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2005年08月21日
富士山登山
8月18日、19日に、大学時代の友人と3人で、富士山登山をして来ました。新宿駅から高速バスにて富士五合目まで。10時55分発で13時30分頃到着。やはり東京とは気温が違います。標高が100メートル高くなると気温が0.6℃低くなるそうな。ちょっと肌寒い感じでしたが、すぐに慣れました。昼食を取ったあとは、杖を購入し、いざ富士山登山へ。ルートは、富士吉田口です。
五合目から六合目は、比較的緑も多く、緩やかな道が続きます。ハイキングコースといった印象。六合目から七合目になると、徐々に緑も減り、つづら折の上り坂が続きます。石も大きくなり歩きにくいですが、深呼吸しながら、休みを取りつつ登っていけば、さほど辛くありません。ただ、少し寒さを感じてきたので、上に一枚羽織ります。
七合目に入ると、山小屋ゾーン。岩場となってきた坂を登っては、山小屋の前のベンチで休憩の繰り返し。この山小屋手前の階段が、何気にきついです。それから八合目に入っても山小屋は続きます。そして、岩場の方はより険しくなります。この辺は、防寒と手の保護のため、軍手は必須ですね。転落しないように、慎重に道を選んで行きます。
やがて見えてきたのが、今回宿泊する白雲荘。日が傾いてきたこともあり、疲れと同時に寒さが身に染みてきました。途中撮影を頼まれ、4台ほどシャッターを切りました。非デジカメは撮影内容を確認できないので、責任的にちょっと重くて、いつもドキドキ^-^;。さて、泊まってすぐに夕食のカレー。まったく食べる気がしなかったのですが、カレーの匂いに食欲を刺激され、何とか平らげました。後で振り返ってみると、この時既に高山病だったんですね。結構ゆっくりペースで来たのになあ。でも、うちが泊まる小屋の撮影をしていない時点で、それなりに(体に)来ていたのでしょう。それから寝返りも打てない二畳ほどのスペースに3人で就寝。けれど、お腹がムカムカして全然眠れず。トイレに行って吐きかけたけど、これまで(記憶のある限り)吐いたことがないという自負があるので、何とか我慢。外の空気に当たったのが良かったのか、それから一時間ほど眠れました。
日も回った0時30分過ぎ、山小屋内が騒がしくなります。それに釣られて、うちらも起床。んー、厳しい頭痛と吐き気に襲われます。まさに高山病。売店で酸素ボンベを購入して、チャージ。体感ではあまり分からないけれど、酸素が吸入されたことは間違いないので、気分的に少し復活。体制を整え、1時30分頃、意を決して出発。すると外には長い人の列。ライトの明かりが煌々と山頂まで続いています。この行列のペースに合わせて登ることにしました。ゆっくりなので、疲れません。が、途中で渋滞。3歩進んでは1分止まったり。確かに疲れないけれど、寒さがすごいです。風も強くて、普通に震えてきました。それに、暗くて山頂までの距離を測ることができないため、どこまで登ればいいの?という精神面の辛さも。九合目を登っている時は、高山病の症状はあまりなく、むしろ寒さが一番の敵でした。それでも、ひたすら歩き続け、4時15分頃、山頂に到着!
そこには御来光を待つたくさんの人の姿。ひとまず山小屋に入って、温かいとんじるを頂きます。御来光は4時55分くらいとのこと。場所取りのために、10分くらい前に外へ。うーん、4枚ほど着込んでいましたが、とにかく風が冷たく寒い…!震えながら、その時を待ちます。徐々に空が明るくなります。雲の隙間からは、一筋の線が。それから暫くして、周りが騒がしくなります。そしてついに御来光!太陽の動きは思ったよりも速く、10分ほどで太陽は雲の中から完全に姿を見せました。
山頂は風を遮るものがなく、とにかく寒かったので、火口を軽く眺めて、お鉢周りはせずに6時過ぎには下山開始。最初は達成感と、雄大な景色、そして暖かい日の光に心躍らせ、途中仰向けに寝たりしていたのですが(虻がいなければ、最高に気持ちいい)、段々辛くなってきました。下り坂が急で、足への負担が大きく、爪が痛くなったり、そしてその足をかばうせいで余計な体力を消耗し、足首がかなり疲労。それに、単調な景色が続くので、なかなか精神的にも辛い。六合目まで下りると、単調な下り坂はなくなりますが、それでも傷めた足には少々辛い道のり。むしろ五合目に入って、上り坂が続いている方が楽でした。途中山小屋で貰った朝弁当を食べて、出口へ到着。
到着した時刻は11時。しかし、帰りのバスの時間を15時にしてしまったため、4時間待機∑ ̄ロ ̄。昼ごはんに軽食を取ったり、寝たり、散歩したり、お土産買ったり…それでもかなり持て余しました。。15時になりバスが到着。この時間はやはりガラガラ。最初は新宿で呑み会という話もありましたが、結局そのまま解散です。杖をカランコロン鳴らしながら、帰りましたw
翌日は、予想通りの筋肉痛。足の方は思ったほどは傷めておらず、安心。世の中には「富士山に登らない馬鹿、富士山に二度登る馬鹿」という言葉が流布されているようですが、とりあえずうちも、今しばらくは二度上りたいと思いません(笑。
投稿者 bokupi : 2005年08月21日 10:02
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