Sambaのインストール

Sambaは、Unix系マシンをWin系のファイルサーバやプリントサーバにするソフトウェアです。 具体的にどういうことができるかというと、 WindowsマシンのエクスプローラからUNIXマシン上のファイルを透過的に扱うことができます。

インストール

2004.05.08

ダウンロード、展開、configure、make install。 この辺は、日本Sambaユーザー会のサイトを参照して下さい (Samba2.2 日本語版インストール)。

smb.confの設定

smb.confファイルを用意しなくてはなりません。 ソースのexamplesディレクトリ内にあるsmb.conf.defaultをコピーして、 configure時に指定したディレクトリへコピーしましょう。

# cp ./examples/smb.conf.default /etc/samba/smb.conf

[global]セクションにある項目を指定します。

workgroup ワークグループ名
server string 説明文
security 共有時のセキュリティ
encrypt passwords パスワード暗号化の有無

securityの設定は、以下の用途に基づいて行います。

まず、パスワードでユーザー認証を行う場合です。 もしUNIXマシン上に存在するユーザー名を使うのなら、userを指定します。 逆にUNIXマシン上に存在しないユーザー名を使うのなら、shareを指定します。

パスワードなしのゲスト共有にする場合は、shareを指定します。

その他、serverやdomainという値も指定できますが、まだよく理解していません。

パスワード認証を行う場合は、encrypt passwordsの行のセミコロンを除いて下さい。 デフォルトでは無効になっているはずです。きちんと設定しないと、Win側から参照できないみたいです。

[private]セクションにある項目を設定します。 幾つか例が記述されているので、それに習えば大丈夫です。

[pokota_share]
comment = Pokota Server Share Directory
path = /usr/public
valid users = bokupi
public = no
browsable = yes
writable = yes

Samba用アカウントの作成

Samba用のアカウントを作成します。 システム上と同じユーザー名にして下さい。 smbpasswdの作成先は、privateDirで指定した場所にして下さい(smb.confと同じ場所?)。

# smbpasswd -a bokupi

smbpasswdで指定できるオプションです。

-a 新規追加
-d 無効化
-e 有効化
-x 削除

自動起動の設定

自動起動するように設定しましょう。

# /sbin/chkconfig smb on

起動

Sambaを起動します。

# /sbin/service smb start

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