春の沖縄旅行2019~3日目、最終日

3日目、7時ごろ起床。この日はホエールウォッチングですが、午前の遅い方の便にしたので、朝は多少ゆっくりと過ごします。朝食をいただき、カメラの準備をします。

9時10分、送迎車に乗って、ショップへ向かいます。ホエールウォッチングも昨日と同じシーサーさん系列です。ショップで受付を済ませたら、港へ行き、乗船。ライフジャケットを装着して、ホエールウォッチングに関する説明を聞きます。

クジラのいるポイントまでおよそ20分ほど船で移動します。この日は曇り空で、風が吹くと結構冷えます。上に1枚羽織ってきて正解でした。

ホエールウォッチングには色々とルールがあります。ホエールウォッチングの時間は、開始してから1時間、先に着ている船が優先的に近くへ行ける、などです。我々の船は遅い出発なので、最初は離れた位置から観察します。

 

今回は2匹のザトウクジラが泳いでおり、おそらくカップルだろうとのこと。数分間海面近くを泳いだ後、深く潜行して、再び浮上してくる、と言うサイクルを、およそ10分くらいで繰り返します。遠くからでもブロウ(潮吹き)や、プルークアップ/ダウンの様子は、よく見えます。

クジラが深く潜行している間はちょっと暇になってしまうのですが、近くに那覇空港や嘉手納基地があるので、空を見上げると航空機や戦闘機が時々飛んでおり、楽しむことができます。

ザトウクジラが見せてくれるパフォーマンスは幾つかあるのですが、一番有名であり、見たかったのが、クジラの大ジャンプであるブリーチングです。こちらは10回に一度見られる程度の確率だそうで、残念ながら今回は見られませんでした。今回見られたややレアなパフォーマンスは、テイルスラップです。尾びれで思いきり海面を叩くアクションですが、ものすごい水しぶきと音が上がります。これは1回だけ見ることができました。

  

最後、我々の船だけになったので、クジラを独占です。だいぶ近くに寄って見られます。ペンダクルアーチの様子もバッチリ。遠くから見ていた時はあまり大きさを実感できませんでしたが、いざ近くで見ると、その大きさに圧倒されます。こんな大きな生き物がいるのかと。クジラが潜行した跡にできるホエールリングも面白いですね。そこだけ見事に波がなくなります。

ただ、せっかく最接近したのですが、タイミング悪く大雨に降られてしまい、レインコートを着たりで、船上がバタバタしてしまいました。最初のポジションでしたら、もう少し良い写真を狙えたかもしれません。

今回は300mmの望遠レンズを持って撮影に臨んだのですが、揺れる船上ではフレームに収めること自体大変でした。加えてピントもなかなか合いません。オートフォーカス止めてマニュアルフォーカスにしましたが、上手く合わせられなかったようで、ピンボケ気味になってしまいました。動画で撮るのが一番確実かもしれません。船がクジラに最接近してくれた時は、むしろ望遠レンズだと、画角に収まりきりません。

ちなみにドルフィンスイムはあるのにホエールスイムを殆ど見かけない理由は、クジラが巨大すぎて近づくと危険だから、とのことでした。後は、複数のショップでホエールウォッチングをしているため、特定のショップだけスイムをすることができないと言う理由もあります。泳いでいる人たちがいると、近辺を船が自由に航行できないからです。この辺の話は、昨日のダイビングの時に聴きました。

ホエールウォッチングを終えて、帰港した後は、送迎車でホテルまで送ってもらいます。少し休憩したら、外へお出かけ。

怪しい空模様でしたが、ついに小雨がぱらつき始めました。まずは、旭橋駅のそばで、ゆいレールをウォッチングします。到着日に那覇空港駅で見た、リトルツインスターズのラッピング車両を見たいからです。長時間の待ちも覚悟していましたが、運よく数分間の待ちで遭遇することができました。

その後は麺やKEIJIROにて、全部乗せまぜ麺をいただきます。まぜ麺とは、こちらで言う油そばですね。麺に濃厚ダレをたっぷり絡めてすすります。沖縄で麺というと、沖縄そばになりがちなので、たまにラーメンを食べてみるのも良いですね。

店の外へ出ると、雨足が強くなってきています。雨に濡れることをあまり気にしない自分でさえ、さすがに無理なレベルで降ってきたので、ゆいレール高架の下で雨宿り。既に今回の旅行の主目的は終えているので、時間に追われることもありません。

