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2004年10月09日

CEATEC JAPAN 2004

10月7日に行ってきました。いろいろ楽しげなものもあって、良い感じ。半分コンシューマ向け、半分ビジネス向けといった感じでしょうか。特にテレビ系のゾーンは、ほとんどコンシューマ向けでしたね。個人的にはそちらの方が楽しいかも(笑)。ただ、ビジネス向けでも、様々な部材など、いろいろと面白いものがありました。いずれはこれらの技術を利用した製品が出てくるのですから、会場内で最先端を見たいのならこの辺を見る方がいいのかも。何に使うのか分からない部品も結構ありましたが^-^;。

会場入り口撮影 ホール撮影

それでは適当に感想。とにかく一番印象に残ったのはテレビですかね。液晶やプラズマ、リアプロにSEDなど、様々なタイプが出てきて、まさに花盛りといった感じです。やっぱりハイビジョンはきれいです。一度これに慣れたらもう戻れないでしょうねぇ~。あと、噂の360度ディスプレイを、日立のブースで初めて見ました。うーん、360度とは言え、シームレスではなく、ある一定角度を超えた時点で画像が切り替わるという感じです。ホログラムを見ているような状態に近いかな。まだまだ改善の余地はありまくりですね。期待が大きかっただけに、ちょっぴり残念。あとはソニーのVAIOtypeU。1TB(1000GB)のHDDを持っているということで、その容量もさることながら、録画「予約」するのではなく、全ての番組を録画して、後から見たい番組を選ぶという、ユーザーの選択を録画前から録画後に持ってくる逆転の発想に、驚かされました。ただ、ちょっと大きさが大きいですね。タワー型PCくらいはありそう…。あとは、東芝のブースで見た、有機ELディスプレイ。あの大きさでQVGA動画が、あれだけ鮮明に映る時代になりましたか。なんだかワクワクしてくるなぁ。モバイル放送はどうなのかな~。個人的には、面白そうなサービスが出るまで様子見ですけど。

手のひらサイズのPCや、各種センサ類、通信や映像・音声処理モジュール、顔認識など、要素技術的な内容も、面白かったです。可視光通信などは、通信域という無色透明だったものに、色づけが可能になったということで、各種分野で活躍しそうです。先発はやはりゲームなどのエンターテインメント分野かな。

カンファレンス撮影

午後は、カンファレンス「特別フォーラム:デジタルが広げるユビキタス社会」を、聴講してきました。官庁、メーカ、ジャーナリスト、放送局など、多彩なパネリストによる、「ユビキタス社会」という漠然としたテーマについて討論したため、内容はやや発散気味な印象を受けました。幾つか、気になったところだけ抜粋。

特記というほどでもありませんが、小ネタを1つ。このフォーラムの様子は教育テレビで10月17日に放送されるのですが、野中ともよさんが「レンタルビデオ店」をTSUTAYAと店名を出してしまいました^-^;。当然NHKではNG。ご本人もカットね、と仰せでしたが。以上、オフレコということでw。あと、カンファレンス会場出口にあった、NHKの総合情報端末。上にテレビの画像、下に文字情報。最初、おづなっているのか、仕組みが分かりませんでしたが、フォーラム内で説明がありました。放送と通信の組合せだそうで、以下の4つの組合せがあるそうな。

こんな感じだったでしょうか。間違っている可能性も大ですが^-^;。放送波に乗せるデータと、通信として渡すデータ、この辺の使い分けとかが、面白そうに感じました。

それから、余った時間で再び展示会場を回ってきました。キャパシタなど、燃料電池系が結構出ていましたね。小型化が実現すれば、携帯機器で、楽しめることの幅が大きく広がりそうです。あと、何のデモか分かりませんでしたが、ラジコンサッカーなどがあり、面白かったです。何か、手に取って遊べる玩具が、テレビゲームの技術に追いついてきた感じもしますね。テレビゲームというジャンルは、いずれAV、玩具、それぞれの世界に吸収される気がします。

と、話が少し逸れました。他には3D液晶がちらほらありました。しかし、これもホログラム的で、しかも目が結構疲れますね。NTTブースに目の疲れない3D液晶がありましたが、確かに目は疲れないけど、3D感はその分弱かったかなぁ…と。この辺も、技術革新に期待したいところです。あとは、画面に手前の姿を投影して、遠隔地にいる相手を同じ画面内に重ねるという製品のデモを体験してきました。テレビ会議システムの変り種といったところでしょうか。映像の重なりはやはり少々見づらさが気になります。まだ開発中ということで、今後の方向に期待したいです。

投稿者 bokupi : 2004年10月09日 16:28

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