2023年08月29日、近所の公園で土星を観望してきました。木星、火星、金星と、天体望遠鏡でいろいろ惑星を見てきましたが、土星はまだ機会に恵まれていませんでした。秋が近づいてきて土星が観望しやすい季節になってきたので、チャレンジです。且つ土星が数日前に衝を迎えて、かなり明るくなっていることも観望の動機です。
今回は先日購入したSLV9mmを使って眼視で観望します。ファインダーで中央付近に導入すれば、SLV9mmでも概ね視野内に見えます。やはり見やすくていいですね。角度の問題か、時折上手く見えなくなることがあるので、コツを得たいです。接眼レンズの中に見える土星の姿は、アクセサリーのようにとても小さい姿ですが、それでも環のある姿を光学的にリアルタイムで見られるというのは、感動があります。
最初カメラを繋ぐと上手く映りませんでしたが、拡大撮影アダプターの長さが足りず、カメラが真っすぐ接続できていなかったことが原因でした。ハイアイポイントであることのデメリットですね。一方でNPL6mmだと逆に拡大撮影アダプターが最小構成でいけそうなことに気づきました。その後何故だかファインダーの時点で上手く導入できなくなってしまったので、土星観望は終了しました。
その後は月を撮影します。もうすぐ満月なので明るいです。本当は月を丸ごと収めたかったのですが、NPL20mmでも大きすぎて微妙に端っこが溢れてしまいます。SLV9mmで上の方を切り取れば、まるで月の上空を飛行しているような写真になるので、これはこれで面白いです。ただ気流の影響か、ちょっとぼやけてしまうのは残念です。
天体望遠鏡一式を持って遠出することが難しいので、近所の公園での観望となります。その場合の撮影対象は街中でも見える明るい惑星になりますが、ならばCMOSカメラを買ってしまってもいいのかなあ、とぼんやり考えています。