ケイビングの地にて
某日、うちは望と結花がケイビングに挑戦(2003年10月14日放送)したあの場所に訪れていました。 そこは静岡県にある竜ヶ岩洞です。 まさに山の中というような場所で、浜松駅からだとバスで1時間ほどかかります。 だからこその雄大な山々を望みつつ、いざ洞窟探険に挑戦です。
当然洞窟に潜るのですから、それなりの訓練をしないといけません。 さまざまな訓練設備がありますが、一通りやってみました。 放送されたのは3種類だけでしたが、実際にはもっとたくさん種類があります。
- 横穴通過訓練
- やや広めの穴と、狭い穴の2つがあります。 腕をついて腰を浮かし、足のつまさきで蹴りながら、少しずつ進むのがポイントです。 狭い方は無理です^^;。
- コークスクリュー
- 見た目ただのUの字に見えますけど、実は穴が楕円になっていてUの字カーブとともに、 その楕円の向きも回転しています。 そのため体を折り曲げつつ回転もさせないと、抜けることはできません。 だからこそスクリューというのですね。 大変でした。
- 土管くぐり
- 土管の内部は、ツルツルしているわけではないのですけど、 傾斜がすごいのでどうしても滑り落ちてしまいます。 背中とひざで体を支えていくのですが、 止まるのに精一杯で気を抜いたらやり直しです。 7メートルがこんなに遠いなんて…。 本当に体力を使います。しかし登ったさきから見下ろす風景は、絶景ですよ。
- 土管くぐり(平坦版)
- さっきの土管くぐりで上に登ると、 隣の草むらにもう2つ土管があります。 まっすぐの物と折れ曲がったもの。 基本てきには横穴通過訓練と同じ要領です。
- トラバース訓練壁
- 壁にある突起物を支えに、壁をつたっていきます。 みなさんよくご存知のロッククライミングの訓練風景、 あれの進む方向が横になったものです。 自分を体重を四肢で支えることができないと、まったく進めないです。
- プレス機?
- 靴の高さ程度に調節された狭いスペースを抜けていきます。他とくらべてやりやすかったかも。
ところでみなさん、放送をみてあの設備は子供サイズと思いましたか? 実はあれで大人サイズだそうです。 この訓練を通して自分の体力のなさを思い知りました。
お昼は、下りたところに食堂があるので、そこで天重セットをいただき体力回復?! デザートには、さまざまな種類のあるアイスをいただきました。 きっと2人も食べたんでしょうね。牛後からはいよいよ洞窟探険です。
洞窟は途中でいくつにも分かれていますが、 いちど奥がループ状になっているところまで行き、 それからかつて滝のあった場所へ行くルートになりました。 土管をくぐって進んでいくと、いきなりの高低差のあるところ。 しかしほどよく広さがあるので、 身長がある分2人ほどは苦労せずにクリアしました。 逆にここから先狭くなるにつれ、2人以上に苦労します^^;。 途中、鍾乳石やコキクガシラコウモリを目の前にして、洞窟を満喫していきます。 そうして、望と結花が次のように困った場所へ。
結花「ムリだと思う」
望「ちょっと俺たちの判断で、ムリだと思います」
2人はムリだと判断したところですが、 あそこはループ状になっていて、中は本当に狭いです。 這って進まないといけないうえ、水もたまっているので大変です。 ムリといった2人は正解かもしれません。 そこを回ったら、少し戻って別ルートへ。 鍾乳石の壁を眺めながら最後についたのは、高さ15メートルの高さある空間。 わずかに水がしたたり、まさに洞窟がつくられている瞬間です (放送で最初の説明にあったように、洞窟は水の流れに削られてできるのです)。 今回はここを最終地点として、今度は地上を目指します。
こうして地上に帰ってきましたが、服は泥まみれです。 おまけにすごい臭いもついてたり。 望と結花がムリと判断したあの場所、コウモリのふんか何かが大量にあるらしく、 とにかく臭いがすごかったです。 洗っても3日間くらい落ちませんでした。 しかしそんな泥まみれの姿も、結花の言うとおり。
望「ちょっと汚れてるけどね」
結花「へへへ、いっぱいがんばった証拠だ」
ちなみに放送にはありませんでしたが、 洞窟探険を修了すると、「一般初級ケイバー」の認定証がもらえます。 おそらく2人ももらったのでしょうね。
あとで見たら、ひざを軽くすりむいていたのですが、なんだか懐かしい感触です。 ひさびさに童心に帰れたような気がします。 いろいろとありがとうございました。