ラオス・タイ旅行~3日目と最終日

3日目の朝、4時30分に起きて、5時30分ごろ外へ出ました。真っ暗な中を、サッカリン通り目指して歩きます。ワットセーンあたりまで行くと、一帯が歩行者天国になっており、お供え物を売る露店も出ていました。ただ、こうした露店で買うことは望ましくなく、寺院で注意書きが掲載されていました。

歩道には托鉢に参加する観光客が大勢座っており、周りにも観光客がたくさんいるので、托鉢本来の雰囲気とは違うのだと思いますが、初めて見る分にはいいのかな、と思いました。まだ暗いうちから少しずつ僧侶が出てきて托鉢が始まりますが、光量が少ない中を結構早く歩くので、写真を撮るのは難しいかもしれません。フラッシュを焚くのは禁止されていますが、そこらでピカピカしてました。だんだん空が白んでくると、出てくる僧侶の人数も増えてきます。ちょっとした僧侶渋滞も発生して、歩く速度もゆっくりになるので、写真も撮りやすいです。

本来托鉢は季節に依らず、朝の5時30分から行なうものらしいですが、ルアンパバーンでは観光を考慮して、季節に応じてある程度明るくなる時間帯にずらしているそうです。11月下旬は、6時くらいがピークのようでした。ホテルへ戻る途中に裏通りのほうも歩いてみましたが、こちらは観光客の数も少なくて、また違った雰囲気でした。

6時30分ごろホテルへ戻り、荷作りを済ませます。それから朝食をいただきました。昨日は食べなかったヌードルを選択。トマトなどが入った朝食向けな麺料理でした。ゆで卵はちょっと失敗。茹でが足りなくて、白身が固まっていませんー_ー)。食事を終えたら、9時30分ごろ、ホテルをチェックアウトしました。

 

まず、ワットマイを拝観します。ホテルのすぐそばにあります。拝観料を払って、本堂や境内を見学。本堂の壁の彫刻は見事ですね。下の方に人間の世界が描かれていて、上の方に仏の世界が描かれているようでした。境内には6体の仏像が鎮座しています。日本だと黒っぽい色合いが多いですが、こちらでは黄金色が主流のようですね。ちなみにこちらでもトイレを借りたのですが、普通の水洗だったものの、水がどばーっと漏れ出して水浸し。昨日に引き続き、寺院のトイレは難易度高いです。

拝観を終えたら、お土産に欲しいDAOのコーヒーを売っているお店を探します。しかし、事前に調べておいたお店が見当たりません。仕方ないので、近くにあったお店に入るも見当たらず。とりあえず紅茶があったので、そちらを買うことに。小学校低学年くらいの女の子がテレビを見て笑いながら店番中で、お釣りはお兄ちゃんが持ってきてくれました。

さて、そろそろ空港に向かいます。ウロウロしてたらトゥクトゥクドライバーが声かけてくれたので、50,000キープで運んでもらいました。まさに渡りに船。カンボジアのときはあまり気になりませんでしたが、久しぶりに乗ると、結構揺れるので、そこそこ疲れますね。

空港に着いたら、お土産屋さんを覗いてみます。すると探していたDAOコーヒーがあったので、購入しました。棚の値札は40,000キープでしたが、支払いは50,000キープ。ん?と思いましたが、後で制限エリア内のお店で見たら50,000キープで、他の商品の価格差はなかったので、棚の値札が更新されていなかったのかもしれません。しかし、ここのレジ打ち、機嫌が悪かったのか、ものすごい不愛想でした。

チェックインを済ませたら、出国審査やセキュリティチェックを受けて、搭乗待合室で待機。大して広くもなく、特にすることもないので、椅子に座って待ちます。なお、復路はラオス航空ではなくバンコクエアウェイズ運航でしたので、日本までの航空券が発券されました。そしてバンコクで身軽になりたかったので、身の回りの手荷物以外は、預け手荷物にして、日本まで送ってしまいます。

  

12時20分、ルアンパバーンを発って、バンコクへ向かいます。往路と同じくプロペラ機です。雲海の彼方に高い山が顔を覗かせていますが、高度が上がるにつれて、一面雲海となってしまいました。しかし、タイに近づくにつれて雲が晴れていき、地上がよく見えるようになりました。大きなテーブル状の台地など、日本では見られない地形が新鮮です。およそ2時間のフライトでしたが、軽食ではなく、朝食のような機内食が出ました。

