天の箱〜HOT LINE

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2004年04月04日

水玉〜小春日和

2004年3月15日から、MTK『水玉』が放送されました。 曲自体は2004年2月1日の冬舞台で披露されましたが、 ビデオクリップは1ヶ月待たされての登場です。 映像から読み取れる水玉の物語は、福島から神奈川へ転校する七世とそれを見送るちひろ、そんな2人の心模様。 福島は行けない距離でもないのですが、あまりに分かる場所が少ないので今回はやめておきました。 さて、その水玉の歌詞とビデオクリップの内容を追いながら、感想を述べていきたいと思います。

まずはお互い別れて間もない頃、初めて届いた手紙に思わず涙してしまう情景が描かれています。 さて、ここで気になるのが誰から誰への手紙?ということです。

初めての手紙 水玉模様
少しだけにじむビーズの指輪
遠い街へ行った君が
結ぶはみ出しそうな文字で

山下公園で佇む七世 この歌詞を見るかぎりでは、 遠い街へ行った七世がはみ出しそうなくらいたくさんの文字で書いた手紙を、 ちーちゃんが読みながらつい涙でにじんでしまっている光景が浮かびます。 まったく逆にも考えられるかもしれませんが、やはり遠い街へ"行った"のは七世ですから、 純粋に歌詞のとおり理解すると、七世からちーちゃんの手紙に思えます。 でも曲とクリップの意味が必ずしも同じとは限らないので何ともですね。。

天職でお花屋さんを体験した七世とちひろ 続いていつも2人いっしょだった頃の思い出。 教室で掃除の時間にふざけていて先生に怒られる生徒たち。 ちーちゃんは真っ先に逃げて、一人取り残された七世は居残りでお掃除。 でも、壁からひょっこり顔をだすちーちゃん。 2人でなかよく居残りお掃除。そんなあたりまえのような光景。

しかし無情にもおとずれる別れの時。 駅のホームには友達が集まり、七世を見送ります。 しかしそこにちーちゃんの姿はありません。 左右を見渡しますが結局会えないまま、電車は出発してしまいました。

寂しそうな表情で席につく七世。しかしそこへ現れたのはちーちゃん。 驚く七世に、一枚の写真を手渡します。七世が再び顔を上げるとそこにはちーちゃんの姿はありません。 窓の外に目を遣ると、大きくバイバイと手を振るちーちゃんの姿。七世もそれに応えてさよならを伝えます。 さて…、ここが水玉一番の謎、ちーちゃんの瞬間移動(笑)。 奇跡を信じないうちとしては、あの写真はちーちゃんがこっそり七世に持たせて、 あの時七世の前に現れたちーちゃんは七世が見た幻だと解釈しています(ぉ。 素直に奇跡と考える方が妥当なんでしょうけどね(笑)

雪道を歩いてゆくちーちゃん 「水玉」ですが、過去と未来の狭間で立ち止まり、 けれど未来の方を向いていこうという気持ちが伝わってくる曲とビデオクリップでした。 途中に二人のハモリの箇所がありましたが、きれいでしたね。 全体的にしっとりとした、けれど優しい歌い声だったと思います。

山下公園の海沿いの道

最後に七世が歩いていく道。この写真に映る山下公園への取材は3月19日。 恐らく水玉のロケから1ヶ月強といったところでしょう。 歌詞のなかで、

どんな向かい風もいつか味方にしていくよ

とありますが、きっと今ごろは各々の環境で、新しい生活に向かって歩き始めているのでしょうね。 この日は風がちょっと冷たく、でも日は暖かい、そんな一日でした。