
3日目、4時30分すぎに起きてモルゲンロートを見ます。この日も好天で見事なオレンジ色に染まる山肌を見られました。朝食は5時30分の回でしたので、少しゆっくりと過ごします。

6時30分ごろ、下山開始します。涸沢カールの底へ下ってそのまま涸沢ヒュッテまで歩きます。往路では涸沢ヒュッテを経由しませんでしたが、帰りは少しルートを変えてみました。涸沢ヒュッテ経由にすることで距離は多少伸びますが、大きくは変わらないと思います。

沢沿いの下り道はちょうど山陰に入る時間帯でしたので、直射日光を浴びずに済みました。さほど急坂でもないので若干ペースを上げて進んでいたら、ザレ場で足を滑らせて1回転倒しました。まだ足運びが甘いですねえ。

本谷橋に着いたら川の水で涼をとります。どんどん標高が下がり、一方で日は高くなってくるので、暑いですね。早く着いてもバスの時間は変わらないのでのんびり下っても良いのですが、それはそれで何か疲れるのです。

横尾に着いたら時間調整の大休止です。日陰のベンチでまったりします。横尾山荘で買ったCCレモンで一服しつつ、日向へ出てウェアの汗を乾かしました。

横尾から先は道が広いこともあり、追い越しなどを気にしなくて良いので、ゆっくりと歩きます。遊歩道の傍に咲く花などを楽しみながら進みます。

徳沢園に着いたらコーヒーソフトで一服しました。火照った身体にひんやりスイーツが染み渡ります。三連休ということもあって大盛況です。しばらくこちらでのんびりして、トンボやチョウを撮影したりしました。

続いて明神館まで歩きます。整備された道の水平移動は、山道とは種類の異なる疲労感が足にきますね。

明神館に着いたらこちらで昼食をいただきます。注文したのは山菜とろろうどんです。美味しくいただき、汁まで飲み干しました。

その後は梓川の右岸へ渡り、穂高神社奥宮へ参拝します。それから入場料を納めて明神池を見学します。まずは明神一之池の桟橋に並んで、嶺宮ようはいじょで参拝し、そして明神二之池を回ります。池に小島が浮かぶ光景が美しいです。

その後はそのまま右岸に沿って河童橋へ向かいます。途中に遊歩道の整備中で仮設通路を通る箇所もありました。途中の湿地帯のような場所も相変わらずきれいですね。一方で空は予報通り曇天になってきて、雷の音も聞こえてきました。

しばらく歩くと遊歩道に人溜まりがありました。見るとニホンザルの親子が遊歩道の上で毛繕いをしています。首もとに機械を付けられていたので人間に慣れている個体らしく、多くの人が周りに集まっていても動じる様子はありませんでした。

そしてついに河童橋に戻ってきました。相変わらずすごい人の数です。バスの時刻まで余裕があったので、梓川の川原に降りてのんびりしました。ここで山行中は使う機会のなかったシットマットが役立ちました。

15時、バスに乗車したら一路東京へ向かいます。途中、東部湯の丸SA、三芳SAで休憩を挟みます。三連休の最終日ということもあって渋滞を回避するルートを取ったため、予定時刻よりだいぶ遅れて21時50分頃に東京駅へ到着となりました。