最も効率よく享受できるタイミングは、 15時30分に列に並び始めることになります。 当然これは、待機時間のわりに前へいけるお得度から決定されたものであり、 本当に先頭の方を目指したいのなら、もっと早く並ぶ必要があります。

ところで、列の観察していると、色々と見つけるものです。 14時くらいは、家族連れや女子中学生、成人男性と思しき方々を、散見できます。 それから、14時25分ごろ、第1回のお客さんの退場が始まります。 出るわ出るわの人の波で、およそ15分ほどかかりました。 14時45分ごろ、NHK入り口が少し騒がしくなります。 意味不明なことを叫びながら、だだをこねるように、少年が10分ほど暴れていました。 それ以降はさしたる動きはありませんでした。

列の配置図 ちなみに列の並びですが、最初はNHKホールの脇に並んでいましたが、 そこに入りきらなくなると、NHKホールの手前側に新たな列が作られました。 それにしても、あのNHKホール脇の決して広くはないスペースに、 1000人以上の人たちがいたと思うと、圧巻ですね。 ちなみに列の並びですが、入場が始まった時刻は、15時57分、 一通りの入場が終わりゲートが撤去されたのが、16時34分でした。

と言った感じで、夏舞台の外側を見てみることも、面白いかもしれません。

[計測資料(エクセルファイル)]


戻る