2010年09月23日~24日にかけて、和歌山と白浜を旅してきました。
初日、9時30分ごろに羽田空港へ到着。搭乗口は103番なので、バス移動になります。100番台のゲートは、八丈島以来の気がします。
1時間ほどのフライトで、関西国際空港に到着しました。関西国際空港は初めてです。さっそく空港線に乗って日根野駅まで移動します。そこから紀州路快速に乗って和歌山へ向かうはずでしたが、切り離し車両を誤り、1つ手前のりんくうタウン駅へ逆戻り(><)。しばらく電車が来ないので、改札の外へ出てみましたが、新興のベッドタウンのような雰囲気で、特に見るところがありません。
20分ほどしてやってきた電車に乗り、今度は間違えずに乗り換えて、和歌山駅に着きました。駅前から伸びるけやき大通りを歩いて、味中華そばを目指します。やはり和歌山ラーメンは食べておかねば。途中にある築地通りに入ってしばらく進むと、商店街の中に見つけました。昼も少し過ぎて、お腹が空いていたので、中華そばダブルとすじどてを注文しました。もちろん早寿司もいただきました。ラーメンはとんこつしょうゆでストレート細麺。普通に美味しくて満足です。しかし、和歌山界隈のラーメン屋さんは、なぜか木曜休業のところが多かったですね。
それから、てくてくと商店街を歩いて、和歌山城へ行きました。祝日ですが、あまり人がいない雰囲気です。曇り空ということもあって、少し寂しげ。うちは人が少ないほうが好きなので、良い感じなのですけどね。天守閣に行くと、そこそこの人の数。城内では徳川家ゆかりの展示物をいろいろと見学。展示の撮影は禁止なので、天守閣からの眺望写真のみです。
天守閣をあとに向かった先は、紅葉渓庭園。とてもきれいで、景色と水音に心癒されます。紅葉の時期に来れば、さぞかし美しいだろうと思います。庭園を抜けたあとは、御橋廊下へ行きました。入口で履物を袋に入れて、出口でまた履き直します。また元の入口に戻るのかと思っていましたが、抜けられるんですね。
程良い時間になったので、白浜へ向かうため、和歌山駅に戻ります。そして、嫌な予感が的中しました。午前中落雷によるポイント故障の報があったのですが、その影響で特急が30分ほど遅延しているようです。仕方ないので、ホームでDSをプレイしつつ、待機。少し冷えてきたので、荷物として持ってきた上着を羽織ります。
それから、ようやく来た特急に乗り、一路白浜へ。途中海辺を走る区間があるのですが、良い眺めですね。晴れていれば夕日に染まって、さらにきれいだったろうと思います。
すっかり暗くなった頃に、白浜駅に到着しました。バスに乗って、ホテル前まで移動です。さすが観光地だけあって、バスの本数は結構あります。
ホテルに到着後は、少し寛いだのち、夕食。刺し身や天ぷら、小鍋など、旅館らしい夕食を満喫しました。それから部屋に戻って、布団の中でテレビを見ていたら、寝落ちしてしまいました。22時ごろに起きて、温泉へ向かいます。2種類の泉質の異なるお風呂があり、まずは藤の湯から入ります。あまり温度は高くなく、長く浸かっていられます。滑らかな感じのお湯ですね。塩味はほのかにする程度です。続いてつくもとの湯へ。こちらは温度が高くて、よく温まります。味についてもはっきりとした塩味がしますね。入る順番としては、つくもとの湯から藤の湯が良いみたいですが、知らずに逆順で入りました。
お風呂から戻ったあとは、23時ごろに気持ちよく就寝しました。
二日目、7時前に起きて朝風呂へ行きます。これが温泉旅館の醍醐味ですよね。それから朝食へ。ビュッフェ形式で、メニューも豊富。満足です。
旅館をあとに、まず向かった先は、白良浜。真っ白なビーチがきれいです。でも、曇り空なのが少し残念ですね。晴れていれば白さが際立ったと思います。…と思っていたら、ついに雨が降り始めました。ぽつぽつ雨が降る中、浜の近くにあった足湯に入るも、だいぶ温いです。たぶん海水浴客用なのでしょう。
雨はだんだんと強くなっていきます。仕方なく傘を出して、歩くことにしました。南紀白浜道路沿いに向かった先は、崎の湯です。海辺の岩場に湧く温泉です。この日は海が荒れていて、海側の風呂には入れないと言われたのですが、いざ行ってみると規制が解除されたようで、入れました。海側の風呂は温めで、のんびり景色を楽しみつつ、浸かることが出来ます。山側の風呂は結構熱くて、ぽかぽか温まります。お湯はだいぶ塩味がしました。大粒の雨が降る中のお風呂は楽しいです。海側でのんびりしたあとは、山側のお風呂で体を温めて、上がりました。
続いて向かった先は、海中展望塔。もともと行く予定はありませんでしたが、せっかくなので、行ってみました。展望塔に向かう橋の上は、風が強くて大変です。何とか傘を壊さずに到着です。展望塔を潜っていくと、海面下5メートルくらいの景色が広がります。海が荒れているので、透明度は今ひとつでした。あと、入場料は少々高めに感じました。
次は、千畳敷へ。薄茶色をした大岩盤が広がります。海水の浸食によって削られた岩盤は、美しい曲線美を見せてくれます。後ろに広がる大海原も良いですね。海を見るのは好きです。もっと海に近いところまで行ってみたかったですが、雨が降っていて足場が悪く、大きな荷物も抱えていたので、あまり動き回りませんでした。
