本記事は真エンディングのネタバレを含みます。現在プレイ中あるいはプレイする予定のある人は、知らない方が良いと思いますので、そっと戻るボタンを押してください。
通常エンディングのラストで、竜王のひ孫に会いにいくように促されるシーンがあります。エンディング後のセーブデータで、さっそく竜王のひ孫の元に向かいます。そこで、勇者の足跡を辿ってひかりのたまを入手するように言われます。このヒントにミスリードされてしまい、しばらくハマりました。メルキドの守護者長男が行っていたみたいに、かつての勇者が辿ったルート上に何かヒントがあるのだと思い、アレフガルド上の各地を巡ってみますが、さっぱりヒントが得られません。実際には、世界の思い出を7つ集めることで、勇者の足跡を辿ることが正解でした。もっと壮大な足跡でしたね。
まずは北のヌシであるアルゴノートを倒しました。スクルト、マジックバリア、フバーハでパーティにバフを掛けて、ローレシア王子にはバイキルトやおうえんバフを掛けた上での渾身斬りで200~400ダメージ、サマルトリア王子はギガデインで400ダメージくらい通ります。サマルトリア王女はメラゾーマで400ダメージ弱通りました。ムーンブルグ王女は基本的にバフ担当で攻撃には参加せず、他にはやまびこの帽子によるベホマラーでの回復も担当してました。
その後は謎の塔でレベル上げをして、しんりゅうに挑みます。レベル的にはこちらがだいぶ高いので余裕かと思いきや結構手間取ってしまい、結局51ターン掛かってしまいました。35ターン以内でないと、勝利しても願いは叶えてもらえません。主火力であるローレシア王子にバフを掛けるのですが、すばやさが遅いのでしんりゅうのいてつく波動を食らうとそれらが全部無駄になってしまい、しんりゅうのHPをなかなか削れませんでした。こちらのレベルが高くHPに余裕がある場合は、スクルトやマジックバリアは掛けずに、フバーハだけで良いかもしれません。
再び世界の思い出集めに戻って、南のヌシであるアビスファングを倒しました。まよけのすずやめざましリングで状態異常対策をしたら、ゴリ押しでいけました。
それから再びしんりゅうに挑みます。今度は34ターンでギリギリ願いを叶えてもらいました。会心の巻物をゲットです。やはりいてつく波動によるバフ解除がネックですねえ。ローレシア王子だけが火力という構成も良くないかと思います。ちなみにしんりゅうを倒して願いを叶えてもらっても、ストーリー上の展開はないようです。
最後の世界の思い出は幽霊船にあります。ここでオクトネイビーを倒しました。物理攻撃のみで、いてつく波動によるバフ解除もありませんが、うけながしとマホカンタを使うので、物理と呪文の双方でカウンターが怖いです。非物理のとくぎで攻撃できれば良いのですが、火力が出るものがありません。ですので、カウンター覚悟で事故らない程度に撃ち込みます。やいばくだきによるデバフを重ねつつ、イオナズンやギガスラッシュを叩き込みます。余裕あればルカニでデバフを掛けます。ローレシア王子は何か属性攻撃に振ったほうが良かったかもしれません。


これで世界の思い出が全て集まりました。妖精の城で歴史の妖精と会話し、その後はドワーフの洞窟に向かって、井戸の中から無限の回廊に入ります。マップ使い回しのザ・裏ダンジョンです。ドラクエ3のマップも含んでいます。全25階層の長大なダンジョンで、特に最初の方はたくさんの移動先から正しい移動先を選ばないと同じ階層のスタート地点へループしてしまい、先へ進めないという仕掛けがあります。ドワーフの洞窟にヒントが書かれたものがあったそうですが、見逃したまま無限の回廊に入ってしまったので苦労しました。色々試して、近くにゴールドが落ちている階段等が正解だと分かってきました。


