Linux で 2枚目の LAN カードを認識する方法を書きます。環境は、Redhat7.3です。
lilo で append に "ether=0,0,eth1" を追加します。最初の再起動時は認識しなかったけど、電源強制断のあとの起動では認識したようです。よくわかりません。
とにかく、"ifconfig -all" で "eth1" が出てくれば正解です。
では、追加したカードに対して、IPアドレスの設定を行います。
# ipconfig eth1 xxx.xx.xx.xxx netmask 255.255.255.0
そしてルーティングの設定も行います。
# route add -net xxx.xx.xx.0 netmask 255.255.255.0 eth1
NIC の再起動などのために、スクリプトを作っておきましょう。既存のもの(ifcfg-eth0)をコピー(ifcfg-eth1)して、中身を適切な内容に修正してください。スクリプトの位置は次の通りです。
/etc/sysconfig/network-script/ifcfg-eth0
ちなみに、HWADDR は、全て小文字で入力してください。たとえば "00:6A:90:11:1B:20" のように大文字だとエラーになります。"00:6a:90:11:1b:20" としてください。
ところで、今回の作業中におかしな現象に悩みました。Windows から ping を投げると応答がないけれど、"arp -a" で見ると、該当する IPアドレスに、eth0 の MAC が振られているのです。
原因は、うちの勘違いでした。既存の NIC に若い番号が当てられるわけではないのですね。IPアドレスと NIC を逆だと勘違いして、四苦八苦しました。
ping 送信時の arp 確認で、異なる MACアドレスとなる場合は、LANケーブルの接続先を HUB(端末?) 間で入替えてみましょう。
「既に他のホストがアドレス 192.168.1.10 を使用中です」と言われた場合、実際にアドレスが衝突しているケース以外に、不正な書式の IPアドレスを書き込んでいる可能性があります。うちの場合は、ドットがカンマになっていました。