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2007年03月02日
コンピュータの構成と設計(上)を第3章まで読了
コンピュータの構成と設計~ハードウエアとソフトウエアのインタフェース 第3版 (上)
パターソン&ヘネシー著の「コンピュータの構成と設計」、通称パタヘネ本を読んでいます。うちが買ったのは第3版で、これまでのものと比べてだいぶ薄くなっています(削られた部分は、付属のCD-ROMにPDFファイルとして収録)。なので、幾分か読みやすくなっていると思います。第2版では上下巻合わせて1000ページ以上だったものが、第3版では600ページ程度に納められています。
第1章では、コンピュータのハードウェアの構成について説明されています。CPU内部の写真もあり、へえといった感じです。半導体関連の部分はほとんど知らなかったので、勉強になりました。ウェハーやダイ、トランジスタ、歩留りの原因など、これまで漠然と言葉だけを聞いてきたものが、繋がっていく感じがよかったです。
第2章では、MIPSを例にしたアセンブラの説明です。加算などの単純な命令から始まり、条件分岐や繰り返し文など徐々に追加されていきます。そのなかで、メモリ領域の扱いやレジスタの役割など、学ぶことができます。トップダウンに列挙するのではなく、なぜその命令やレジスタが必要か、そうしたボトムアップなアプローチが、とてもわかりやすかったです。このあたりの知識に乏しかったうちでも、かなりの内容を修得することができました。さすがは、教科書と言われる本だと思います。
第3章では、整数演算と浮動小数点演算に関する内容です。内容自体は、大学での講義や情報処理技術者試験で学んだものです。当然、それらより深く掘り下げていますが。浮動小数点演算には、専用のレジスタを用意しているんですね。
てな感じで、まだ半分も読み終えていませんが、なかなか面白いです。簡単ではないですが、難しくて読めないということもないです。
投稿者 bokupi : 2007年03月02日 21:50
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