ケニア旅行~6日目と最終日

6日目、いよいよケニア最終日となりました。朝食ビュッフェをいただき、テーブルサーブしてくれたウェイトレスさんと記念撮影したら、チェックアウト。ロッジのゲートの門番さんとの挨拶も今日が最後になります。

車は、家畜を飼っているエリアや小さな町エリアを抜け、走っていきます。最初、国立保護区のはずなのに何故と不思議でしたが、マラシンバロッジは保護区の端にあるので、知らないうちに保護区外へ出ていたのだと思います。

しばらくして、見覚えのある道に出ました。ここからナイロビまで数時間のドライブが始まります。途中、どうしてもトイレが我慢できなくなり、立ち小便。朝って水を控えて事前にトイレに行っても、どうしても排尿しちゃう気がします。体のメカニズムですかね。

ちなみにロッジから家に帰るスタッフが同乗していたのですが、ちょうどここで降りて行きました。道から遠く離れたところに、ぽつんと一軒家があります。日本では、平野で未開の地はないので、新鮮な光景でした。

オフロードが終わって舗装道路に出ました。途中で施設に立ち寄って何やら手続き。特に訊きませんでしたが、国立保護区の退場手続きなのだと思います。

それから、休憩を兼ねたお土産屋さん立ち寄り。だいたいどこも似たような品揃えなので、1軒目で買ったもの以外から、見繕います。例によって定価はなく、交渉制です。面倒なのが、こちらから値段を提示しなくてはいけない点ですかね。商品の価値を見て、これなら出しても良いという金額を最初に提示してはいけません。こちらが提示した金額と相手の提示した金額の中間付近に落ち着くからです。それより低い価格に落とし込むのは、結構労力を使います。とは言え、最初に提示する価格をあまりに低くすると、それはそれで失礼になるし、実際相手を怒らせることもあるらしいので、とにかく面倒なのです。

再びナイロビに向けて、長い旅路が始まります。ナロック以前はあまり沿道の露店は見かけません。ナロック以降になると、結構露店を見かけます。売れるのかなあ、と不思議でしたが、これだけ軒を連ねているのだから、それなりに商売にはなるのかなあ、と思います。それから、大草原に建つパラボラアンテナを眺めたり、長大な坂道を走ったりしつつ、だんだんうつらうつらしてきます。ただ車に乗っているだけなのに、不思議と疲れますね。

ナイロビ市内に入ったら、カーボニアレストランに行って、昼食をいただきます。セキュリティゲートを抜けて車を降り、テーブルへと案内されました。サラダやソースは予めテーブルに置かれていて、肉はテーブルを回ってくるウェイターから切り分けてもらいます。ビーフやポーク、チキンといったメジャーどころから、ダチョウやワニ、ウサギなどの肉をいただきます。とにかくどんどんサーブしてくれるので、すぐにお腹いっぱいになってしまいますね。種類は覚えていませんが、この日サーブされていた全ての種類を食べたと思います。あと、DAWAというドリンクをいただきました。サービスかと思ったら、別料金でしたが。肉に合う酸味の効いた柑橘系のお味でした。足元にはおこぼれ狙いの野良猫が来て、かわいかったです。完全にツーリスト向けのレストランなので、音楽も演奏されていたりで、楽しい空間でした。近くのテーブルには日本人旅行客もいました。

昼食を終えたら、あとは空港に向かうだけです。途中、ナイロビ国立公園が近くにあり、ゾウ以外の動物はそろっているので、時間のない人は、ここでサファリを済ませるそうです。さて、空港に近づくとゲートがあるので、一旦車を降りて脇にある建物を通る必要があります。ここでは取り立てて検査されることもなく、素通りでした。これまで色々な国を旅してきましたが、このスタイルは初めてです。

ターミナル前に着いたら、ガイドとお別れ。本日までのチップをまとめて手渡します。かなり満足でしたので、それなりの金額を渡しました。

さて、ターミナル外の係員にその便はまだ早いとか言われますが、他に行くところもないので、ターミナルビルの中へ進みます。ビルに入る際には荷物チェックがあります。それからトイレに行ったら、清掃員から陽気にケニアはどうだった、と話しかけられたりしました。

カウンターでチェックインを済ませたら、パスポートコントロールへ向かいます。出国カードはなく、右手の4本指のスキャンのみ実施されました。そしてそのまま搭乗口付近へ向かいます。ところで、制限エリアへ入るに際してペットボトルを空にしたのですが、何とどこでも没収されることなく、搭乗口まで来られてしまいました。マジかー、と驚いていましたが、確かここから飛行機に搭乗するまでの途中で、再度の荷物検査がありました。

待合室は、日本の地方空港みたいな感じで、あまり見て回るところはありません。離れたところにいる大音量スピーカーおじさんを気にしつつ、出発の時間を待ちます。

そして時間がきたので、いよいよナイロビを出発です。ここまで来たら後は気楽ですね。機内食をいただき、ドーハを目指します。およそ6時間のフライトでした。

ドーハに着いた頃にはすっかり夜の帳が下りていました。トランジットエリアに行き、あの黄色いくまのぬいぐるみと再会です。成田行きの便は深夜なので、それまで待ちます。もう気楽な気分なので、何かお土産でも買おうかな、と思いつつ、面倒くさくて結局買わずじまいでした。

しばらくして、出発時刻になりましたので、成田行きの便に搭乗します。二度の機内食を楽しみつつ、今回の旅を振り返ったりしていました。機内ではフライトマップを見るのが好きなのですが、中東のエアラインらしく、常にメッカの方向が示されているのは、面白かったです。

11時間程度のフライトを終えて、成田空港に着いた時には、再び夜になっていました。こうして今回の旅は、終了です。

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