三日目の朝、バスの時間が早いので、早めに起床。朝食はホテル内のレストランにて。宣伝文句にしているだけあって、おいしかったです。
そして、8時30分発のバスで、下関を発ちます。せっかく下関に来たのに、観光できないのは残念です。せめてもと思い、ふぐの絵や関門大橋を撮ってみました。機会があれば、再訪したいですね。
その後は、ひたすらバスに揺られること2時間、秋芳洞に到着しました。バスセンターから土産物通りを通り、秋芳洞へ。とにかく広大ですね。特に百枚皿の美しさは、圧巻でした。他にも、千町田や南瓜岩、黄金柱や五月雨御殿など、見どころたっぷりでした。ただ、予想通り人もたっぷりでしたけど(苦笑)。でも、覚悟していたほどは多くなく、このぐらいならアリかな、と。
秋芳洞を黒谷口から抜けたあとは、山道を10分ほど歩いて秋吉台へ向かいます。しばらく普通の山道が続いており、この先にカルスト台地があるとは想像できません。しかし、突然景色が変わりました。
どこまでも続く緑の草原と、羊の群れのように点在する石灰岩。とても爽やかな光景で、心が洗われます。洞窟という閉空間を通ってきただけに、どこまでも伸びるカルスト台地への感動はひとしおです。まずは、展望台に上り、景色を堪能します。そして、売店できび餅を買い、それからカルスト台地を歩きます。ルートを決めないまま適当に歩き始めましたが、まずは若竹山を目標にしました。
若竹山に到着したら、石灰岩に腰掛け、先ほど買ったきび餅を頬張ります。あ~、のどかですなあ…。ぼ~っとしながら、秋吉台の空気を満喫します。そして帰りのルートへ出発。遠くの景色を眺めつつ、近くに野草を探しつつ、てくてくと歩きます。20分ほど歩いて、入口へ戻ってきたら、いざバス停へ。
続いて向かった先は萩。バスに1時間ほど揺られて到着です。あまり見る場所を決めていなかったので、終点の東萩駅まで行ってしまいましたが、萩バスセンターで降りたほうが便利でしたね。
というわけで、萩橋を渡り、バスで来た道を戻ります。途中、岩倉獄や野山獄の跡地へ寄り道しつつ、目指す先は城下町エリア。しばらくは普通の街並が続いていますが、途中から雰囲気が変わります。
高杉晋作の生家や、菊屋家住宅を見学しました。高杉晋作の生家は、それほど広いわけではなく、今の庶民が暮らすくらいの大きさでした。それがかえって新鮮でしたね。対照的に、菊屋家住宅はいわゆるお屋敷です。いろいろな調度品を見られます。また、特別公開の庭園も、見ることができました。しかし、こうした手入れされた日本家屋を見ていると、住んでみたくなりますね。
その後は、バスの時間が近いので、忙しなくバスセンターへ戻ります。1つ前のバスが遅れていたみたいで、それに乗ることができました。1時間30分ほどで、新山口駅に到着です。駅内でお土産を買い、それから空港行きのバスが来るまで待機。
そしてバスに乗り、空港に到着です。空弁として、「ふくのにぎり」を買い、機内で食べました。う~ん、最後の最後で山口の味を堪能できたかな?最終日は移動時間が長くて、ゆっくり食事ができなかったので。
以上で、今回の旅は終了です。天候にも恵まれ、目的も全て達成し、ほぼパーフェクトな旅になったと思います。そして、従来の一泊二日志向から、二泊三日志向に変わりそうです。二日間だけじゃ、物足りない~