無限の回廊は一定の階層ごとに脱出できるルートが用意されていますが、ショートカットは生成されないので一気に最後まで進みました。レベルは十分高くなっており、トヘロスが効く状態なので、あまり苦労はありませんでした。最奥部に到達したら、ひかりのたまを入手します。ちなみにこの最奥部、ドラクエ3の夢の中で性格診断をした場所でした。現実に存在する場所だったのですね。
ひかりのたまを入手したら、竜王の城へ向かい竜王のひ孫に渡します。すると腕試しとして、真のちからを取り戻した竜王のひ孫と戦闘になります。前半は人形態、後半は竜形態と戦うことになりますが、後半はブレス攻撃が増える点を除いて、大きく戦法は変わりません。眠り対策をした上で、ローレシア王子とサマルトリア王子のドラゴン斬りが主火力となります。たたかいのドラムを使って全体に攻撃力のバフを掛け、サマルトリア王女はおうえんでローレシア王子にバフを掛けます。こちらのHPに余裕があれば、フバーハだけかけておけば大丈夫そうでした。こちらはレベル90なので、さすがに余裕でした。
そしていよいよハーゴンの影に潜む闇を倒しに向かいます。ハーゴンとシドーは通常どおり倒す必要があります。さすがにレベル90なので、だいぶ余裕はあります。ハーゴン戦はキラキラポーンでマホトーン対策だけして、あとはタコ殴りで勝てました。シドー戦は、たたかいのドラムとおうえんバフを受けたあくま斬りで、さらにルカニによるデバフも併用していると、2500ダメージくらい入ります。結局ベホマによる回復をされることなく撃破できました。隙を与えなかったのか、もしくは裏ボス戦の場合はベホマによる回復はしないのでしょうか。
シドー撃破後は、通常とは異なる演出が始まり、異空間に飲み込まれます。そこに現れた謎の存在による圧倒的な攻撃で一同が危うくなったところで、ルビス様による結界で間一髪助かります。そして同時に空を舞って突如現れた鳥のような姿、そう、ラーミアです!ラーミアの背中に乗って、おおぞらに戦うをバックに、マガシドー戦が始まります。ここでドラクエ11のようにロトの竜剣をつかうことで、マガシドーの闇の衣を剥ぎ取ることができます。闇の衣を剥ぎ取った後は一旦戦闘がリセットされ、新しく戦闘が始まります。そしてBGMは勇者の挑戦となります。ここの一連の演出は純粋にカッコいいですし、且つ歴代ドラクエシリーズ間の繋がりを示唆する重みもあります。
マガシドー戦の第一形態は安定して勝てました。第二形態は、にらみつけるによる強制睡眠がありますが、ムーンブルグ王女にキラキラポーンを掛けておけば、立て直せます。一番怖かったのは、闇の波動による素早さ低下です。同時に守備力低下も食らってるので、回復前に大ダメージを撃ち込まれると全滅の危機になります。実際終盤は、パーティメンバ3人が赤色状態になって危なかったです。ここまで来て全滅は避けたいので、慎重に作戦を立てて何とか勝利しました。
なお、謎の塔ではかぶさの剣入手を頑張っていたら、みるみるレベルが上がっていき、前述の通りついにレベル90に到達してしまいました。ここまで行けばさすがに裏ボスも余裕だろうと思っていましたが、それでもマガシドーの第2形態は戦法を誤ると窮地に立たされますね。
戦いを終えたらエンディングに入り、世界を巡ります。闇の意思との戦いのことを知っている竜王のひ孫との会話は、真エンディング用に新しくなっています。ドワーフの洞窟は特に変化ない様子でした。同じく事情を知っているのはルビス様ですが、もしかしたらルビスのほこらに行けば何かあったのかな。


他は概ね通常エンディングと変わりないと思います。スタッフロールとか少し通常エンディングと違っていたような気もしますが、細かいところは分かりません。真エンディングの本格的な追加部分は、スタッフロールが流れ終わった後から始まります。祝宴から抜け出して休憩する王子王女たちの姿は、1のエンディングを彷彿とさせます。その後ローレシア王位をすぐに継がなくても良い話になり、その最中突如現れたラーミアの背中に乗って、4人で遥か天空へ飛び立ちます、そして空をも越えて辿り着いたのはもうひとつの大地、プレイヤーには見覚えのある旅立ちの地が見えてきました。そう、アリアハンです。


アリアハンでは町の中と城内を自由に歩き回ることができます。これは嬉しいですね。ルイーダの酒場では、18代目ルイーダさんに出会えて、3の時代から流れた歳月を推測できます。そして町の道具屋や武器屋では貴重なアイテムを売っていますので、必要なら買っておきましょう。あとでルーラで来られるだろうからいいやと思ってお安めの命の石しか買わなかったのですが、真クリア後のデータでセーブしても、アリアハンはルーラの移動先には登録されません。なので毎回真エンディングを見る必要があります。



その後アリアハン王に会うとイベントが進み、勇者の生家へ向かうことになります。そこで待っていたのは……。――おかえりなさい、わたしのかわいい勇者さま――数百年のときを越えた勇者の帰還となりました。



ドラゴンクエスト1、2、そして3の物語が完結となって、「Fin」の文字が出ます。通常エンディングで「Fin」の文字が出ないのは気になっていたんですよねえ。
あそこで待っていた女性は誰なのか議論が活発ですが、あの台詞が聞けただけで3の物語の心残りが救われた心地になります。もっとはっきりと描くことも出来たでしょうが、こうして議論が巻き起こっていること自体、我々は堀井先生の術中にいるのだと思います。







