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The UKIYO-E 2020 -日本三大浮世絵コレクション

東京都美術館で開催されていた「The UKIYO-E 2020 -日本三大浮世絵コレクション」を鑑賞してきました。色々な都合から会期最終日の2020年09月22日に訪れました。コロナ対策で20分単位の日時指定の予約制になっていたので、事前にチケットを予約済みです。

最初は初期浮世絵のコーナーです。シンプルな印象が強いですね。モノクロの線画から、彩色が施されたものまでありますが、自分がイメージする浮世絵から比べるとシンプルに映りました。

次は錦絵のコーナーです。初期浮世絵に比べて、色遣いの厚みが増している感じがします。描かれる人物の数も増えています。

続いては役者絵・美人画のコーナーです。このあたりが自分の浮世絵のイメージと合ってきますね。かの東洲斎写楽 「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」もこちらに展示されています。美人画で三美人が並ぶ様子は、なかなか各人の違いを見分けられませんでした^^;

そして多様化する表現のコーナーです。これまでの人物画に対して風景画が増えてきたり、面白い構図が登場したり、バラエティに富んできて楽しいです。西洋画の影響を受けた油絵のような浮世絵は新鮮でした。浮世絵なのに洋画を見ているようで面白いですね。油絵の重ね塗りの雰囲気など上手く表現されていました。

最後は自然描写と物語の世界のコーナーです。葛飾北斎の「富嶽三十六景」など繊細な自然描写や連作によるシリーズ化、また歌川国芳の 「人をばかにした人だ」といったユーモア溢れる作品など、さらに多様化してきた表現が楽しいです。色遣いもより繊細になり、グラデーションによる描写もよく見かけました。

こうした美術館は、海外旅行で海外の美術館を訪れることがほとんどなので、日本の浮世絵をメインに見たのは初めてでした。洋画に比べて、縦長のフレームで表現している作品が多いのが印象的でしたね。あとは境界を線で捉えて描写しているのも特徴的だな、と改めて感じました。

ギフトショップでは、江戸切子が気になりましたが、浮世絵感はあまりないので、「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」のポストカードと紙製の額縁を買いました。

予約チケットは完売済みなので、展示室はそこそこ混んでいました。ただ、予約制なので激混みではありません。しかし混雑気味のところは列になって順番に見ていく感じなので、じっくり見るには会期前半の空いていたと思われる平日に見ておくのが良かったと思います。