GTK とは、Gimp Tool Kit の略称で、その名前のとおり、Gimp(高機能画像処理ソフト)のために作られた GUIのためのツールキットです。Gimp 以外のアプリケーションにも利用できます。GTK は現在、1.2 系と 2.0 系があり、1.2 系はオブジェクト指向が十分ではありませんが、その分シンプルなので、今回は 1.2 系を利用します。
GTK をインストールするためには、事前にいくつかのライブラリなどをインストールしておく必要があります。一般的なディストリビューション環境であれば、下記のものは入っているでしょう。GTK 自体も、導入済みかもしれません。
glib-1.2.10.tar.gz を選択してダウンロードします。そしてインストールを行ないます。
$ ./configure $ make # make install
今回はソースからビルドします。下記のページから、gtk+-1.2.10.tar.gz を選択してダウンロードします。
$ ./configure $ make # make install