ロードバイクのブラケットカバーを交換

2019年9月15日、長年の使用により、ブラケットカバーがかなり劣化しているので、交換することにしました。特に右側の劣化がひどくて、持つだけで手が黒く汚れる状態でした。左側は交換しなくても平気そうでしたが、併せて交換します。右ばかり劣化するのは利き手だからかなあ。

ブラケットはST-5600です。わりと古い型なので、2店舗ほど回りましたが店頭には置いていませんでした。バイシクルセオ新松戸店にて取り寄せ注文して、入手です。型番はY6K298100になります。

交換作業は意外と面倒で、まずシフトワイヤーを外す必要があります。終端にあるワイヤーキャップをペンチで引き抜いたら、ギア側のインナーワイヤーを留めているボルトをアーレンキーで緩めて外します。シフトレバーはインナーワイヤーの太鼓が見える状態になるよう、シフトチェンジしておきます。この時点でテンションがなくなっているので、太鼓が飛び出るようにインナーワイヤーを押し出します。太鼓が顔を出したら、それを掴んでインナーワイヤーを引き抜きます。左右太鼓の入っている部分の機構が微妙に異なっていますが、要領は同じです。

次は古いブラケットカバーを外します。劣化が激しい場合は、勝手に破けてくれるので、楽に外せます。そうでない場合は、頑張って力づくで外します。或いはハサミ等で切ってしまっても良いです。自分の場合、右側はすぐに破けましたが、左側は強引に外しました。ゴムは存外丈夫で、簡単には破けません。

続いては新しいブラケットカバーの装着作業です。ここが大変なところ。レバーの方からくぐらせていきますが、レバーからハンドル側へ曲がるところを通過させるのが、とにかく大変です。あらかじめブラケットカバーを引っ張って、ゴムを伸ばしておきます。それから、洗剤を内側に塗って潤滑性を高めると多少滑りが良くなりますが、入れやすくなる分戻りやすくもなるので、悩ましいところです。

最終的に決め手となったのは、タイヤレバーを内側からくぐらせて、てこの原理で強引に引き上げました。結局はゴムの力に勝る力で引き上げるしかないので、こちらの力を効率的に伝えられる方法を取るしかありません。タイヤレバーはプラスティック製なので、ブラケットを傷つけにくい点で安心です。あと、レバーの付け根の隙間はセロハンテープで塞いでおきました。強引に引っ張る際に、この隙間に入ってしまうからです。一旦入ってしまうと、後から修正するのは難しく、最初からやり直すはめになりました。

ブラケットカバーの交換を終えたら、あとはシフトワイヤーを元に戻す作業です。外した時と逆の手順をこなせば良いだけですが、外したときの手順をきちんと覚えていないとハマるかもしれません。自分は左側のインナーワイヤーの太鼓が上手くハマらずに手こずりました。

初めての作業だったこともあり、昼前に始めてから夕方すぎまで掛かってしまいました。ワイヤーを外しての作業は初めてだったので、点検走行したかったのですが、さすがに気力が残っていません。

使った道具はこちら。

  • ペンチ
  • アーレンキー
  • タイヤレバー(てこの原理を活かせれば、何でも良い)
  • セロハンテープ(レバーの隙間を塞げれば、何でも良い)
  • ハンドソープ(ゴムの潤滑性を高めるため)

取り外した古いブラケットカバーはこちら。上側は見てすぐに分かるほど劣化していますが、下側も細かい部分で劣化は進んでいます。

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