2025年07月27日、北海道の新得駅から自転車に乗って、狩勝電鉄の跡地を巡ってきました。新得駅前にある複合施設とくとくの2階にある観光協会にて、自転車を借りられます。電動自転車の場合は2日前までに予約が必要です。当日の天気が読みきれなかったため、予約はせずに普通のシティサイクルを借りました。何とレンタル代は掛かりません。

雨が小康状態となった10時すぎに出発しました。まずは東へ少し進んで、セイコーマートにてリボンナポリンを補給します。それから佐幌川を渡って国道38号線を北へ進みます。

途中SL広場があったので立ち寄って見学します。他には特に何もないので、写真を撮ったらライドを再開します。

基本的に国道38号線を真っ直ぐ北上していきます。しばらくは歩道がありますが、途中で途切れます。なので路肩を走りますが、多少交通量があるので気疲れしますね。ひっきりなしに車が走っているわけではありませんが、時折数台が連なって走り抜けていく感じです。路面状況もあまり良くないので制御に集中します。あいにくの曇天ですが幸いにも雨には降られずに済んでいます。日が出ない分涼しいのもありがたいですね。ただ湿度は高めで蒸しています。

蕎麦畑が広がるそばロードに入ります。道路脇にある蕎麦畑は、白い蕎麦の花が一面に咲いています。やがて新得そばの館が見えてきました。営業開始まで15分ほどありましたが、既に蕎麦の口になっていたので待つことにしました。

注文したのは新得地鶏南蛮せいろ大盛です。食感と喉越し共に良く、美味しくいただきました。自転車に乗っているので残念ながらお酒は飲めません。

食事を終えたら走行再開です。狩勝電鉄の線路跡に設けられたポッポの道を走ってみます。乗馬やサイクリング用でオフロードです。ロードバイクではなくシティサイクルなので多少路面が粗くても行けるかと思いましたが、思いの外きつかったです。コインロッカーに預けるつもりだった荷物を預けられずに前かごに入れていた影響もあるかと思います。あとは雨上がりで路面がやや濡れていてタイヤを取られるシーンもありました。景色は良いのですが、風が抜けずに蒸し暑く虫も多いので、無線鉄塔を過ぎてラーメン店のロッキーに出合ったところで国道に戻りました。

再び国道38号を走っていくと、狩勝電鉄の遺構であるれんが橋の入口に出合います。案内板に従い脇道を30秒ほど歩くと、川に架かるれんが造りの橋が見えてきます。橋を見上げる形になりますが、階段を登って橋の上に行くこともできます。

こちらの駐車場スペースには公衆トイレもありますので、用を足しておきました。全体的に公衆トイレが多く見つかるエリアではないので、こちらを活用すると良いです。

この先は狩勝峠に向けた上り道が始まります。激坂ではありませんが、前かごに重い荷物を積んでいたり、シティサイクルだったりするので、結構きついです。ここは汗をかきましたね。後半は勾配が緩やかになり、見た目は平坦な道を走っている感覚になりましたが、しっかりペダルが重かったので上り続けていたのだと思います。

狩勝峠3合目の看板が見えたところで、新内駅跡地にほぼ到着です。左の道に入って道なりに進むと、石造りの新内駅のホームと蒸気機関車や寝台車が見えてきました。レトロな車両の外観や内観を楽しみます。中には入れませんが、外から一部が見えるようになっています。ホームに登れば駅舎も見られます。ただ時折スズメバチが飛んでいたので、一際大きい羽音が聞こえたら要注意です。

こうして新内駅を巡っていると、空模様が変わってきて日差しや青空が見えてきました。ただ雲の方がまだ優勢ですね。

一通り新内駅を見終えたら坂道を下ります。峠を下る区間は適度にカーブも入って気持ちよかったですね。その後は国道38号を南下していきます。空はすっかり青空となってきました。これぞ見たかった北海道の景色です。同時に日に焼かれて思った以上に暑いです。標高も高くなく高緯度帯なので紫外線はあまりきつくないかな、と思っていたのですが、結構日焼けしてしまいました。

その後は佐幌川公園に寄ってベンチで一休みします。良い景色でのんびり出来ますが、やはり暑いですね。その後は駅前を少し回ってから、自転車を返却しました。
今回の走行データは以下の通りです。
走行距離 | 25.40km |
平均速度 | 9.1km/h |
最高速度 | 30.3km/h |
走行時間 | 2:46:52 |
経過時間 | 4:02:19 |
平均心拍数 | 109bpm |
100メートル弱ですが、峠道を登ったので高度グラフの中央部がもこっとしています。走行中は特に感じませんでしたが、それ以前の道も緩やかに登っていたんですね。
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