天体観測一覧

天体観測記録や機材についてのお話。

春の大三角と桜

最近は薄雲が広がることが多いのですが、久しぶりに晴れ渡ったので、近所の公園で星空を撮影してきました。本当は城ケ島公園あたりに出かけてがっつり撮りたいですが、行ってみて雲が広がっているとがっかりなので、難しいところです。どうも最近は昼間晴れていても、夜になって雲が広がることが多いので……

公園に着いたら桜がまだ咲いていたので、桜と春の大三角を合わせて撮影してみました。市街地なので、一等星以上のスピカとアークトゥルスはすぐに分かるのですが、二等星であるデネボラは先の2つの星を起点にして探さないと見つけにくいです。

ISO1600、F4.0で撮影しましたが、露光時間30秒だと白飛びと流れが気になるので、10秒程度で撮影しました。光量が少ないのでソフトンフィルタを通してもあまり星が滲まず、大三角感がいまいちですが、まあお手軽撮影だからこんなものですね。

ちなみに今回はRAWのみで撮影しました。階調補正はPhotoShop編集でもやってきましたが、ホワイトバランスで色味を変えられるのは便利で良かったです。4200Kだったものを3000Kにして、青っぽい仕上がりにしてみました。


野島崎で星空観賞

2022年03月25日、房総半島の南端である野島崎にて星空を観賞してきました。SCW予報だと、夜にかけて薄い雲が広がるようです。日帰りなら当日の予報で判断できますが、泊りの場合はそうもいかないので、ここ数日はSCWとのにらめっこでした。

というわけで不安を抱えつつ、19時すぎに野島崎に到着すると、星がきらきら瞬く夜空が広がっていました。市街地とは明らかに違う数の星を肉眼で捉えることができます。

さっそくカメラをセッティングして撮影を始めますが、今回もやってしまった失敗が、ISO感度、絞りを適切に設定しないことより、明るく映らないというミスです。絞りは一番開いている状態になっているという思い込みがあって、確認が漏れがちです。

さて、今回の一番のお目当ては、野島崎の海辺の岩場に設置された、白いベンチを合わせた星景写真です。最初はベンチを中央にして写真を撮っていたのですが、どうも南東の空の星があまりよく見えないです。

南西の方がよく見えるので、ベンチを左側にして、西の空を映してみました。冬の大三角やオリオン座もきれいに収まりました。これが今回のメイン写真です。最初はあまり気にならなかったのですが、上記のように長時間露光した写真を見ますと、薄雲が広がっている様子がよく分かり、だいぶ星の数が減っているように思えます。明るい星々は十分に見えるのですが、淡い星があまり映らないので、少し迫力に欠けます。

ところで、星景写真なので、日周運動の半分の速度で赤道儀を回そうとも考えましたが、星空をメインに撮影したかったので、通常の日周運動の速度にしました。

そしてせっかくなので春の大三角形も狙っていましたが、どうにも東の空がよく見えないので、断念。光害はなく、北以外はよく見えるはずなのですが、雲が広がっていたのですかねえ。

そしてもうひとつ狙ったのが、オリオン座大星雲。とはいえ、今回持ってきたレンズのテレ端は100mmなので、お試し程度。結果はさっぱりでした。ソフトンフィルタの滲みと区別が付かない程度。次回はもう少し望遠の効くレンズを使い、短時間露光のコンポジットで合計露出時間を稼いでみたいと思います。極軸望遠鏡を導入して極軸合わせの精度を上げて、露光時間を伸ばそうかとも思いましたが、そこまで淡い天体ではないので、まだその方法は使わなくてもいいかな、と考えました。

やがて、目が慣れてきたのか、実際に雲が広がってきたのか、定かではありませんが、肉眼でも雲が気になり始めました。というわけで、21時手前に撤収です。海辺なので風が強いですが、比較的暖かかったことが救いです。


夢の島公園で星空観察

2022年03月11日、夢の島公園で星空を観察してきました。普段城ヶ島公園で天体観測をしていますが、そこそこ遠いので、もう少し近場を探したところ、夢の島公園の名前が挙がっていたので、どのくらい見えるのか試しに出かけてみました。20時40分ごろ、最寄り駅である新木場に到着です。

結果としては、薄雲が広がっていて、よく分かりませんでした。ただ公園内は街灯が多くて結構明るいですし、空も雲がそれなりに視認できるので、地面からの光もそれなりに多いのだと思います。うちの近所の公園とそれほど差がないような気もします。

ISO-400/f4/4秒/17mm

というわけで、ポラリエUなどフル装備で臨んだのですが、三脚とカメラだけで撮影しました。レンズは”ED 12-100mm”1本です。長時間露光しても雲で白飛びしてしまうので、4秒などの短い時間で撮影しています。薄雲の下でも、ベテルギウス、シリウス、プロキオンによる冬の大三角を何とか眼視できました。さすが全て1等星以上です。オリオン座の全体は、帰宅後に画像編集して浮かび上がらせました。上の写真の三ッ星は見づらいですが、はっきり見えるレベルまで補正するとけばけばしくなるので、抑えています。

ISO-64/f4/0.05秒/100mm(トリミング)

そして薄雲でも月はよく見えるので、撮影してみました。徐々に新月へ向かう下弦の月です。100mmでも影との境目のクレーターは、かろうじて認識できますね。

その後21時40分ごろで粘りましたが、雲がどんどん流れ込んでくるので、引き上げました。天気はSCWの予測を見て、雲の谷間を狙ったのですが、前後の時間の予測からの補間を見誤って、雲の被る時間を選んでしまいました。もう1時間早く着いていれば、雲のない夜空を見られたようです。

ISO-250/f4/2.5秒/24mm

ところで、せっかく夢の島公園に出かけたので、マリーナの写真を撮ってみました。手持ちの長時間露光で、悪魔のレンズの手ブレ補正力を体感しました。拡大するとシャープには映っていませんが、それでもパッと見は手ブレを感じさせません。


スノームーン2022

2022年2月16日、2月の満月であるスノームーンを見てきました。今回は「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm」による手持ち撮影です。

満月は模様が出るように撮りたくて、一方で明るくも撮りたいという、ジレンマを抱える撮影になります。

今夜は月はばっちり見えるものの、雲が多い空でした。掛かった雲がまるで月の模様にも見えて、面白かったです。

また雲があることで、満月の明るさを間接的に表現できます。広角端で露出1秒で撮った写真が上記になります。地上の景色をもう少しはっきり映した方が良かったですね。手持ちなので弱気になって1秒に設定してしまいました。

月は近所の公園でも手軽に撮影できて、最強の天体コンテンツですね。もう少し面白い撮り方を考えてみたいところです。


ウルフムーン2022

ISO-64/f4/露光時間2.5ミリ秒/焦点距離100mm

2022年1月19日、近所の公園でウルフムーンを撮影してきました。要は1月の満月ですが、こうした名前がつくことで、イベント感が増して良いです。今年の中では、最も地球から遠い満月になるそうです。相対比較できないのであまり実感はありませんが、何となく小さいような気もします。

普段はED75-300mmの望遠端で撮っていますが、今回は新しく買ったED12-100mmで撮ってみました。100mmなので大きくは映せませんが、トリミングしてもそこそこきれいに映っています。F4固定なので、ED75-300mmの広角端より明るいです。中望遠で撮影したい天体で力を発揮してくれそうです。