続いては、三段壁洞窟へ。受付でチケットを買い、エレベーターで最下層へ向かいます。洞窟内から海を眺めるのは面白いです。洞窟の奥のほうにいくと、海から押し寄せる波が、大きな波になってザッパーンと砕けます。結構迫力がありました。ただ、こちらも少し入場料が高いかな、と思いました。
お昼になったので、近くにあるレストレンバーリィへ行きました。地ビールのナギサビールが楽しみです。食事はどれもビールに合いそうで目移りしましたが、紀州産黒あわび茸を使ったボロネーゼを頼みました。ビールは、最初にペールエール、続いてアメリカンウィートです。ん~、昼からビールを飲む贅沢。おいしくて満足です。せっかくなので、お土産に1本買って帰りました。
白浜観光は終えたので、白浜駅に戻るためにバスを待ちます。すると先ほどお土産で購入したビールを入れていた袋の底が破れて、瓶が落下。幸いにも割れずに済みました…
白浜駅に着いたら、特急くろしおに乗って、御坊駅まで行きます。そこから各駅停車に乗り換えて、紀三井寺駅に到着しました。
まずは紀三井寺へ向かいます。結構急な坂道を登って、お寺へ到着。いい感じに疲れました。本堂や多宝塔などを見学し、さらに山の中を登ってみました。山の中は道が悪く、ちょっと大変でした。それから、新しい観音様が見えるプラス100円券を購入していたので、そちらも拝観してきました。金色の千手観音さまです。真新しいツヤに時の重みは感じないのですが、圧倒的な存在感です。吹き抜けになっており、三階に上がれば外にある回廊から、同じ目線で顔を拝めます。撮影禁止なので、写真はありません。
行きは裏口から入りましたが、帰りは正面口から出ます。長い石段を下り、紀三井寺をあとにしました。その後は和歌の浦地区へ向かいます。学校帰りの学生たちが行きかい、この日が平日なんだなあ、と思い返します。旭橋を渡ってしばらく歩くと、あしべ通りが見えてきました。
途中、妹背山があったので、そちらへ寄り道。誰もいない小島を散策します。観海閣から望む和歌の浦の海が、穏やかな気持ちにさせてくれます。日が暮れてきたこともあり、何ともいえない静けさが心に染み入りました。
それから不老橋へ向かいます。最初あしべ橋と勘違いしてました。袂に生えている松との組み合わせが、橋の風格を一層際立たせている気がします。橋の横にある階段状の場所は、下りることが出来るので、そこから不老橋を撮影してみました。
続いては、玉津島神社へ。万葉歌碑や根上がり松を拝見しました。夕暮れのためか、参拝客はおらず、静かな気持ちでお参りすることが出来ました。
このあとは、天満宮なども行ってみようかと思いましたが、少々歩き疲れたので、ここまでとしました。和歌浦口停留所からバスに乗車。バス停の写真を撮ろうと思ったら、すぐにバスが来てしまったので、写真はありません。しばらくバスに揺られて、県庁前停留所にて下車。
向かった先は、銀平三年坂。和歌山のおいしい魚を食べたかったので、こちらのお店にしました。刺身の盛り合わせや鱧の天ぷら、キンキの煮付けに松茸の土瓶蒸しに、舌鼓を打って満足。お酒は羅生門を1ボトルだけ。ホテル泊まりではないので、少し控えめにしておきました。しかし、日本酒には魚が合いますねー。締めはしらす茶漬け。和歌山に来る機会があれば、また来たいお店です。
良い気分になって、向かう先は和歌山市駅。往路はJRだったので、復路は南海電鉄にしてみようと思ったからです。夜の和歌山城公園の周りを歩いていると、ランナーが結構いますね。お堀の周りは走りやすいのでしょうか。
15分ほど歩いて、もうすぐ和歌山市駅というところで、鞄の中が濡れていることに気づきました。ビールの瓶が割れたのかと焦りましたが、水入りペットボトルが破れたようです。どちらにせよ水浸しには変わりないのですが、ただの水だったことが不幸中の幸いです…
その後は和歌山市駅から泉佐野駅まで行き、そこから関西空港駅に行きました。21時20分発の飛行機に乗って、羽田空港へ帰還。そこから東京モノレールに乗って帰途へ着きました。今回の旅はこれで終了です。一泊二日でしたが、色々と回れて、美味しい物も食べられて、良い旅でした。
コメント
こんばんは☆
和歌山レポを拝見させていただきました!
私も数年前に和歌山を訪れましたが、白浜ピンポイントに
絞ったため、和歌山は他にもいろんな目玉があるんだなぁと
思いました。
和歌山ラーメンのためにもう一度和歌山へ行きたいです。
白浜の、旅館での食事の写真を見ると、また旅行に行きたく
なりますね(^^;。
確か白浜駅は温泉街からちょっと離れた場所にあったと
覚えていますので、バスでも旅館まで結構時間がかかったのではと
予想します。
白良浜も崎の湯も懐かしいですが、私が行った真夏とは違って、
人がいなくて寒々しいですね。。
次はどちらへ旅行されるのでしょうか?
では!
>こやまるさん
おはようございます。
和歌山はいろいろ目玉がありますねー。
うちも、那智の大滝や高野山など、他に見たいところはあったのですが、
移動時間が厳しいので、諦めました^-^;)
白浜の温泉街は、おっしゃる通り、駅から徒歩ではつらいです。
でもバスだとさほどかからなかった気がします。
白浜は温泉を楽しみたかったので、海水浴客で賑わう真夏よりは、
少し外した時期を狙いました~
というか、寒々しいのは天候のせいかも…(><)
#次回は、先日米沢で紅葉狩りをしてきました!