バンコクのスワンプナーム空港に着いたら、さっそく入国審査へ向かいます。到着便のタイミングによっては非常に長時間待たされるらしいですが、今回は10分程度で入国できて拍子抜けでした。

地下へ降りて、ARLに乗って中心部へ向かいます。ARLの券売機は分かりやすく、普通に買うことができます。トランジット観光で時間に制限があるので、サイアムスクエア周辺を中心に楽しむことにしました。王宮エリアも興味があったのですが、空港からの交通の便がいまいちであることと、ルアンパバーンで寺院見学をしたことを鑑みて、今回は外しています。

ラーチャプラーロップ駅で下車したら、南へ歩きます。メトロへ乗り継げば、サイアムスクエアまで行けますが、街歩きを兼ねて歩くことにしました。ルアンパバーンののどかな雰囲気と比べると、ものすごいギャップを感じる大都会ぶりです。またルアンパバーンは比較的標高が高いため、緯度のわりに涼しかったのですが、バンコクは東南アジアらしい蒸し暑さです。天気も良いので、歩いていると軽く汗ばみますね。

途中、プラトゥーナム市場があったので、中へ入ってみましたが、ほとんどのお店のシャッターが下りていて、寂しい雰囲気でした。時間帯が良くなかったのかな。中は細い路が入り組んでおり、下手すると方向感覚を失って迷い込んでしまいそうです。

ベップリー通りの陸橋を渡りさらに南へ進んで行くと、途中から高架の遊歩道が現れました。地上を歩くより楽で良いです。そのまま伊勢丹やセントラルワールドがあるところまで出ました。

建物前の広場には、エラワン廟があったり、クリスマスディスプレイのコーナーがあったりして、華やかです。

  

バンコク名物の渋滞を眺めつつ、そこから西へ真っ直ぐ進んで行くと、サイアムスクエアに着きました。キティさんがいたり、日本のチェーン店も多く見かけます。お洒落なショッピングエリアですね。広場には露店が出ていて、色々軽食を売っています。せっかくなので、肉団子の串焼きを買ってみました。何の肉かよく分かりませんでしたが。少しピリ辛で美味しかったです。

その後は北側へ行き、サイアムセンター内をうろうろ。フードコートであるFood Republicに行き、そこでトムヤムうどん豚カツ乗せをいただきました。まさに日秦フュージョン料理。結構辛かったですが、酸味が食欲を刺激するんですよね。元気が出ました。ちなみに支払いは各店舗ではなく、中央のレジで行なう方式。そこかしこに説明が書いてあったのに、いざ注文するときにすっかり忘れていました。日本のフードコートはこの形式があまりないので、馴染みが薄いです。

  

その後はサイアムパラゴンへ向かいます。日が落ちてきて、手前の噴水と合わせたイルミネーションがきれいです。中へ入ると、入口部分にクリスマスディスプレイがありました。特にお目当てはないので、適当に散策します。エスカレーターが奥へ奥へ続いて登っていく形式が面白いですね。まるで宮殿のなかを進んでいるようです。ショップフロアが終わるとレストランフロアに入り、最上階は映画館などのエンターテインメントフロアになっていました。喉が渇いたので、ミスドのスタンドで水を購入です。

余裕をもって、そろそろ空港に帰ります。セントラルワールド前のクリスマスディスプレイは、夜になってますますきれいになっていました。20時30分ごろには、スワンプナーム空港に着きました。

出国審査では多少並びましたが、それほど時間は掛からずに制限エリアへ入ることができました。制限エリアに入ると、ヒンドゥー教の天地創世神話である乳海攪拌を表現したオブジェが迎えてくれます。スワンプナーム空港は色々楽しめる空港らしいので、もっと散策しても良かったのですが、少々疲れていたので、iPodで音楽を聴いたり、wifiでネットサーフィンをして過ごしました。ちなみに自販機でコーラを買ったら、イタリアに引き続き炭酸が噴き出す悲劇に見舞われました。海外の自販機で炭酸飲料買うの、もう止めます……

0時30分、バンコクを発ちます。この便はちょうど良い席がなくて、事前座席指定を保留していたことを忘れていました。結果、両隣に挟まれた真ん中席になってしまいました。日本へ帰国する便は偏西風の都合で、5時間とフライト時間が短かったのが救いです。映画は「猿の惑星~聖戦記」を見ました。

 

8時すぎ、成田空港に着きました。荷物を引き取ったら、4階にある永坂更科布屋太兵衛に行き、二色天せいろで朝食。その後は展望デッキで飛行機を眺めたりして、今回の旅はお開きです。

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