2022年03月11日、夢の島公園で星空を観察してきました。普段城ヶ島公園で天体観測をしていますが、そこそこ遠いので、もう少し近場を探したところ、夢の島公園の名前が挙がっていたので、どのくらい見えるのか試しに出かけてみました。20時40分ごろ、最寄り駅である新木場に到着です。
結果としては、薄雲が広がっていて、よく分かりませんでした。ただ公園内は街灯が多くて結構明るいですし、空も雲がそれなりに視認できるので、地面からの光もそれなりに多いのだと思います。うちの近所の公園とそれほど差がないような気もします。
というわけで、ポラリエUなどフル装備で臨んだのですが、三脚とカメラだけで撮影しました。レンズは”ED 12-100mm”1本です。長時間露光しても雲で白飛びしてしまうので、4秒などの短い時間で撮影しています。薄雲の下でも、ベテルギウス、シリウス、プロキオンによる冬の大三角を何とか眼視できました。さすが全て1等星以上です。オリオン座の全体は、帰宅後に画像編集して浮かび上がらせました。上の写真の三ッ星は見づらいですが、はっきり見えるレベルまで補正するとけばけばしくなるので、抑えています。
そして薄雲でも月はよく見えるので、撮影してみました。徐々に新月へ向かう下弦の月です。100mmでも影との境目のクレーターは、かろうじて認識できますね。
その後21時40分ごろで粘りましたが、雲がどんどん流れ込んでくるので、引き上げました。天気はSCWの予測を見て、雲の谷間を狙ったのですが、前後の時間の予測からの補間を見誤って、雲の被る時間を選んでしまいました。もう1時間早く着いていれば、雲のない夜空を見られたようです。
ところで、せっかく夢の島公園に出かけたので、マリーナの写真を撮ってみました。手持ちの長時間露光で、悪魔のレンズの手ブレ補正力を体感しました。拡大するとシャープには映っていませんが、それでもパッと見は手ブレを感じさせません。