2日目の朝。朝食はビュッフェ形式です。大きな観光向けのホテルなので、メニューはたくさん。朝からがっつりといただきました。
さて、今回ホテルは1泊ごとに異なるので、チェックアウトを済ませて、次のホテルに向かいます。2泊目は花びしホテルさんにお世話になります。当然時間が早いので、チェックインを済ませて、荷物だけ預かってもらいます。身軽になったところで、観光に出発。ちなみに、この日は結構移動する予定なので、市電の一日乗車券を買いました。
最初に向かった先は、五稜郭。市電で五稜郭公園前駅まで行き、そこから歩いていきます。すると、五稜郭跡の石碑が見えてきました。橋を渡って、中へ入ります。藤棚の通りを抜けていくと、中央の広場に函館奉行所が現れました。さっそくチケットを買って、内部を見学。廊下を伝い、さまざまな部屋を見て回ります。壱の間の違い棚や床の間は見事でしたね。こうした部屋に住んでみたいです。
部屋の再現エリアを抜けると、展示物のゾーンになります。調度品の展示や、五稜郭にまつわる歴史のパネル展示などがあります。箱館開港からの建造の流れから、箱館戦争に至るまで、詳細な内容は、興味深かったです。歴史をそれぞれの土地を中心とした視点で眺めると、新鮮に見えて、楽しいです。
その後は、奉行所の復元に関する映像展示。今訪れている函館奉行所は、わりと最近に復元が完了したものです。復元は当時と同じものとなるように、多くの労力が掛けられています。建築に関する諸々の技法は、興味深かったです。というわけで、建物はかなりきれいです。10年くらい経って風合いが出てきた頃に、また見てみたいですね。
奉行所の見学を終えたら、奉行所前にあるお休み処いたくらにて、サクラソフトをいただきます。そして一服終えたら、土塁の上を歩きます。堀を横に眺めながら、てくてく回ります。ぐるりと一周しようかと思ったのですが、道が途切れ途切れで、土塁から下りなきゃいけない作りになっていました。
その後は、五稜郭の外側を歩いてみます。西側から回りましたが、しばらく五稜郭から少し離れて街中を歩きます。図書館を通り過ぎたあたりで、五稜郭の外周へ。のんびりと緑のなかを歩きます。体調が微妙で、途中のベンチで少し休憩したり。堀には貸ボートがありましたが、堀って結構広いから、一周しようとすると、エライ目に合いそうです。乗り場からかなり進んだ位置に一艘いましたが、あのスピードだと乗り場に戻るのも大変そうだなあ、と思いました。
それから、近くにある五稜郭タワーへ。上に登る前に、土方歳三の銅像を見たり、売店で大沼ビールのアルトをいただいたりしました。コクがあっておいしいです。昼からビール、最高!そして、エレベータに乗って展望台へ。このエレベータ、移動中に暗転して、壁に絵が浮かんできます。意外な演出だったので、面白かったです。
そして展望台に到着。さっそく五稜郭を見下ろします。見事な星型!手元に置かれた模型とうりふたつです。五稜郭は上から眺めるのは必須ですね。その図形的な美しさに、心躍ります。その後は、パネル展示と眺望を楽しみつつ、展望台フロアをぐるりと回りました。
さて、そろそろお昼時なので、函館麺厨房あじさい本店へ。行列が出来ていましたが、店内は広いので、わりと回転は良いです。10分くらい待って入店しました。朝ごはんを思いきり食べたためか、お腹はそこそこだったので、普通サイズの味彩塩拉麺をいただきました。さっぱりとした丁寧な塩味で、おいしかったです。
このあとは、しばらくノープラン。美術館前のベンチでぼけ~っとしたあと、とりあえず五稜郭公園駅前に移動。丸井今井函館店の1階にあった喫茶店にて、一服します。コーヒーとジェラートんまんま。
しばらく街中を歩いて、総合レジャー施設であるパボッツ函館店にて、ボウリングをすることになりました。こういう観光名所を巡らない旅先の楽しみ方も、たまには面白いですね。何だか贅沢に時間を使っている心地になります。
それから魚まさにて、夕食。海鮮ものを中心に、さまざまな料理に舌鼓を打ちます。予約したのが早い時間だったことが功を奏し、数量限定の活きイカを食べることができました。きゅうっと身が締まっていて、でも適度に柔らかい、新鮮さが良かったです。お酒は、函館のお隣北斗市の地酒、陣屋桜です。ちょっぴり辛口だけど、すぅっと入っていく感じで、刺身によく合います。締めで頼んだ古代米のおにぎりは、見た目のインパクト抜群でした。
お腹を満たしたところで、函館山へ。今日は雲がかかっていません。やった!ロープウェイに乗って、函館の夜景を見ながら上に登っていきます。数分で展望台のビルに到着しました。すると、そこはものすごい人の数。そしてデッキに上に出ると、さらにたくさんの人の数。
何とか柵前を確保して、函館山からの夜景を、カメラに収めました。さすが、日本三大夜景と言われるだけあって、美しいです。両側を海に囲われているので、漆黒の闇に函館の夜景が浮かび上がるところが、良いですね。光の雰囲気も、キラキラ煌びやかというよりふんわり優しい感じでした。
ホテルに戻ったあとは、さっそく温泉へ。露天風呂に複数の湯船があるので、のんびりと入ることができます。露天風呂に浸かっていると、旅してるな~という気分になって良いです。
0時くらいに就寝。