2021年12月13日、三大流星群のひとつであるふたご座流星群を観察してきました。遠征はせずに、22時すぎから近所の公園で頑張ります。まずはポラリエUの極軸合わせを済ませて、カメラのセッティング。流星自体は全天で観察できますが、今回は放射点を狙います。そして昨年に流星群撮影のために買ったものの、利用機会のなかったレンズヒーターを初使用。
撮影はコンポジット撮影で実施しました。光害で白飛びしない程度のISO-1600の露光時間5秒で、極軸合わせの誤差が目立たない3分以内で合成します。2時間くらい粘っていましたが、何個か肉眼で明るい流星を確認できました。しかしマイクロフォーサーズの12mmは天に対して狭すぎて、それらをフレームに収めることはできませんでした。
以下がはっきり確認できた眼視記録です。北東方面が多いのは、そちらを眺めていることが多かったからだと思います。
- 2021/12/13 23:38 北東中度
- 2021/12/13 23:50 北東低度
- 2021/12/14 00:13 東中度
- 2021/12/14 00:29 北東中度
モニタではっきりと流星は確認できていないので、手応えは微妙な感じのまま、1時手前に撤収しました。防寒していましたが、体の芯まで冷えた感じ。
撮影した画像を隅々まで確認したところ、数個ですが細い流星の筋が映っていることを確認できました。コンポジット後の画像同士を2枚重ねて比較明合成した写真が冒頭の写真となります。放射点を狙っていたので、2個の筋を辿るとおおよそ中央で交わる配置となっています。
流星は非常に細くて分かりにくいですが、左中央と中央下付近です。右上の明るいのは木の枝で、下の3つの丸いものは街灯のゴーストです。街中でもカメラの目を通せば、これだけの星が見えることに、感動しました。