ペルセウス座流星群2023

三大流星群であるペルセウス座流星群の季節がやって来ましたが、台風7号の接近により空模様が安定しません。そんな中、2023年08月11日と12日の夜は何とか見れそうだったので、近所の公園にカメラを持って繰り出しました。本来は城ヶ島公園などの暗い場所で撮影に臨みたいところですが、この不安定な天気でリスクを取る気にはなれませんでした。

機材は、E-M5 markiiiに25mm F1.8レンズを装着しました。赤道儀は使わず、日周運動の光跡はそのまま残します。街中で明るいので、ISO1600およびF1.8設定で露光時間は2秒にして、それらをライブコンポジットで比較明合成します。一瞬の光を捉えるべく、光への感度をできる限り高めました。一方で2秒毎の切り替わりのタイミングでどれくらい撮影時間のロスが発生するのか、気になります。

11日の夜は思ったより雲が多く、早めに切り上げました。雲の隙間が多くても雲は流れており、長時間露光だと次第に被ってきてしまうので、流星群の撮影にはつらいです。12日の夜は前日より雲は少なめでしたが、次第に雲が増えてきて、1時間くらいの撮影で切り上げました。

両日とも肉眼ではまったく観測できませんでしたが、撮影した写真を確認すると、12日の方は5個ほど流星の姿を捉えていました。雲を回避することを優先して、あまり方角を正確に固定していなかったので、放射点からペルセウス座流星群か否かを推定するのは、難しいです。散在流星や他の流星群のものが混じっているかもしれません。

全体的に流星の光が淡くて分かりにくいですが、各写真の中央あたりに、星の日周運動とは異なる方角に伸びている線が流星です。一部の写真は、日周運動とかなり近い傾きとなっています。

一応普段より活発に流星群が見える時期ではありますが、街中で極大日ではないこともあり、フィーバー感はありませんが、カメラの目を通しての鑑賞はできたので良かったです。極大日前後の空模様は、天気予報通り駄目そうですね。

捉えたいのは流星なので、他の星の日周運動は気にしなくていいかな、と思っていましたが、流星の光跡が埋もれがちになるので、赤道儀は使った方が良かったな、と思いました。

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