久しぶりの海外ダイビングです。真冬にダイビングということをしたかったので、常夏の南の島へ。近場で、以前から少し気になっていたセブへ行くことにしました。STWのダイブナビで調べて、申込み完了です。
成田空港から、セブパシフィック航空にて、セブ・マクタン空港まで直行便で移動します。5時間近くのフライトですが、機内食はなく、シートモニタもありません。シートピッチも狭いので、iPodで音楽を聴いたり、寝たりして、過ごしました。
空港に着いて入国審査を済ませたら、ターミナルの外へ出て、係員を探します。クリスマスが近いので、クリスマスツリーが飾られていました。肝心の係員はなかなか見つからずに、うろうろ歩き回ります。しびれを切らして、電話を掛けようかと思っていたら、無事会えました。
ミニバスに乗ってホテルまで移動します。車内は冷房がガンガン効いていて、涼しすぎるくらいです。同乗者は一人旅の女性がひとり。翌日からのダイビングも同じだったけれど、ほぼ話した記憶がありません。自身もあまり会話上手ではありませんし、何となく話しかけづらい雰囲気。
たくさんの車でゴチャゴチャした街の中を進んでいきます。ちょうど日が暮れ始める夕方なので、とにかく大混雑。30分くらいで着くと聞いていましたが、2時間くらい掛かりました。道路は、インドほどではないけれど、なかなかカオスな通行です。合流地点などの要所には、交通整理要員がいました。
街中はとにかく賑やかで、勝手が分かっていれば楽しめそうでした。台湾や香港とも違う、ベトナムとかと近い東南アジアの雰囲気ですね。そうした賑やかなエリアを抜けると、簡素な露店や住居が建ち並ぶ道に入ります。思い切り生活感溢れる感じで、正直ここを知識なしで歩くのは、ちょっと怖いです。道端の露店の雰囲気は、カンボジアで見たのと似ていますね。ただカンボジアでは外側がジャングルだったのに対して、こちらでは建屋の塀とかになっています。
そうこうして、ようやく今回宿泊するホテルである、パシフィックセブリゾートに着きました。最初は夕焼けが見られたらいいなあ、などと思っていましたが、着いた頃にはすっかり真っ暗でした。ロビーでウェルカムドリンクを飲んで、チェックインの手続きや両替を済ませて、明日のダイビングの説明を受けます。わりと説明が粗いです。
一通り必要なことを済ませたので、ダイビング関係の書類を受け取って、宿泊する部屋へ移動しました。変な出発時間帯でもないのに、やけに疲れていたので、とっとと眠りたいです。部屋は、広さは十分だけど、シンプルな感じ。ドアには微妙に隙間があるので、小さい虫は普通に入って来ます。洗面所の網戸の外側には、ヤモリが貼りついていました。別の日には部屋の天井にもいました。
旅行検討時に、パシフィックセブリゾートの評価が両極端だったので、不安でしたが、何となく理由がわかりました。絵に描いたようなリゾートホテルを想像してくると、幻滅すると思います。ダイビングなどの主目的に対して、滞在する場所だと思えば、そこそこリゾート感もありますし、十分に感じると思います。
そんなことを思いつつ、ベッドへ入ります。しかし冷房が効きすぎて、布団を被っていても、頭が寒すぎます。下手すりゃ風邪を引きそうなので、冷房を弱めたかったのですが、操作方法が分からなかったので、プラグを抜いて停めました。こうしてセブの初日の夜は、更けていきました。