ヴォヤージュの世界へ

MTK「ヴォヤージュ±」のビデオクリップ内に登場した不思議な地下世界。 木生の中でも紹介されましたが、ロケ地は首都圏外郭放水路です。 YOUさんも行ってみたいと話していましたが、 その首都圏外郭放水路の現場見学があるというので、行ってきました。 ちなみに本来は3月4日の予定でしたが、雪の影響により一週間後の3月11日に順延となりました。

最寄駅は南桜井駅。頭の中に「結花」の文字が浮かんでくるのは天てれファンたる所以でしょうか。 そこから集合場所となる龍Q館へ行きます。 開始時間までしばらくあるので展示室内を回っていると、色々な写真を見ることができる機械を発見。 これまでロケに訪れた方たちとの写真がありましたが、天てれ関連の写真はありませんでした。

時間になると会議室へ集まり、首都圏外郭放水路の概要を説明したビデオを見ます。 簡単に説明すると、首都圏外郭放水路とは増水した川の水を余裕のある川へ流すための水路になります。 UWFが歩いていたトンネルは、第4工区トンネルといい、増水した水を流すための水路です。 RGとUWFが出会ったあの場所は調圧水槽といい、トンネルを伝って流れ込んだ水が逆流する際の勢いを抑えるための仕組みです。

説明の後は現場見学へと向かいます。 ちなみに今回は工事現場を団体行動で見学するため、当然好き勝手に動くことはできません。 節度を守りつつ、何枚か撮ってきた写真を掲載したいと思います。

まずは龍Q館の地下にあるポンプ室。 増水した水を吸い上げて放水する際の、引き上げる力を生み出すのがこのポンプになります。 中で使われているのは、なんと旅客機と同じエンジン!

     

ポンプ室の見学を終えると、少し離れた場所にある調圧水槽まで移動します。 らせん状の階段を下りていくと、そこには広大な空間が広がっていました。 幾つもの巨大な柱が立ち並び、まさに地下のパルテノン神殿という言葉がふさわしいです。 中はひんやりとしていて、洞窟の中のような冷たさです。

卓也「ハー寒い…寒くて広い」

卓也の感想は見事で、まさにその通りなのです。

樹音「上の方に柱とかあるじゃん。そこに染みとか色々あって」
里穂「染み!?何の染みだろ」
樹音「何かねいろいろあるの、それで何か怪しいとこだった」

取り立てて怪しい染みはなかったのですが、 実は流れ込んだ水の水位の変化により、柱の色が三層に変わっているのです。 もしかしたら、樹音の言っているのはこのことかな? 或いは浸水による水の跡かもしれません。

いずれにせよ、調圧水槽では、神秘的な世界を体感することができました。 まさに地下世界、アンダーワールド。

 

その雄大さに感動した後は、バスに乗り第4立坑へ移動します。 ここから昇降機に乗り、第4工区トンネルへと降りて行きます。 立坑の様子は、木生でも放送されていましたね。とにかく大きくて深い穴です。 底に着くと、目の前にはどこまでも続くかのような、長いトンネルの姿が。 中に入り200メートルほど歩いて行きます。

優梨愛「どこまであるのかな?ってずっと不思議に思ってた」

実際に歩いてみると、まさに優梨愛の言葉通りの感想を持つでしょう(優梨愛はトンネルの方には行っていませんが)。 それを象徴するかのごとく、トンネル入口には、移動用と思われる自転車がありました。 ちなみに撮影裏の映像でエマが突いていたトンネルの左側にあるものは、空気を送り込むためのパイプです。 触るとぷにぷにしていて気持ちいいです(笑)。

ところでヴォヤージュに出てくる他のロケ地ですが、 レイシー兄弟が歌っていたあの公園は、 小百合と幸生がピンホールカメラのロケで行ったのと同じ場所です (ピンホールカメラのロケ地訪問)。 そして全員が揃って歌うあの階段はどこなのでしょう。 レイシー兄弟がいるので、今回行った首都圏外郭放水路関係ではないですね。 となると屋上同様NHKなのでしょうか。

少し話しが逸れましたが、こうして全行程を追え、現場見学会は無事終了しました。 ちなみに次回の開催はまだ未定で、少なくとも5月以降になるそうです。

最後に、約3時間に渡る現場見学を案内をして下さった龍Q館の方々、 ありがとうございました。

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