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魔女見習いをさがして

2020年11月25日、チネチッタにて「魔女見習いをさがして」を鑑賞してきました。おジャ魔女どれみ20周年記念作品として制作された映画ですが、どれみたちを主人公とした作品ではなく、かつてどれみを見ていた3人の女性が主人公となる物語です。なかなか斬新な切り口だと思いました。

自分のおジャ魔女どれみの視聴歴は、はっきりとしないのですが、ドッカ~ン!は全編通して見ていました。ハナちゃん推しです。それ以前のシリーズは、ニチアサということもあり、チラチラと見てはいたようです。というわけで、ずぶずぶの大ファンというよりは、20年前に放送していた懐かしい作品というのが、自分のどれみに対する見方ですね。なので、今回の映画のような斬新な切り口や、女優やアイドルが声を当てていることに、一切の違和感なく見れたのかもしれません。自分は見終えた後手放しで大絶賛だったので、後で調べて批判的な感想があることに驚いたくらいです。

オリジナル制作スタッフが集結して制作しているので、作画や演出などを通して、どれみたちがメインではないけれど確かにどれみを見ている心地になります。これは不思議な感覚で面白かったです。

ストーリーは現実に寄り添ったわりと重たい内容を扱っている部分もありますが、ギャグもたっぷり散りばめられており、重くなりすぎないように絶妙なバランスが取られていました。シリアスとギャグの緩急の付け方がいいですね。

3人の主人公も三者三様の持ち味があって、それぞれに惹かれるものがあります。時にぶつかり、お互いに支え合っていく流れは、見ていて気持ちいいです。とても上手く一言では言い表せないのですが、ミレさんは外向きの力、ソラさんは内面を見る力、レイカさんは運命の力、のようなものを感じます。ミレさんと空さんの外・内はまあ分かりやすいと思いますが、レイカさんは家族の境遇、そして絵の才能と、どちらも天から与えられた、課せられた、そんなふうに感じました。後半に出てくる大西くんも、良いエッセンスになりました。

3人の中では、レイカさんが一番好きかなあ。小動物的な感じがかわいらしいです。レイカさんの広島弁は癖になりますね。背負っているものは一番大きいのですが。

ちなみに「どれみ」にちなんで、ミレさん、ソラさん、となっているのに、レイカさんなんですね。さすがに”ドファシ”で名前を作るのは無理があると思いますが、なぜ”レイカ”になったのかは、気になりました。

そして作品中では、どれみに所縁のある各地を旅行するシーンがあります。自分は旅行好きなので、テンションが上がりました。数日前に出かけた京都の渡月橋が出たときは、一昨日いたところだ、となりました。

それから本作品では、OPとED手前で、おジャ魔女カーニバルが流れます。OPでは郷愁を誘うような静かな曲調で、EDの方では原曲寄せの賑やかな曲調になっています。本作品では数少ない純粋などれみ要素になります。久しぶりに聴きましたが、名曲ですね~!

最後にどなたかが書いていた内容の受け売りですが、映画タイトルの「魔女見習いをさがして」は、我々がこの映画を通して、自分の記憶のなかから「魔女見習い」たちを探すという意味も込められているのでしょうね。