博物館などどこか屋内の観光スポットに行こうかと思いましたが、徒歩圏内で濡れずにいけそうな場所はなさそうです。結局、次に予定していた観光スポットへ、とりあえず移動してみることにしました。

 

旭橋駅からゆいレールに乗って、奥武山公園駅で下車。すると、良い感じに雨足が弱まってきたので、漫湖公園に向かいます。公園に入ってしばらく歩くと、大きなクジラの遊戯設備が見えてきます。

  

ここは干潟のあるエリアで、様々な野鳥や干潟の生き物を見ることができます。イソシギ、ヤマガラ、コサギ、イソヒヨドリなどを観察しました。

しかし、干潟を間近で見られるのは、漫湖水鳥・湿地センターから入ることができる木道だけのようです。そして漫湖水鳥・湿地センターは月曜休館……。他の場所でも水辺には行けますが、干潟は広がっていません。もしかしたら潮が引けば出てきたのかもしれませんが。

 

続いて向かった先は、駅を挟んで反対側にある奥武山公園。こちらにあったボルダリング施設に興味があったのですが、今回はシューズを持ってきていません。公園内には複数の神社もありますが、沖宮と世持神社に参拝しました。沖宮は天燈山の上にあるので、少し高いところから景色を望むことができました。また園内には、本土より一足早くツツジなどが咲いており、きれいです。途中雨足が強くなったので、小さな東屋で雨宿り。

 

参拝も終えたので、次の場所へ向かいます。ゆいレールに乗って県庁前駅で降りて、リウボウ内にある那覇市歴史博物館へ入館しました。特別展では、紅型衣裳や三線、陶磁器が展示されています。三線って三味線と比べて随分と小さいのですね。ギターとウクレレのような関係に見えました。そして展示品に国宝級のものが多くて、驚きました。企画展では、金武家の歴史や業績、調度品などが展示されていました。常設展では、那覇市の歴史が展示されています。戦前は電車が走っていたのですね。

  

夕食は、リウボウのレストランフロアにあった、毬でいただきました。レストランフロアという立地からの予想に反して、ディープなお店でした。お店の人やお客さんとこれだけ喋ったのは、10年以上前の佐賀の居酒屋以来かもしれません。お酒は泡盛飲み比べセットで、瑞泉(43℃)、沖之光(35℃)、玉の露(30℃)をセレクトしました。瑞泉は度数が高いこともあって、ツーンと鼻にきますね。泡盛飲んでるって感じです。沖之光と玉の露は、それぞれ飲みやすいのですが、味は結構違いますね。上手く表現できないのですが、玉の露は少しお茶っぽい感じで、沖之光はそれよりまろやかな感じでした。通常飲み比べセットって種類を楽しめる分、量に対しては割高であることが多いですが、こちらは量もしっかりあって、このセットだけで満足でした。チェイサーの水がものすごい勢いでなくなります。さらに同席したお客さんから奢っていただき、赤ワインを少々。こういう時、自分はお酒を飲める体質で良かったなあ、と思います。注文した料理は、らふてぃーと、〆のそうめんチャンプルー。

21時すぎにホテルへ戻り、水分補給。そこそこお酒を飲んだので、喉が渇いて起きないように。さすがにシャワーを浴びる気力はなくて、そのまま就寝しました。

最終日、7時すぎに起床。意外とお酒は残っていません。この日は帰るだけなので、シャワーを浴びて、テレビを見てから、朝食へ。荷支度を終えたら、10時30分すぎにホテルをチェックアウトしました。

 

那覇空港に着いたら、ダイビングバッグをチェックイン。お土産には、お菓子御殿の紅いもタルト6個入りを買いました。保安検査も優先レーンを通ろうかと思ったのですが、那覇空港の優先レーンはダイヤモンド会員以上向けしかないのですね。制限エリアへ入った後は、サクララウンジにて、オリオンビールと柿の種を摘みながら、出発まで寛ぎます。ラウンジ内は外から持ち込んだものの飲食は禁止のはずですが、ルールを破って色々食べている人たちがいて、みっともないですね。

  

12時40分、離陸します。復路はクラスJの窓側の席なので、ゆったりと外の景色を楽しみます。太平洋上空を飛行中、雲の様子が色々と変わって、面白かったです。関東に近づいたあたりで見えた、雪原のような雲海は、きれいでしたね。

羽田空港に着いたら、CuRRy Smileにて、三元豚のカツカレー大盛をいただきました。さすがに沖縄で昼食をとるには、少々時間が早かったので。

こうして今回の沖縄旅行は終了です。

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