先代のノートPCであるDynabook MXをLinuxマシンにしたかったのですが、光学ドライブが付いておらず、USBブートもできません。しかし、ネットワークブートはできたので、試してみました。
知らなくても良いですが、概要を知っておいたほうが、トラブル発生時に楽です。
これが、tftpサーバやdhcpサーバの役割を果たしてくれます。
起動したら、Settingボタンを押下して、TFTPDタブとDHCPタブで、必要な設定を入力します。
TFTPDタブの設定。
DHCPタブの設定。
PXEサーバのルートディレクトリを適当な場所に用意します。今回は C:\work\pxe としました。
ネットワークブート用のファイルをダウンロードします。 Ubuntuは幾つかの開発コードごとの製品が並列に置かれているので、慣れないとディレクトリ構成が分かりづらいかもしれません。とりあえず今回は trusty をインストールしたので、富山大学の該当パスを載せておきます。
netboot.tar.gzをダウンロードします。展開した内容を、PXEサーバのルートディレクトリに置きます。この際、Windowsですとシンボリックリンクが上手く機能せず、0KBのファイルになってしまいます。なので、以下のファイルを、手動で正しいファイルに置き換えて下さい。ダウンロード先からリンク先に名前を付けて保存、で良いです。
まず、既にルータ等でDHCPサーバが動作している場合は、停止して下さい。それから、インストール先のPCのBIOSメニューから、起動順序をネットワークブートが最初になるように、設定します。Phoneix BIOSでは、LANという表記でした。
tftpd32が起動していることを確認したら、インストール先のPCを起動して下さい。後は見慣れた Anaconda の画面と共に、Ubuntuのインストールが始まります。インストーラのダウンロード時には少々時間がかかり、上手く動作していないかと不安になりますが、tftpd32を見ると、何やら転送中なのが分かります。気長に待ちましょう。
tftpd32の設定が正しくできていない可能性があります。
インストール先のPCに上記のメッセージが出て、ブートができない場合があります。tftpd32のログを見て、どのファイルが見つからないと言われているのか、確認しましょう。自分の場合は、pxelinux.cfg/default を手動で保存する際に、勝手に txt 拡張子を付けてしまったことが、原因でした。