2024年12月14日、城ヶ島公園へふたご座流星群を見に行ってきました。極大夜は13日の夜でしたので、その翌日となります。15日夜が満月で、ほぼ一晩中月明りの影響を受ける状況となるため、観測条件はあまり良くないです。
18時30分ごろ三崎口駅に到着すると、プラットホームが濡れています。空を見上げても星が見えません。慌てて天気予報を調べると、曇天と雨予報に変わっていました。確かにGPVで三浦半島の先端部分に雲が掛かりそうだと分かっていましたが、19時くらいには雲が切れそうだったのに。
19時30分ごろ、城ヶ島公園に到着してセッティング完了です。雲は多いものの、隙間はあるので絶望的な状況ではありません。流星自体は全天で見えるので、撮影という観点ではどこかしら星が見えれば良いのです。ただ雲が流れるので、長時間露光だとだいぶ雲に落描きされてしまいます。そして眼視できる確率はだいぶ下がります。
可能な範囲で頑張りましたが、やはり雲に邪魔されますね。そして薄雲が広がっているのか、見える範囲が狭いからそう感じるのか、星の数が普段の城ヶ島公園より少ない気がします。肉眼では一度も捉えられず手応えはありませんでしたが、西の方から雲が押し寄せてきてしばらく回復しそうになかったので、20時15分すぎに撤収しました。
帰宅後に撮影した写真を見て流星を探します。事前のカメラモニタによる拡大チェックでは見つけられませんでしたが、PCの画面で見たら1個だけ見つけることが出来ました。想像より不作でしたが、1個だけでも撮れていて良かったです。放射点であるふたご座が低い位置にあり、地平線に近い部分は雲が掛かっていたので、やはり条件は悪いですね。北北東方向の空で、放射点から推測してふたご座流星群である可能性が高い流星になります。
その他の写真です。雲が多かったので、雲自体の動きと赤道儀による動きが重なり、筆で白塗りしたような写真になりました。後は満月に近い月の近くで木星が輝く光景が印象的でした。
撮影条件は下記です。そいや一昨年の撮影で、十分に暗い場所ならライブコンポジットより長時間露光が良いという結論になったこと、すっかり忘れていました。ただ今回は明るい条件で撮影しているので、これで良かったのかもしれません。
- 機材
- ボディ:E-M5 markiii
- レンズ:M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8
- 赤道儀:ポラリエU
- 条件
- ISO-1600
- F1.8
- 5秒毎のライブコンポジット(大体1~2分)
今回は天気が悪い可能性があることを分かっていつつ城ヶ島公園へ向かいましたが、状況に応じて場所を選べるように他の場所も開拓しておいた方が良いな、と感じました。ただ公共交通機関勢としては、帰りの足のことを考えると、あまり選択肢がないんですよね。城ヶ島公園はバス利用でも21時すぎまで粘れるので貴重なのです。